いつまでも元気で若々しい心臓

心臓病の予防

日本は皆保険制度によって、すべての国民が健康保険に加入する義務があります。そしてそれは健康保険料を収める義務があることを意味します。そのシステムはとてもよくできています。収入に応じた計算式で導き出す健康保険料は、私たちがやや負担に感じる金額となっています。

私たちは、お金をかけた分の見返りを求める習性があります。元を取りたい、お金を払ったのだから使わないともったいない。そんな心理が働きます。

だから、ちょっとでも風邪をひいたり、体調を崩すと『病院に行く』というのが最初の選択肢としてすぐに浮かんできます。

ところで海外はどうなのでしょうか?

たとえば、保険制度が充実していないアメリカでは「自分のからだは自分で守る」という意識が強く、国民はもちろん医師や薬剤師も、さまざまな治療法の知識や臨床例の収集も豊富に行われています。

それはそれで、アメリカはサプリメント社会となっており、日本の処方薬経済の一部がサプリメントにとって代わるだけなのですが、大切なのは、『自分のからだは自分で守る』という意識です。

お医者さんは私たちのからだの専門家ではありません。からだの各パーツに発生する病気の専門家です。このような症状が当てはまれば〇〇症候群や〇〇病と診断して薬を処方するのが仕事なので、医学部では病気にならない方法や健康になる方法は一切学んでいません。

でも私たちのからだは一つで、すべてが繋がっているので、今症状が出ている部分だけを切り取っても、その根本を解決しなければまた同じような症状を繰り返すことになります。

血栓ができたから、血栓を溶かす薬と血栓をできにくくする薬を飲むというのではそもそも血栓ができる原因の解決にはなりません。

血管が狭くなったから、血管形成術(分かりやすくいえば細い風船のようなものを血管に入れてふくらませる)で物理的にその部分をふくらませても、狭まった原因が放ったらかしでは、また別の部分が詰まったりします。手術をしなければ死んでしまうような状況であれば仕方がありませんが、そうなる前にできることがあるのです。

コレステロールの嘘

突然ですが、あなたはコレステロール値を気にしたことがありますか?

コレステロール値が高すぎると動脈硬化が起こるというのは聞いたことがありますか?

コレステロールが原因なら、血管はからだ中を巡っていて動脈だけじゃなく静脈にも流れているのに、なぜ静脈硬化は起こらないのでしょうか?

最新基準が毎年のように発表されているということは、去年までのセオリーは間違っていたことを意味します。一見、新しい発見をしている最新の医学と思うかもしれませんが、毎年毎年言うことがコロコロ変わっているわけで、そうなると信じてよいのかどうか疑わしくなります。もしも真実であれば、毎年最新のセオリーが発見されるはずがありません。

そもそも、からだは一つでつながっているので、〇〇を治す治療薬なんて作れるはずがありません。

からだも病気も一つであると捉える東洋医学やアーユルヴェーダなどの伝統医学のアプローチは、数千年前から変わっていません。

たとえば、最近の西洋医学における動脈硬化のセオリー(彼らの近年の言い分)では、血液中にLDLコレステロール(低密度リポタンパク)が多すぎると血液中の細胞やカルシウム、タンパク質のカスとLDLコレステロールが合体してドロドロになり、動脈内壁にくっついて動脈内を狭くしてしまうため血流が悪くなって動脈硬化をひき起こすというのがあります。

動脈は心臓から全身に血液を送り出す血管で、静脈は体内を巡ってきた血液が心臓に戻ってくる血管です。心臓の筋肉に血液を送っているものを冠動脈といいますが、冠動脈が細くなったり詰まって動脈硬化を起こすと酸欠状態になり、心筋梗塞や心臓麻痺になります。

原因としては、遺伝的に肝臓のLDL受容体が不足しているために脂質異常症(血液中の脂質過剰または不足)が起きてコレステロールのコントロールができていないのではないか、あるいは、食生活において飽和脂肪酸(肉類や乳製品など)を摂りすぎているためにLDL受容体が飽和してしまいコレステロールのコントロールができていないのではないかといわれています。

