回復食においしいオオバコ粥のレシピ

次世代ファスティングでは、ただ食べないだけでなく近所のスーパーで手に入るもので作ったパワフルなクレンジングジュースやデトックススープを飲んで、ターゲット臓器を刺激します。

そうすると臓器が蓄積していた不要な毒物をギューッと絞り出したり、排出する働きがスムーズになり、キレイな水をたくさん飲むことで尿や便と一緒に排泄されます。不要な細胞、損傷した細胞、有害な細胞を体外に排出するプロセスであるオートファジー(自食作用)も促進されます。(r1,r2,r3,r4

人によっては肝臓に溜まっていたコレステロールや脂肪、胆石などが便として排出されます。

あまりにも固かったり大きかったりすると詰まって便が出にくくなったり、肛門が傷ついたりします。寄生虫も死ぬ間際暴れだして毒素を吐き散らしながら排出されるので、肛門周りがかゆくなる場合もあります。そういう場合におすすめのケアオイルのレシピもご紹介しています。

3〜6ヶ月に一回メインのファスティング5〜7日間を繰り返し行うことで、口から肛門まで約9mもあるトンネルのような消化管が徐々に詰まりなくキレイになります。

キレイになった消化管トンネルは、働きが良くなり吸収力が高まっています。ファスティング明けは消化器官に負担をかけないように、消化の良いものを少しずつ取り入れます。

脂肪分や糖分などが多いものをファスティング明けに食べると、体の中で消化されにくくなり、膨満感や不快感を感じやすくなります。

脂っこいチーズバーガーやケーキ、炭酸飲料などは、ファスティング後のからだに大きな負担をかけます。また、食物繊維の多い生野菜やナッツ、種子なども消化しにくい場合があります。

一方、栄養価が高く、消化しやすく、タンパク質や健康的な脂肪を含む食品は、より穏やかにファスティングを終えることができます。

 

ファスティング明けにおすすめの食事

スムージー

スムージーは、生の果物や野菜に比べて食物繊維が少ないため、より穏やかに栄養を摂取することができます。

ドライフルーツ

ナツメヤシは栄養が凝縮されており、サウジアラビアでは断食の際によく使われています。アプリコットやレーズンにも同様の効果があると言われています(r5)。

スープ

レンズ豆、豆腐、パスタなど、タンパク質と消化しやすい炭水化物を含むスープは、穏やかにファスティングを促すことができます。生クリームを使ったスープや、食物繊維の多い生野菜を大量に使ったスープは避けましょう。

野菜類

ジャガイモのような調理された柔らかいでんぷん質の野菜は、ファスティング明けに食べるとよいでしょう。

発酵食品

無糖のヨーグルトやケフィア、手作りコンブチャなどがよいでしょう。

健康的な脂肪

卵やアボカドなどは、ファスティング明けの最初の食事として最適です。

 

次回のファスティングに向けて

ファスティング後は消化の良いもので消化器をいたわり、日頃から生きた素材を取り入れた健康的な食生活で腸の働きをサポートすることで、ファスティングの効果を最大限に体感でき、体内の毒素をスムーズに排出することができます。

昔ながらの余分なものを入れずに作った漬物やキムチ、味噌やしょうゆなどの調味料を使うこともおすすめです。余分なものとは、自分が手作りをする時には基本的に入れないような〇〇酸、□□調味料など。そういうものが入っていないものを選びましょう。たとえば、味噌であれば、大豆(米、麦)、麹、塩だけで作られているもの、しょうゆであれば、大豆、小麦、塩のみでできているものです。

また、食べ過ぎたり、偏った栄養素を過度に摂りすぎたり、ジャンクフードや加工食品ばかりを摂りすぎると、せっかくのファスティングが台無しになってしまいます。ジャンクフードや加工品にはかなり強い中毒性があります。我慢が強いストレスになり、暴食につながる場合もあるので、あまり無理せず、食べる時には美味しく楽しんでいただき、自分を責めたりしないようにしましょう。ファスティングを繰り返している間に、嗜好が変わり少しずつそのようなものを欲しなくなりますので心配する必要はありません。

