インフューズドオイルにハンガリーウォーターを加えた幻の石けんを作ってみました。
が、あえなく失敗!
インフューズドオイルとはオイルにハーブの油溶性成分を侵出させたオイル。ですが、今回はneroliさんやくまぐま☆なちゅさんが紹介しているウルトラ抽出法で作ったインフューズドオイルです。
要するにオイルのみでハーブの成分を抽出しようとすると油溶性の成分しか抽出されないが、ハーブには水溶性の有効成分も多く含まれるため、高濃度のアルコールを使うことでハーブの水溶性成分も油溶性成分も取り込んだ、とっても贅沢な、まさしくウルトラなオイルということです。
これに、さらにとびきりハーブの成分が贅沢な「幻の石けん」を作るために、通常は精製水で作る苛性ソーダ水溶液を、ハンガリーウォーターに替えて作ってみました。
ハンガリーウォーターもいろいろな作り方がありますが、ここでは前田京子さんの『石けんのレシピ絵本』にあるレシピ中のハンガリーウォーターの作り方を採用しました。ただのハーブティーより白ワインの保湿効果をも取り込もうと思ったからです。
ウルトラ抽出では無水エタノールという99%アルコールのものを使い、ハンガリーウォーターにもアルコールである白ワインを使ったわけです。もちろん作り方通りアルコールはとばしましたよ!
いざインフューズドオイル+他のオイルの中に、苛性ソーダinハンガリーウォーターを流し込んでみると、かき混ぜたそばから石けんが固まり始めました。こんなことは始めてです。ビックリ!
それでもしばらく(10分くらい?)かき混ぜてみました。重たいです。なかなか混ぜられません。固まったといっても失敗したホワイトソースのようにダマダマな状態です。そしてなんだか熱いです。ボールの中の石けんタネからホカホカな空気が泡立て器を持っている手に当たります。
う〜〜〜ん、失敗?でもなんで?約5年間石けん作りをしてきて、ウルトラ抽出オイルで失敗したことはありません。もちろんレシピ通りのハンガリー石けんも驚くほど良い石けんでした。
専門家でもなんでもないけど、思うにアルコール+アルコールで鹸化が即始まったという感じでしょうか?発熱によって鹸化が即・促進された?
アルコール分をとばしたといっても確実にとばしきれるわけもなく…(オイルの酸化やいたみを避けるためにもアルコールをとばす作業はなんとなく遠慮がちになります)そこにさらに白ワイン(アルコール)を使うハンガリーウォーター…うまくいけば相当贅沢な石けんができたんだろうな〜!それとも絶対無理な組み合わせなのか?
やっぱりあれもこれも欲張ってはいけない?
なんとなくそのまま廃棄しちゃうのももったいないので、最後までやり遂げるべく保温→熟成の期間を待ってpHチェックした上で使えるようなら使ってみようと思います。その時はまた記事upしま〜す!
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