今回は塩麹を使ってタラのアクアパッツアを作ってみました。タラは消化・吸収が良く、気と血を補うので息切れやめまい、動悸の改善や披露時の体力回復に効果的です。高タンパク低カロリーなのでダイエット中にもおすすめな食材です。
塩麹で旨味がさらにアップ!ちょうど旬なこともあり、身もぷりっぷりでした♪あまり火を通しすぎないのがポイントです。
【薬膳&食材データ】
体質 | 気虚、血虚、瘀血 |
五性/五味 | 平/甘 |
帰経 |
肝・腎・脾 |
主な作用 | めまい、動悸、体力回復 |
旬 | 10〜3月頃 |
選び方 | みずみずしく、実が白く透き通っているもの |
主な栄養素 | グルタオチン、タウリン、ビタミンD・E |
塩麹を使ったタラのアクアパッツア
<材料>
タラ 4切れ(塩麹大さじ2をまぶして30分ほどおく)
にんにく 2かけ
アサリ 1パック
トマト 1個(ミニトマトやドライトマト適量でも美味しい)
マッシュルーム 1/2パック
水 400cc
白ワイン 大さじ2
<作り方>
1.フライパンにオリーブオイルを熱し、ペーパータオルで水気を拭き取ったタラを皮目から中火で焼く。焼き目がついたら裏返す。
2.弱火にしてにんにくを加え、香りが出たらトマト、あさり、マッシュルーム、水、白ワインを加え、中火にする。
3.ふつふつしてきたら蓋をして弱火で5分ほど蒸す。
4.スープの味を見て、塩コショウなどで味を調え、お好みでパセリなどをふりかけたらできあがり♪
タラもトマトもあさりも、旨味成分たっぷりなので、このスープがまた美味しいです。我が家では翌日の朝食にこのスープを使ってリゾットを作っています。
その他の食材のデータ
あさり
産卵を控える春先と秋口は、もっともあさりの身が肥える季節。3月下旬から本格的な潮干狩りのシーズンになります。
身体の余分な熱を冷まして、むくみや身体の重だるさを解消。吐き気、痰のからむせき、必要以上に汗をかく症状やのどの渇きにも効果的です。血を補って精神を安定させる作用もあり、春先のイライラ感や五月病も予防します。鉄や造血作用のあるビタミンB12を豊富に含み、貧血の改善にもおすすめです。
【薬膳&食材データ】
体質 | 血虚、陰虚、水毒、陽熱、痰飲 |
五性/五味 | 寒/甘・鹹 |
帰経 |
肝・腎・脾・胃 |
主な作用 | むくみ、せき、異常発汗、精神安定、貧血 |
旬 | 3〜4月、9〜10月 |
選び方 | 殻つきの場合は、模様がはっきりしていて口をしっかり閉じているもの。水管を出しているものは新鮮。むき身の場合は身がふっくらとしてツヤのあるもの。 |
主な栄養素 | カルシウム、コハク酸、タウリン、鉄、ビタミンB2・B12、マグネシウム |
トマト
夏野菜の代表格であるトマトは、生で食べると身体にたまった熱を冷まして熱さを取り除き、身体に潤いを与えてのどの渇きを癒やします。さらに、消化力を高めて、食欲不振や体力も回復するので、夏バテ解消にもおすすめです。
赤色のもとであるリコピンをはじめ、ビタミンCやEなど抗酸化作用の高い栄養素がたっぷり。夏の強い紫外線による酸化を回復して、老化防止や美肌にも効果があります。
【薬膳&食材データ】
体質 | 血虚(加熱)、瘀血、陰虚、陽熱 |
五性/五味 | 微寒/甘・酸 |
帰経 |
肝・脾・胃 |
主な作用 | 夏バテ、老化防止、美肌、冷え性 |
旬 | 6〜9月 |
選び方 | 皮にハリとツヤがあり、ヘタや切り口がみずみずしい緑色のもの。ずっしりと重さがあるものは糖度が高い |
主な栄養素 | カリウム、ビタミンA・B6・C、リコピン、ルチン |
注意点 | 身体を冷やすので、冷えのある人は食べ過ぎに注意 |
トマトは加熱して食べると身体を冷やす作用が弱くなり、血を補って血行を促進します。月経の1週間ほど前からトマトの煮込み料理を食べると、月経がスムーズに。
マッシュルーム
食物繊維が多いので、体内にたまった老廃物の排出を促してむくみや便秘を改善します。また、コレステロール値を下げる効果もあり、動脈硬化や高血圧の予防も期待できます。
【薬膳&食材データ】
体質 | 陰虚、痰飲 |
五性/五味 | 温/甘 |
帰経 |
腎・脾・肺・胃・大腸 |
主な作用 | 免疫力アップ、体力増強 |
旬 | 4〜6月、9〜11月 |
選び方 | 表面がすべすべして軸が太くて短いもの |
主な栄養素 | カリウム、食物繊維、ナイアシン、ビタミンB1・B2 |
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