 

オオバコ粥のレシピ

今回は、ファスティング明けはもちろん、食べすぎた時や腸のメンテナンスなどにもおすすめのオオバコ粥のレシピです。美味しいだけでなく、ファスティング明けに毒素などの不要な老廃物をグーッと押し出す効果も期待できます。

材料(1人分)

  • ごはん  茶碗1/3〜1/2(お米の場合は1/4カップ※)
  • キレイな水  400ml
  • 天然のだし  大さじ2杯
  • オオバコパウダー  大さじ1杯
  • 梅干し  1個

※お米から作る場合は、洗ってから夏場は30分、冬場は1時間浸水させてザルで水気を切ってから使います。

作り方

  1. お鍋に梅干し以外の材料を入れて軽く混ぜ合わせてから火にかける。
  2. 強火で加熱し、沸騰したら弱火にしてずらして蓋をして20分ほど加熱します。(お好みで20分以上加熱してもOK。)
  3. オオバコパウダーを振り入れて、ダマにならないようによく混ぜ合わせます。
  4. 器によそって、梅干しをのせたら出来上がり♪

ファスティング明けに食べると、その美味しさに驚き、感動します。オオバコのとろみと水分も多いので食べやすくなっています。からだの状態によってご飯少なめにしてスープっぽくしたり、オオバコを混ぜたあとに溶き卵を一個加えるのも美味しくておすすめです。

だしは天然の香りが良くて美味しいものだと出来上がりが段違いです。お好みのものを探してみてくださいね。

 

梅干しのパワー

今年もうまく色良く漬かった梅干し。最後に、おすすめ食材の梅干しについてお話したいと思います。

「梅はその日の難のがれ」ということわざはご存じでしょうか?

梅干しは、昔から殺菌などの作用があると言われてきましたが、近年さまざまな研究によって健康によい成分をふくんでいることがわかってきました。なぜ、梅干しが体に良いのか。その理由をご説明したいと思います。(r6,r7

血液サラサラ効果

梅干しに含まれるクエン酸が、酸性に傾いたドロドロの血液を弱酸アルカリ性に中和してくれることで、血液がサラサラになります。

梅干しはすっぱいクエン酸が含まれているのになぜ酸性食品じゃないの?と思うかもしれませんが、クエン酸は体内に入るとアルカリ性に変わるのです。

アルカリ性食品とはナトリウムやカリウムなど、アルカリ性を示す金属イオンが多く含まれている食品のこと。アルカリ性食品の一例としてレモンやパイナップル、ぬか漬けなどの酸味のある食品が多いのも特徴です。

脂肪がつきにくくなる

梅に含まれる「バニリン」が脂肪細胞の肥大や増加を防ぎます。梅干しを温めるとバニリンの効果も上がると言われており、電子レンジで1分間温めると大体20%ほどのバニリンの効用を上げられると言われております。

梅干しに含まれている「バニリン」には、脂肪燃焼作用があるといわれています。

バニリンには人の体内の脂肪細胞に刺激を与える作用があるといわれており、その刺激によって脂肪細胞が減少し、小さくなっていくことで体重が減少することが期待されているのです。

バニリンは梅干しに含まれている成分ですが、ほかの食材にはなかなか含まれていない成分といわれています。

そのため梅干しを食べることで溜まった脂肪細胞が減少し、ダイエット効果が期待できますので、体重に悩んでいる人には、バニリンはうれしい成分なのです。

意外かもしれませんが梅干しにはダイエット効果が期待されています。 梅には動物性乳酸菌よりも効果が期待されている植物性乳酸菌による便秘予防効果、カテキン酸による血糖値の上昇抑制効果、クエン酸による新陳代謝を高めてくれる効果があります。このことから今までは”疲れを取るすっぱい食べ物”と思われていた梅干しは、太りにくい体を作るためにも効果的な食べ物と言えるでしょう。 またカリウムによるむくみ予防効果も期待できると言われていますが、梅干しには塩分が含まれていることことから、体質や体調に合わせて摂るようにしましょう。

