手づくりコスメ!生薬・ハーブのエキス抽出


自然の力を借りるアロマセラピーの一つ、ハーブ薬を作っています。ハーブ薬は、芳香植物(ハーブ)を油に漬け込むなどして、その薬効成分を有効に取り出したものです。

浸出液、浸出油、チンキ剤、ハーブビネガーなどがあります。昔から民間療法として利用されてきた、家庭で手軽につくれて作用もおだやかな、安心して使えるものです。これらを目的(しみ・しわ・たるみ・美白など)に合わせて調合して、肌質に合う化粧品や石けんを作っています。

チンキ剤

植物をアルコール類(ただし無臭蒸留酒に限る)に浸すと、植物に含まれるあらゆる成分(水に溶けない成分まで)が浸出します。この液体を「チンキ剤」といいます。浸出液や浸出油に比べて、抽出される有効成分の濃度が高くなります。
チンキ剤は、化粧水や乳液、クリーム、入浴剤、フレグランスとして使えます。アルコール類の中でもウォッカや焼酎を選んでつくれば、飲用することもできます。気になる効能がある日本のハーブ(生薬)と西洋のハーブの両方を抽出しています。

チンキ剤のつくり方

【材料と道具】

●ドライハーブ・生薬…10g

●アルコール類…40度以上の無臭蒸留酒(ウォッカやホワイトリカー、無水エタノールなど)または1.3ブチレングリコール(BG)(アルコールの刺激や乾燥、匂いがダメな場合)100ml~200ml←書籍によって様々なので。私は100mlでつくっています。できあがりは80mlほどですが、1回で50ml(1~2週間分)つくるのに使うのが小さじ1(2.5cc)なので最低でも32週(8ヶ月)分つくれます。

●ガラスビン…※煮沸消毒(熱湯の中に5分間つける)し、必ず中を乾かしてから使います。フタは密閉できるもので、金属製のものは避けます。

●ガーゼ、またはコーヒーフィルターかストレーナー

【つくり方】

1.ガラスビンにドライハーブや生薬を入れたあと、アルコール類を注ぎ入れます。(浸出は1種類づつ、化粧水などをつくるときに2~3種類混ぜても)

2.ハーブ・生薬が全てアルコールに浸かっているのを確かめてからフタを閉めてときどき振り混ぜながら2~4週間おく。

3.ガーゼやコーヒーフィルターで濾し絞る。

1年間は保存が可能です。

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