そして、肉や卵などのコレステロールの多い食品や飽和脂肪酸の多いココナッツオイルなどはダメで、不飽和脂肪酸の多い植物性オイルを摂るようにいわれたりします。さらに、海外ではだいぶ前にLDLコレステロールを増やす危険なものと認識されていたトランス脂肪酸も、日本では最近になってようやくトランス脂肪酸は摂ってはいけないといわれるようになってきました。

トランス脂肪酸がなぜ悪いのか?はこちら

脂肪の真実 | おうちリトリート研究所
脂肪の今昔脂肪も炭水化物と同じく、炭素・水素・酸素だけでできていて、やはりクリーンなエネルギー源です。しかし、脂肪の分子(脂肪酸)は3つの元素が集まってできるときに炭水化物よりも多くのエネルギーを必要とするため、燃焼するときにも多くのエネル

つまり、コレステロールが高いものを食べるからコレステロール値が上がるのだというのが西洋医学における動脈硬化のセオリーです。

薬品業界のもくろみ

2001年の5月、NCEPという機関が、コレステロールの新たな基準値について発表しました。ちなみにガイドラインの数値は年々下がっており、それまで日本のLDLコレステロール値は120未満にしましょうといわれていたのが、この年の発表では100未満に引き下げられました(r1)。

どうなると思いますか?

多くの人が毎年健康診断を受け、コレステロール値を気にしています。LDLコレステロール値に一喜一憂し、健康観察指導を受けてスタチンというLDLコレステロール値を下げるお薬をもらいます。当然コレステロール値は下がり、FDA(アメリカ食品医薬品局)もスタチンの効き目をバックアップします。

あれ?スタチン会社が大儲け?医者もNCEPもみんなグルなの?って感じです。

本当の原因

もしも彼らの言い分通り、コレステロールを摂りすぎているために動脈硬化が起こっているのなら、どうして静脈硬化は起こらないのでしょうか?

小学生でも分かりそうなものですが、問題はコレステロールではなくて動脈に問題があるということです。

コレステロールは実は悪者ではありません。コレステロールも人間のからだがつくり出しているもので、人間のからだに意味がないものは一つもありません。コレステロールは炎症がある場所に蓄積して治癒を促してくれる働きがあります。傷に塗る軟膏のように、炎症している箇所に留まって守ってくれているのです。何らかの原因によって動脈が傷ついたり炎症を起こしているからコレステロールがそこに蓄積して守り、治そうとしてくれているのです。もしもコレステロールがなければ、動脈に穴が空いて出血多量で死んでしまいます。

もしもコレステロール値が高いものを食べるのが原因で動脈硬化になるのだとしたら、コレステロール値が高い肉類や乳製品、卵などの高タンパク、高脂質を積極的に食べるアトキンスダイエット(低糖質、低炭水化物ダイエット)ではコレステロール値が上がって動脈硬化になるはず・・・ですが、アトキンスダイエットではコレステロール値が下がります。

次に飽和脂肪酸の摂りすぎが原因だとしたら、アザラシやクジラなどの飽和脂肪酸をもっとも食べているエスキモーはどうでしょうか?彼らは肉類を食べ過ぎているためからだはやや酸性に傾いているものの動脈硬化はほとんど見られません。

つまり、コレステロール値が高いものの摂りすぎが原因ではないし、コレステロール値を下げる薬を飲むことは何の解決にもならないどころか、逆にコレステロールの働きを邪魔することになります。(肝臓への負担が大きくなるため、コレステロール値が高いものや飽和脂肪を摂りすぎても良いということではありません。)

では、動脈硬化や心筋梗塞、心臓発作の本当の原因は何でしょう?これらも一つの理論ですが、

『冠動脈が何らかのダメージを受けているために、コレステロールが修復のために集まっている』

動脈には静脈よりも筋肉が多くついているために、ダメージを受けやすいといわれています。何がダメージの原因になっているのかというと、

  1. 葉酸、ビタミンB6・12不足によって、必須アミノ酸であるメチオニンの代謝副産物として生成されるホモシステインの血中濃度が高すぎる(r2)。ホモシステイン自身が自己酸化を起こし、酸化ストレスを高める原因となり、その結果、糖とタンパク質が結合した糖化最終産物(AGEs:Advanced glycation end products)が産生されやすくなり、産生されたAGEsがコラーゲン分子の架橋を過剰に形成し、本来あるべき しなやかさや適度な弾性が奪われてしまいます。
  2. オメガ6脂肪酸を摂取しすぎている。オメガ6とオメガ3は1:1が理想ですが、現代の食事ではそのバランスが大きく崩れ、外食や加工食品が多い人は30:1になっているともいわれています(r3)。

