初めてキムチを手作りしてみました!腸に嬉しい発酵食品でもあるキムチは家族みんな大好きなので、わりと冷蔵庫の常連なのですが・・・う〜ん、いろいろ食べ比べてみたけど、やっぱり気になってしまう添加物。美味しいし、気にしすぎるのも良くないけど、今回簡単に作れそうなレシピをゲットしたので作ってみたら、めっちゃ旨し!爽やかな辛さと甘さがクセになる。辛いものが少し苦手な子も気に入ってよく食べるので、あっという間になくなってしまい、1週間足らずでもう一度作ることになりました。作ったその日から食べられるし、日を追うごとに熟成されてマイルドになっていく感じは手作りならではです。
<<材料>>
・白菜・・・1/4個
・塩・・・50g
・韓国唐辛子・・・大さじ2
または、カイエンペッパー 大さじ1/2とパプリカパウダー大さじ1
・ニンニク・・・1片
・しょうが・・・15g
・りんご・・・1/4
・塩麹・・・大さじ1
・無添加出汁パック・・・8g
・昆布・・・10cm角
・あたりめ・・・10本
・干しホタテ貝柱・・・7個
<<作り方>>
1.白菜をざく切りにして、塩もみをして15分ほど置く。
2.ニンニク、りんご、しょうがをすり下ろし、韓国唐辛子、塩麹、出汁パックの中身を入れてよく混ぜる。
3.2に昆布、あたりめ、干しホタテ貝柱をキッチンバサミで細かく切って入れ、よく混ぜる。
4.塩もみした白菜をよく水洗いして、しっかりと水分をとる。清潔な大きめの付近やペーパータオルなどでよく絞った方が、水っぽくなりません。
5.3と4をなんとなく交互にジップロックに入れて、揉み込んでなじませる。
6.浸水法などで出来る限り空気を抜いて真空状態にして、冷蔵庫で2時間以上発酵させたら完成♪
当日に食べた場合は、少しとんがった辛さがありますが、あたりめや昆布、干し貝柱などの旨味成分も出ているのでしっかりした味わいです。2日目、たった1日ですが、だいぶマイルドになります。3日目、乳酸発酵によって少し酸味が出てきます。砂糖を使っていないのにまろやかな甘みもあります。原材料が全部知っているものというのも安心です。
調味料として使用した塩麹も、なんと今回手作りしてみました!
<<材料>>
・米麹・・・100g
・塩・・・35g
・水・・・100cc
<<作り方>>
・すべての材料を合わせて、熱湯消毒をした清潔な容器に入れて冷蔵庫に。1週間ほどで完成♪
■■■キムチのウンチク
実はキムチは、「世界五大健康食品」の1つに認定されている、優れた健康食品なのです。
キムチは、植物性の乳酸菌を含む発酵食品です。この植物性の乳酸菌というものがとても優秀。ヨーグルトなどの動物性の乳酸菌よりも丈夫で、より生きたまま腸に届きます。また、キムチの乳酸菌は、キムチ1gに8億個ほども存在し、この数はヨーグルトにも匹敵します。キムチは大変優れた発酵食品なのです。
■韓国と日本のキムチの違い
キムチの本場韓国では、発酵していないものはキムチと名乗ることができませんが、日本のキムチは発酵していなくてもキムチと名乗ることができます。
韓国のキムチは、最初に塩漬けで乳酸菌発酵をさせた後に、ヤンニョムと呼ばれる合わせ調味料に、白菜や大根や人参など、さまざまな食材を漬け込みます。漬ける期間は4~5日以上。この期間が重要で、しっかりと漬けることで発酵したキムチが作られます。
日本では、キムチ風味の調味料に野菜を浸しただけの商品も「キムチ」として売られています。発酵はしておらず、いわば「浅漬け」の状態。日本人の舌になじみやすいように、酸味を抑えたりして味は調整されていますが、発酵食品としての役割は果たしてくれません。
しかし、日本で売られているキムチがすべて発酵していないかといえばそうではありません。
日本で売られているキムチには、発酵したものとそうでないものがあるのです。見分け方は、ラベルにキムチのゆるキャラ「アルンちゃん」のマークがついているかどうか。
引用元:韓国農協
今回の手作りキムチでも最初は浅漬けの状態ですが、2〜3日経過して酸味が出てくれば、植物性の乳酸菌によって美味しく発酵したキムチになります。
■キムチの健康効果
・代謝アップ!ダイエット効果も!?
キムチの辛み成分であるカプサイシンには、アドレナリンを分泌する働きがあります。これには、代謝を上げる効果と脂肪を分解する役割があります。辛いものを食べると体がぽかぽかしてきますよね。これはまさに、代謝が上がっている証拠です。
脂肪の分解については、あくまでも分解するだけで、使わなければまた脂肪に戻ってしまいます。食べるだけでは脂肪燃焼はあまり期待できず、有酸素運動と合わせることで初めて、分解された脂肪が燃焼されます。キムチのダイエット効果に期待したいなら、しっかり有酸素運動も取り入れるようにしましょう。
・ビタミンいろいろ!美肌効果
キムチには、美容のビタミンともいわれる「ビタミンB2」を含むビタミンB群、また、ビタミンC、ビタミンAなどのビタミン類が含まれており、美肌効果が期待できます。
また、抗酸化作用のある「βカロテン」も含まれているので、アンチエイジング効果もあります。毎日キムチを当たり前のように食べている韓国人の美肌の秘訣ひけつかもしれませんね。
・免疫力アップ!
腸は、「第2の脳」だと言われています。免疫細胞の7割は腸に存在すると言われているので、腸内環境が整えば免疫力アップにもつながります。
・腸内環境改善!便秘解消に
キムチに含まれる乳酸菌は、「ラクトバチルス」という植物性の乳酸菌です。これは、ヨーグルトなどの動物性の乳酸菌より胃酸に強く、生きたまま腸に届きやすいと言われています。また、キムチに含まれる白菜などの食物繊維により、腸のぜん動運動が促進され、整腸作用が促されます。
・入眠がしやすくなる!?安眠効果
寝る2時間前までに摂取することで、安眠を促します。人間は、寝る前に1℃ほど体温が下がるようになっています。寝る前に入浴をするとぐっすり眠れるのは、この仕組みがあるためです。キムチを夕食で食べると、カプサイシンの働きで体温が上がり、その後体温が下がるので、より入眠しやすくなります。
■■■私の大好きな組み合わせ
乳酸菌は熱に弱く、40度以上の熱を加え続けると死滅してしまいます。キムチの乳酸菌を十分摂取したければ、加熱せずに食べるのがおすすめ。毎日摂取する場合は、1日50gを目安に食べましょう。漬物なので塩分が多く含まれるため、食べすぎは禁物。
食卓にごはんのお供として出すのもいいですが、より効率の良い摂取方法で私のおすすめは、『キムチ+納豆+ごま油』。納豆に含まれるオリゴ糖が、キムチの乳酸菌のえさになるため、食べ合わせ効果が抜群です。カラダに良くて美味しい、とても効率的で嬉しいおすすめの組み合わせです。