アクリル型を使った第一作めは、ホエイを使った石けん。
ホエイ（乳清（にゅうせい））とは、乳（牛乳）から乳脂肪分やカゼインなどを除いた水溶液である。乳漿（にゅうしょう）とも言う。英語ではホエイまたはホエー（whey）。
チーズを作る際に固形物と分離された副産物として大量に作られる。また、ヨーグルトを静かに放置しておくと上部に液体が溜まる事があるが、これが乳清である。なお、固形物成分はカードと呼ばれる。（乳清-Wikipediaより引用）
このホエイ、母乳成分や皮膚細胞を構成している成分に近く、栄養素が豊富で肌なじみが良く、保湿効果を高める働きがあるとか。
しわ改善効果でも脚光を浴び、化粧品メーカーからもホエイを配合した化粧品が多数出ているようです。
化粧品原料としては高価なホエイですが、家庭で簡単に作れます。ただ水切りするだけ…
自家製ケフィアヨーグルト使用。こんな感じでコーヒーフィルターに入れて、下に受ける容器を置いて一晩、冷蔵庫に入れておくだけ。このホエイを倍量の精製水や芳香蒸留水、ハーブティーと合わせて化粧水に、そのまま肌につけて穏やかなピーリング効果のパックにも使用できます。いづれにしてもホエイは生ものなので使用は冷蔵庫保存でも２〜３日まで。
ホエイが体に良いことはなんとなく知っていたけど、それ以前に我が家はみんなこの水切りした後のヨーグルトが大好き。ジャムやはちみつを混ぜて食べるとチーズケーキのよう。で、今まではその水を切った後のヨーグルトのために水切りをしていて、残ったホエイでパンを焼いたり入浴剤に使うか捨ててしまっていたのですが、今回初めて、石けんのための水切り。
いろんなサイトをうろついてどうやら問題なさそうだったので、水分は１００％ホエイで、保湿力が高く肌に優しいレシピをイメージして固さを出すためだけのパーム油は使わず、保湿力豊かなシアバターと肌をしっかりとガードしてくれるココアバターをたっぷり使いました。まだまだ乾燥や寒暖の差が続く季節にもぴったり。
アボカドオイルも贅沢に３０％配合。脱色精製された透明なアボカドオイルはアレルゲンが最も少ないと言われ、南米ではベビーオイルとしても重宝されている、肌が敏感な時にもぴったりなオイルです。
精製水に替えてホエイを使ったため、苛性ソーダ水溶液はオレンジ色に。石けんもオレンジ色になるのかしら？と当初予定していたローズクレイのオプションは止めて、チョコレートの石けんで模様づけ。
でも一晩経って保温箱から取り出してみると、暖かみのあるアイボリー色に…これはこれで、チョコレートの石けんに合う色だから良かった☆
初のアクリル型からの型出し。どんだけカクカクシャキーンな石けんになるかと期待満天で型出しを焦りすぎちゃった。ホエイのためか、生地はだいぶ柔らかい状態だったにも関わらず、無理無理出したら、ヨレちゃった。意外と難しいのか、アクリル型。まあ何事も経験、石けんの使用には問題ないわけだし、ちょっとだけ見た目がアレな感じになっちゃっただけ…
サンプル用にまた、フルーツとハート型のちびサイズも作成。アボカド油やシアバター＆ココアバター、ホエイがうまく組合わさった良い石けんになりますように。使うの楽しみ。
<使用材料>
オリーブオイル、アボカド油、シアバター、ココアバター、ココナッツ油、ホエイ、スイートオレンジEO、プチグレインEO、グレープフルーツEO
（サンプル用ちびサイズの石けんには、フレグランスオイルを使ってみました。イングリッシュローズFO、ティーローズFO、ホワイトローズFO。３種を合わせたことで、奥行きのある素敵な甘いバラの香りで、これはこれで好き。使い心地が良ければ、メインに採用するかも。）
作成日：２０１２．３．１１ 解禁日：２０１２．４．８
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材料を購入した際にもらったリピジュアのクリームキット。中身はオーガニックのクリームベースとリピジュア、グリセリン、ローズマリーエキス、大根の根発酵エキス。リピジュアとは何ぞやと調べてみたら、保湿力がヒアルロン酸の２倍で水で洗い流しても肌の水分を逃がさない強力保湿成分なのだとか。成分はポリクオタニウム-６１、グリセリン、ＢＧ。ポリクオタニウム-６１は細胞膜を作ることができる成分で浸透性が高く刺激が少ないそう。
普段はよくわからない成分だけのものはなかなか使わないのだけど、ヒアルロン酸の２倍の保湿力というのが気になり、しかもキットの材料をただ混ぜ合わせるだけという手軽さ。でちょっと作ってみました。本当にすぐできた！早速塗ってみると、すごくさらっとしている、のにしっとり肌が柔らかく、それでいてテカリもない。刺激もなく肌に合わないということもないようなのでしばらく使ってみます。
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頼まれていた石けんたちの包装もＯＫ！
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