食欲増進

梅干しの酸味は、口に入れたときに唾液の分泌を促し食欲を増進してくれます。

不妊予防

梅に含まれる「3,4-DHBA」という抗酸化成分が、卵子の老化や変性の原因の酸化ストレスから保護、女性ホルモンの分泌を促してくれるといわれてます。

インフルエンザ予防

梅エキスに含まれる「ムメフラール」は、インフルエンザウイルスなどを増やさないはたらきがあります。感染を予防したり、他の人への感染を防ぐ効果が見込まれます。

昔から「梅干しは身体に良い」といわれてきましたが、実は近年インフルエンザ予防に効果的な成分が梅干しに含まれているということが分かったのです。

気になるその成分の名は、「エポキシリオニレシノール」という、ポリフェノールの一種です。

エポキシリオニレシノールにはインフルエンザウイルスの増殖を約90%抑制させる効果が期待でき、その研究結果も発表されています。

なので梅干しを食べることによって、体内のインフルエンザウイルスの増殖を抑制し、予防・または症状の進行を抑制できる可能性があるということです。

焼き梅干しというのは聞いたことがあるでしょうか。 梅干しは加熱することによって血行を促進する「ムメフラール」という成分が生まれます。このムメフラールの血行促進効果によって肩こりの解消に効果が期待できると言われています。焼き梅干しはオーブンかフライパンで焦げない程度に焼くか、レンジで1分加熱するだけでもできるので手軽に作ることができます。 また梅に含まれている脂肪燃焼効果のある「バリニン」も梅干しを加熱することで1.3倍に増えると言われています。

糖尿病の予防

梅に含まれる「オレアノール酸」が、糖質の消化吸収をおだやかにし、食後に血糖値が急に上がるのを防いでくれます。

食中毒予防

梅干しに含まれるクエン酸は、食中毒の原因となる菌が増えるのを抑えてくれます。昔からよく梅干しをお弁当に入れるのは、食中毒予防のためでもあります。

高血圧などの予防

梅干しに含まれる「カリウム」は、血圧の上昇を抑え、動脈硬化や高血圧を予防するはたらきがあります。

骨粗しょう症の予防

梅干しに含まれるクエン酸には、骨を作るカルシウムの吸収を助けるはたらきがあるため、骨粗しょう症の予防に効果があると言われております。

胃がん予防

梅に含まれる「梅リグナン」は、胃がんの原因となるヘリコバクター・ピロリ菌の運動を抑えるという研究結果が出ております。

整腸作用

梅エキスには強力な殺菌作用があるといわれており、昔からコレラなどの伝染病予防に役立ってきました。 腹痛や下痢には、少量をなめるだけで効果があるといわれており、 腸の働きを整えるので便秘にも有効です。

 

梅干しの栄養素

昔から梅干しをお弁当に入れるとくさりにくくなる効果があると言われていますが、梅の実にはダイエットやアンチエイジングに効果のある成分も多く含まれていることがわかっています。

この章では梅干しに含まれる成分の種類とその働きについて紹介します。ダイエットやアンチエイジング に関心のある方にはぜひ読んでいただきたい内容です。

クエン酸

疲れた時にすっぱいものを食べたくなるというのはまさに疲労回復成分でもあるクエン酸が梅には多く含まれているため。またクエン酸には糖質の代謝を促進させる効果があり、食べたものの栄養素をエネルギーに変えやすくダイエットにも効果が期待できます。

梅干しを食べるときに出てくる唾液は食欲増進の効果があるので、食欲がないときに食べるのもおすすめです。

カテキン酸

カテキン類の効能といえばなんといっても高い抗酸化作用。抗酸化作用というのは老化や病気の原因にもなる活性酸素を取り除いてくれる効果です。

活性酸素はストレスやタバコ、飲酒などが増える原因になりますが年齢とともに増えるとも言われています。梅に含まれているカテキン酸は抗酸化作用だけでなく食後の血糖値の上昇を抑え、肝臓での脂質代謝を高める働きもあるので肥満予防効果も期待できます。

