罪悪感なしで食べられる亜麻仁チョコ&チョコバナナレシピ

卵の代用品

亜麻仁(アマニ)ってご存知ですか?
英語ではフラックスシード(flaxseed) と言います。

人類が初めて栽培した植物で、茎からはリネンの布地が作られ、
種子は食用として古代から愛用されてきました。
ゴマに似た形状をしていますが、その栄養価は全く異なり、
近年の研究の結果、オメガ3系脂肪酸を中心として、
現代の食に不足している栄養素をたくさん含んでいる事が判明しました。

その為欧米では消費が急速に伸び、亜麻仁は”スーパーシード”と呼ばれています。
日本でも、数年前から亜麻仁油(フラックスシードオイル)がからだに良いということで流行り始め、今では近所のスーパーでも売られていて手軽に手にすることができるようになりました。

具体的な腸内洗浄アプローチ2で亜麻仁の栄養価について詳しくまとめていますが、亜麻仁には現代人に不足しがちな食物繊維が100gあたり23.8gと豊富に含まれています。これは、ごまと比較しても約2倍の量。

また、食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があり、2:1で摂るのが理想的とされていますが、亜麻仁(100gあたり)には、不溶性食物繊維が14.7g、水溶性食物繊維が9.1g含まれており、比較的良いバランスと言えます。

※亜麻仁種子、亜麻仁パウダー、亜麻仁オイルはすべて感光性があり、長時間光にさらされると劣化する恐れがあるため、購入後は保管に注意し、推奨される使用期限内に使用してください。

亜麻仁の種子にはゼラチン状の性質があるため、料理のとろみ付けや乳化剤、卵の代わりとして使用することができます。卵1個の代わりに使用する場合は、挽いて粉にした亜麻仁(または亜麻仁パウダー)大さじ1に水大さじ3を混ぜ合わせて5〜10分放置します。

 

罪悪感なし!亜麻仁チョコレシピ

100円ショップのセリアで購入したこちらのシリコン型で6個分の亜麻仁チョコが作れる分量です。

脂肪酸はその構造からオメガ3(n-3)系とオメガ6(n-6)系に分類され、n-3系脂肪酸にはα-リノレン酸のほか魚介類に多く含まれるDHAやEPAが知られています。

n-3、n-6系脂肪酸はエネルギー源として利用されるほか、n-3系は体の中でアレルギー反応を抑える物質に、逆にサフラワー油、コーン油、紅花油などのn-6系はアレルギー反応を促進させる物質に変換されます。
このバランスが崩れると体は不調をきたします。

亜麻仁は重量の約4分の1がα-リノレン酸で、食品の中でこれほど多く含むものはありません。日本は戦後の食の欧米化に伴いn-6系脂肪酸の摂取量が増加し、n-6系過多になっています。現代ではそのバランスは1:10くらいになっている人が多いのですが、理想は1(n-3):2(n-6)です。


ちなみに『日本人の食事摂取基準』のn-3、n-6系脂肪酸摂取の目標量によると、
18~49歳の成人男性はn-3系脂肪酸を1日あたり2.6g以上摂取することが目標とされています。
亜麻仁の場合、スプーン大さじ1杯(約10g)に相当します。

亜麻仁チョコには亜麻仁油ではなく、亜麻仁パウダーを使用しますので、オメガ3系の脂肪酸であるα-リノレン酸だけでなく食物繊維も同時に摂取できます。

材料

  • ココナッツオイル   大さじ2杯
  • ココアパウダー  大さじ2杯
  • はちみつ  大さじ1〜1.5杯(お好みで)
  • 亜麻仁パウダー  大さじ3杯
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作り方

    1. ココナッツオイルとココアパウダーを混ぜ合わせる
  1. 1にはちみつを混ぜ合わせて、味見。お好みの甘さに。
  2. 2に亜麻仁パウダーを混ぜ合わせ、均一に混ざったらスプーンで型に入れる。
  3. 冷凍庫で冷やし固めたら完成!

 

罪悪感なし!チョコバナナレシピ

亜麻仁パウダーを混ぜ合わせずに、チョコレートソースとして。一口サイズに切ったバナナにかけて冷やし固めると罪悪感なく食べられるチョコバナナに♪オーブンシートを敷くと洗い物も楽ちんです。

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ココナッツオイルの栄養

ココナッツオイル大さじ1 あたり

  • 121カロリー
  • たんぱく質0g
  • 脂肪13.5g、うち11.2gが飽和
  • 0ミリグラム(mg)のコレステロール

ココナッツオイルの脂肪の構造は、主に長鎖脂肪酸で構成される多くの動物性食品の構造とは異なります。また、ココナッツオイルに14%ほど含まれるMCTオイルには脂肪燃焼やアルツハイマー病の症状を緩和する効果など、さまざまな健康効果があるとされて流行しましたが、ココナッツオイルも他のオイルと同様ほぼ100%脂肪で、そのほとんどが飽和脂肪ですので、日頃のPFCバランスや食生活を意識して摂りすぎには注意しましょう。

脂肪については脂肪の真実で詳しくまとめていますので、よろしければご覧ください。

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