    パリで5240人の中年男性を対象に35年間の研究を行った結果、オメガ6を多く摂りすぎることで遊離脂肪酸が蓄積されます。遊離脂肪酸はカリウムに悪影響を与え、結果的に心臓がうまく機能しなくなります。
  3. 餌に穀物を食べている獣肉には、炎症やアルツハイマーなどの老化現象、慢性疾患の原因となるアラキドン酸が大量に発生しており、それらを食べることが炎症につながっている(r4,r5,r6)。
  4. からだが酸性に傾きすぎている。肉類、糖類、加工された穀物などを摂りすぎていると、筋肉に発生した乳酸をうまく処理できず、乳酸が蓄積されて筋肉が正常に活動できなくなる=動脈の筋肉も血管を正常にパンプできなくなる(r7)。
  5. タンパク質のカスが血液中にありすぎることでからだがアレルギー反応を起こす。そのため白血球がさまざまな抗体を出しまくってタンパク質のカスと結合し、おかしな化合物がからだのあらゆる場所に入り込んで炎症を起こす(r8)。
  6. からだ中に炎症が起きており、肝臓がC-反応性タンパク(CRP)を出している。CRPとはからだのなかで炎症が起きているときに血液中で上昇するタンパク質で、たとえば、細菌やウイルスによる感染症、本来は自分を攻撃しないはずの免疫が不調をきたし、自分の臓器を攻撃する自己抗体が生成されて関節や皮膚、心臓、腎臓などさまざまな臓器に障害が起こる膠原病(こうげんびょう)、けがや手術のあと、組織や細胞の破壊が起きたときなどに、血液中のCRP上昇が認められる(r9)。

スタチン、リピトール、ゾコールなどのコレステロールを下げる薬を飲むことで、ある程度の動脈硬化や心臓発作を抑えることができますが、それはこれらの薬が単純にコレステロール値を下げているからではなく、CRPの値を低下させる働きがあるからです。

からだの中では彼らのセオリーとはまったく別のことが起きているのです。そして、一旦は症状を抑えることができたとしても、これは本当に一時しのぎなので、根本的な問題を解決する必要があります。

根本的な解決法

  1. 肝臓のLDL受容体が埋まってしまって血液中の悪玉コレステロールを取り込めなくなってしまうため、トランス脂肪酸は絶対に摂らない。
  2. 肝臓デトックスを3ヶ月に1度行う。肝臓はからだの仕事の8割を担っている。古くなった悪玉コレステロールや溜まった脂肪、必要な時のためにストックしてある胆汁などを定期的にキレイにすることで常に新しい細胞で仕事ができる。
    肝臓デトックスは、車のオイル交換に例えると分かりやすい。
    スタチン(コレステロールを下げる薬)を飲むことは、オイルランプが点滅した時にコードを切るようなもの。ランプの点滅は消えても問題は解決していない。
  3. オオバコ(サイリウム)などの食物繊維を毎日摂取する。胆汁は使用されたあと小腸に入っていくが、そこに水溶性の食物繊維なければまた逆戻りしてしまう。水溶性食物繊維があれば一緒に便として排出されるため、肝臓はまた新しいコレステロールを使って胆汁を作り直すため、結果的に血液中のコレステロール値が下がる。つまり、常に新しい細胞の良いサイクルになる。
  4. ホモシステインのレベルを下げる。基本的に緑黄色野菜をたくさん食べていればOK。
  5. オメガ6とオメガ3のバランスを1:1にする。植物性オイルのほとんどがオメガ6が多すぎる。オメガ6はオリーブオイルやクルミオイル、オメガ3はクリル、フィッシュオイル、亜麻仁がおすすめ。意識してバランス良く摂取する。
  6. 抗酸化物質を摂る。緑茶、ブドウ種子エキスなどの抗酸化物質は炎症を先回りして修復してくれる。コレステロールがそこに集まらなくても良くなる。
  7. タンパク質分解酵素を摂る。空腹時にタンパク質分解酵素を飲むと、血液中のタンパク質のカスを溶かしてキレイにしてくれる。

