デトックス効果が強過ぎてお腹を下し気味・・・からだを温めつつ、消化器官をケアできるブレンドティー。ビタミン爆弾とも呼ばれるローズヒップと免疫力活性、抗ウイルス、抗菌作用のあるエキナセア、血行を促進するジンジャーでしっかり出し切りながら経路をクレンジング。
分量:ティーカップ1杯分(150〜180ml)
ローズヒップ(ドライ) ティースプーン山盛り1杯
エキナセア(ドライ) ティースプーン山盛り1杯
沸騰したての湯 200ml
ショウガ搾り汁 小さじ1杯
ハーブティーの淹れ方
ティーポットにローズヒップとエキナセアを入れ、湯を注いで蓋をして5〜10分蒸らす。寒い季節はタオルなどで保温すると良い。
茶漉しを使って保温容器に注ぎ、ショウガの搾り汁を加えて出来上がり♪
ローズヒップのほのかな酸味とジンジャーのほんのりピリッとした辛味、エキナセアの苦味はほとんど感じられず、スッキリとする風味。お好みでハチミツを加えても美味。
ローズヒップ
ローズヒップはワイルドドッグローズの実で、ビタミンA・B・C・D・E・Kなどを豊富に含むため、ビタミン爆弾とも呼ばれています。特にビタミンCはレモンの約10倍とも言われ、肌荒れやシミ、風邪の予防、目の疲れなど、疲れた時や紫外線が気になる時におすすめです。
毛細血管を丈夫にしてコラーゲンの生成を促すため、肌の弾力を保つ働きも期待できます。飲むときと同じ濃さ〜3倍の濃さで抽出したローズヒップティーは、冷ましてスキンケアにも。冷蔵庫で冷やして当日中に使い切ります。
木部や樹皮、根などの堅いハーブは、お湯に浸すだけでは有効成分が抽出されにくいため、鍋に水とハーブを入れて加熱する煎剤(デコクション)という抽出法もあります。有効成分が揮発、変化しないように、蓋つきのガラス鍋がおすすめです。
また、逆に揮発を利用してフェイシャルスチームにも。
ティーを入れたあとのローズヒップはハチミツと混ぜてヨーグルトに入れて食すと、便秘の解消や肌荒れなどに良いとされています。
作用:利尿、緩下、収斂、保湿
注意点:長期、過剰に飲み続けると下痢をすることがあります。
エキナセア
北アメリカの先住民が咳止めや化膿止め、虫刺されの傷の手当てに用いていたとされるエキナセアは、インディアンのハーブと呼ばれ、免疫力を高める作用があり、風邪やインフルエンザ、ウイルスや細菌による感染症、下痢や膀胱炎の緩和に役立つとして古くから親しまれてきました。
市販のものは葉を乾燥させたものが多く出回っていますが、根の方が効能は高いとされています。苦味の強いものほど良く、大きめのデイジーのような可愛らしい花を咲かせるので、自分で無農薬で育ててみるのも。
ハーブとしての効能が確認できているものはエキナセア・アングスティフォリア(ホソババレンギク)とエキナセア・パープレア(ムラサキバレンギク)、エキナセア・パリダ種のみで、アングスティフォリアは希少で高価ですが、最も効果が高いとされています。
ハーブティー、または度数40度以上の無臭蒸留酒(ウォッカやホワイトリカーなど)で抽出したチンキ剤は感染症予防のうがい薬として使用できます。チンキ剤はドライハーブ30gと蒸留アルコール500mlを煮沸消毒したガラス容器に入れて、2〜4週間置く。最初の1週間は1日1回瓶を振り混ぜる。ドライハーブがアルコールに浸っていないとカビが生える恐れがあるため、適宜蒸留アルコールを足す。チンキ剤は冷暗所で1年間保存可能。
作用:抗ウイルス、抗菌、免疫賦活、抗炎症、抗真菌、発汗
注意点:キク科植物なのでキク科アレルギーの人は要注意!
長期、多量摂取はめまいや吐き気を生じることがある。
※ドイツコミッションEでは、使用期間を最大8週間としている。
妊娠中、授乳中の使用は避けた方が良いとの見解もあり。
ジンジャー
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