ポリフェノール

赤ワインに多く含まれていると言われるポリフェノールですが、梅干しには「梅リグナン」という高い抗酸化作用のあるポリフェノールの一種が多く含まれています。

梅リグナンはお茶やリンゴにも多く含まれていますが抗菌、抗癌などの効果もあると言われています。また胃がんの原因とも言われているピロリ菌を抑制する効果があるとの研究結果もあるようです。

カリウム

梅にはリンゴの2倍ものカリウムが含まれています。カリウムはナトリウムを体から排出する作用があるので、むくみや高血圧の予防効果も期待できます。このため塩分を気にしすぎることなく、適量であれば毎日食べても大丈夫なのです。

カルシウム

骨のカルシウム不足による骨粗しょう症ですが、梅にはリンゴの4倍ものカルシウムが含まれています。カルシウムは夜の8時頃から吸収率が上がると言われているため、夕食に梅干しを取り入れるのがおすすめです。育ち盛りの子供にも積極的に取り入れたい栄養素です。

マグネシウム

マグネシウムが不足すると花粉症や不眠、便秘などの症状を引き起こすこともありますが、梅にはマグネシウムも多く含まれています。マグネシウムはカルシウムの吸収を助ける働きをするだけではなく動脈硬化のリスクを抑える効果も期待されています。

また皮膚のバリアー機能に重要なアシルセラミドの合成にもマグネシウムは重要であるとも言われています。女性にはうれしい栄養素ですね。

ビタミンE

ホルモンバランスを整え、血管の老化を防いでくれる働きをするビタミンE。梅干し1個(10g)あたり0.03mgと微量ですが梅には含まれています。また血液の流れをスムーズにする働きもあるので冷え性を改善する効果も期待できます。

不足すると動悸や頭痛、めまいといった症状が現れる鉄も梅には多く含まれています。

鉄不足は体に現れる症状だけではなくイライラやうつなどの心の不調の原因にもなるとも言われています。女性は特に鉄が欠乏しやすいので積極的に摂ることをおすすめします。

植物性乳酸菌

梅干しには植物性乳酸菌が含まれています。

植物性乳酸菌の効果として腸内環境を整えることによる便秘予防、肥満や糖尿病予防、免疫力アップ、抗アレルギー効果などが期待されています。

ヨーグルトなどから摂れる動物性乳酸菌に比べて植物性乳酸菌はより高い効果が期待されています。

 

梅干しのおすすめの食べ方

カルシウムは夜8時過ぎに食べた方が吸収されやすいと言われてます。また寝ている時の基礎代謝を高めて太りにくい体を作るため、梅干しは夜食べるのが効果的です。

1日に2〜3個までを目安に、毎日食べても大丈夫ですが、塩分の低いものを選ぶようにしましょう。習慣的に梅リグナンやカテキンなどの抗酸化作用を摂ることでアンチエイジングの効果を高めることが期待できます。

はちみつ漬けにした梅干しやおにぎりに入れるなどそのままでも美味しく食べられますが、梅干しは肉料理にもよく合い、また魚の臭みをとる効果もあると言われています。

例えばサンマと大根おろしを和風だしで煮るときに梅干しを入れると味のアクセントにもなります。

また鶏肉や豚肉との相性も良いので、大葉と梅の果肉で肉巻きにしても美味しくさっぱりと食べれる肉料理に。

梅干1個と醤油大さじ1で練り、生姜汁を2滴ほど入れたものに熱い番茶150〜200mlを入れた「梅醤番茶」として飲むのも体が疲れている時や胃腸の痛みや不調などにおすすめです。

 

梅干しは、梅の実と塩、赤紫蘇だけで作ることができます。市販のものにはいろいろな添加物が入っているものも多く、余分なものが入っていない丁寧に作られたものはかなり良い値段で売っています。その点、自分で漬けると安く美味しく、塩分濃度も調整できます。何よりも、梅を漬ける時期は、完熟梅のフルーティーな良い香りで家中がいっぱいになって幸せな気持ちになるので、本当におすすめです

梅干しだけでなく、子どもたちの大好きな梅ジュースや梅ジャムなどいろいろ楽しむことができます。梅ジャムはタマリンドのような味わいで、カレーの隠し味にもおすすめ。

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