サプリメントという概念ですが、これは現代の私たちには必要なものであるといえます。なぜなら、あなたも感じたことがあると思いますが、私たちが口にする多くの食べものの味が昔とは大きく変わってしまっています。素材の味が薄いというか風味が弱いというか・・・味が変わっているだけではありません。成分自体が変わっているのです。今、世の中に出回っているほとんどの食べものは、昔に比べると栄養がなく、生産高や収穫量を上げるために、加工された安くて不自然な餌や農薬、抗生物質やホルモン剤など、多くの不自然なものが詰まった添加物の塊のようなものです。

たとえば、約70年前のホウレンソウには約80倍、トウモロコシであれば19倍ほどの栄養価がありました。化学肥料や農薬によって土壌が痩せ、野菜の栄養価やトレースミネラルは大きく減っているのです。

これも結果的に新たな市場が生み出された仕組まれたものなのですが、必要な栄養素を補うためにサプリメントが必要な世の中になってしまっているのです。ただし、サプリメントは合成されたものなので、本当に私たちのからだのことを考えて、強い信念をもって作られた本当に良いものを選んで摂取する必要があります。

実はサプリメントのオーガニック認証は食べものよりもゆるく、原料に一つでもオーガニックのものが入っていれば、オーガニックと名乗っても良いことになっています。製造過程や何を志し、どんな思いで作られているのかをメーカーのホームページで確認することはとても大切です。

それと同時に、やはり本来はトータルバランスを考えて、新鮮で丁寧に作られた食べものから栄養を摂ることが大切なので、食べものそのものだけでなく、土壌の健康まで考えている農家の方のものを選んでいくことが、未来の私たちの健康を守ることにつながるはずです。

血液をサラサラにしてくれるもの

今回お伝えしたアプローチの他、ニンニク、イチョウ葉エキス、タンパク質分解酵素などを摂っておくことで、血液をサラサラにして、さまざまな心臓疾患の予防ができます。抗凝固剤ワーファリンなどを飲むことになると、納豆やグレープフルーツ、ニンニクなど食べものが制限されることになってしまいます。

毎日の食事や日々のちょっとしたことで防ぐことができますから、ぜひ意識してみてください。

ちなみに、表面的にコレステロール値を下げるスタチン(オイルランプのコードを切る行為)には多くの副作用があります。大きな副作用は2つ。

1つめは、スタチンはからだの中のコエンザイムQ10を消費してしまいます。コエンザイムQ10は私たちのからだの細胞のエネルギー源で、心臓が鼓動する、その筋肉を動かすためのエネルギーになっています。不足すると鼓動が不規則になり、からだは一つでつながっているため、さまざまな不具合が出てきます。結果的に心臓がうまく機能しなくなって心臓麻痺を起こします。(本当になんのための薬だ!)

もう一つは、肝臓に大きなダメージを与えます。肝臓は黙って黙々と仕事をするタイプなので、ダメージを受けても何もいわず、ある日突然機能しなくなってしまいます。

追加アプローチ

  1. 加工された植物性オイルはからだに悪い影響しかないため、絶対に摂らない。
  2. オメガ6のオイルをオメガ3にシフトする。オリーブオイル、クルミ、ココナッツオイル、ブドウ種子オイル、アボカドオイルがおすすめ。バターはオーガニックバター少量ならOK。
  3. 亜麻仁やフィッシュオイルなど、オメガ3を摂れるものを積極的に摂取する。魚はオメガ3が摂れるが、環境汚染のために重金属の心配があるため、定期的な重金属デトックスが必要。
  4. ビタミンB群、トリチルグリシン(r10)、SAMe(r11)、カルニチン(r12)など、多すぎると高脂血症やインスリン抵抗性を強くする遊離脂肪酸を燃料として使ってくれるものを摂る。
  5. 加工された炭水化物を減らし、野菜の摂取量を増やす。

『健康的に若々しく、いつまでも自分を愉しもう』をコンセプトにした次世代ファスティングでは、肝臓や重金属デトックスの詳しい方法など、理論と実践を繰り返しながら、無理なく食事や健康の習慣を身につける方法を5ステップでお伝えしています。

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