魚座新月!腎臓クレンズファスティングチャレンジスタート

2021年3月13日(土)19:22は魚座の新月でしたね。

魚座には相反するもの、夢と現(うつつ)の境界をあいまいにしつつ心地よく調和させていくというテーマがあります。正反対である乙女座の基本ポジションの6ハウスに魚座があるという矛盾、新しいものが生まれる前、12星座中最後の星座でもあり、『水』の元素で『柔軟宮』なので感情的に移ろいやすくもなりますが、それはそれでいいのだと開き直りつつ、これまでのことを見直しながらより良いものを生み出すための準備期間をゆるゆる過ごす一時となります。海王星と金星のサポートもあるので、身体に負担をかけずに、妄想を膨らませながら夢を広げていくと良さそうです。

 

個人的には、腎臓クレンズファスティングを開始する時期となりました。ファスティングクラブの主催者の方の強いすすめもあり、腎臓に良いとされるクランベリージュースとこちらのMCTオイルをお供に、チャレンジしていきたいと思います。

 

 

臓器の働きを正常にするファスティング

私が毎月行うファスティングは完全なる断食ではなく、コールドプレスジュースやスープで栄養を取りつつ、無理なく楽しみながら取り組むことができるファスティングです。担当のコーチの方が親身になって相談にのってくださることもあり、これまで大腸5日間、肝臓5日間と無理なくファスティングに取り組むことができています。

 

ハーブの力を借りて、一つずつ臓器をクレンジングしながら行うファスティングはとても気持ちよく、毎回身体が生まれ変わる感じを実感できています。

 

これまで書いてきたように、私は朝・昼はほとんど食べないライフスタイルを送ってきました。最終的にその方が脳も身体も軽くて楽に動けて快適だったからです。でも、先月(2月12日〜17日)行った肝臓クレンズファスティング以降、朝も昼もお腹が空くようになり、1日3〜4食お腹が空いたら食べるようなサイクルになってしまいました。それが心地よく、食べたからといって眠くなったり、脳や身体が重くなることもなく快適だったのです。

 

それらのことを担当コーチにお話しすると、それはハーブティーなどで引き続き同時に行っている大腸クレンズの影響で胃腸の消化の働きがよくなったからではないか、とのことでした。排泄も多い日には1日に4回あることもあり、食べてもスッキリ。あんまりにも暴食してしまった日には胃腸の働き?で食あたりになりました!

 

それにしても、食べる生活に戻ってしまったのにちゃんとファスティングできるかしら???

 

 

腎臓クレンズファスティング用のスープ

それでは、今回、腎臓クレンズのために作ったスープとその素材についてご紹介したいと思います。私の場合は、いつも鶏ガラボーンブロスをベースに動物性食材の出汁や野菜などの食材を追加して作っています。

 

食材を吟味していて、魚介類には腎に作用するものが多くあることが分かりました。また、意図していなかったのですが、血虚や精神安定の働きがある食材を多く選んでいます。さあ、どんな味のスープになるのかなぁ・・・

今回は段階的に、まずはいつもの通り鶏ガラボーンブロススープのみを作り、鶏ガラと今回ラーメン用に煮込んでいたチャーシュー用の豚肉を取り出してから、そのボーンブロススープに順次魚介もさっとスープで湯引きするような感じで入れて出汁を取りました。その後に野菜やきのこなどの食材を煮込むような感じでスープを作りました。

 

 

腎臓クレンズファスティングスープ用に選んだ食材たち

黒豆

こちらも今回クラブの主催者の方の強いすすめのあった食材です。黒豆は昔から腎臓に良いとされる食材です。薬膳では黒豆だけではなく、黒ごま、黒きくらげなどの『黒い食材』は、腎の働きを高める作用があると考えます。なかでも黒い食材の代表格でもある黒豆は、血や生命力を補って血液の循環を改善し、腰痛や月経不順、疲労回復、老化防止などに効果的です。また、胃腸の働きを高めて水分の代謝を促すので、全身のむくみの解消にも。アントシアニンやサポニンなど抗酸化作用の高い成分も多く、生活習慣病の予防にも優れています。

 

【薬膳&食材データ】

体質

気虚、血虚、瘀血、水毒

五性/五味 平/甘
帰経

脾・肝・腎

主な作用 腰痛、月経不順、疲労回復、老化防止、むくみ、生活習慣病予防
9〜11月頃
選び方 皮の色が濃くてツヤとハリがあり、粒がそろっているもの
主な栄養素 アントシアニン、イソフラボン、カリウム、カルシウム、サポニン、脂質、食物繊維、タンパク質、鉄、ビタミンB群・E、レシチン

 

 

 

ニラ

一般的にスタミナ食というイメージがあるとおり、ニラは腎の働きを高めて陽気を補い、身体を温めます。足腰の冷えや腰痛の改善、滋養強壮効果が期待できます。

さらに、香り成分の硫化アリルには、血液をサラサラにして血の巡りを高めて血栓や動脈硬化、狭心症を予防する効果も。また、硫化アリルとビタミンB1の相乗効果による疲労回復効果が高く、免疫力もアップするので、風邪や肌荒れの予防にも効果的です。

また、身体の内部を温めて活性化させるので、特に男性の滋養強壮に効果があるとされています。

【薬膳&食材データ】

体質 気滞、瘀血、陽虚
五性/五味 温/辛
帰経

肝・胃・腎

主な作用 冷え性、腰痛、疲労回復、動脈硬化予防、風邪予防
11〜3月頃
選び方 葉が肉厚で幅が広く、葉先までピンとみずみずしく緑色が濃いもの。茎がしっかりと太く、切り口が新しくて香りの強いもの
主な栄養素 カリウム、カルシウム、カロテンビタミンB1・B2・C、硫化アリル
注意点 身体を温める作用が強いので、熱がこもっている人やのぼせのある人は食べすぎに注意。また、胃腸が弱い時には胸焼けをおこしやすいので気をつけて。

 

 

しめじ

便秘や肌荒れを解消する食物繊維が豊富で、カロリーが低いしめじは、女性に心強い食材です。血を補う作用もあり貧血の方にもおすすめ。血圧やコレステロール血を降下させる働きもあります。

【薬膳&食材データ】

体質 血虚、陰虚、陽熱、痰飲
五性/五味 涼/甘
帰経

腎・肺

主な作用 便秘、美肌、貧血
9〜10月頃
選び方 かさの色が濃くて小さく、軸のかたいもの
主な栄養素 食物繊維、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB2
注意点 特になし

 

 

 

エリンギ

キノコのなかではとくにカリウムが豊富で、血圧効果が期待できます。また、肝臓への脂肪の沈着を抑制し、肝障害を予防するというデータもあります。水のめぐりを改善し、手足のほてりや寝汗をおさえたり、からせきを止めたりする作用もあるとされています。

水溶性のビタミンが豊富なので、スープにして飲むのにもピッタリです。

【薬膳&食材データ】

体質  
五性/五味 平/甘
帰経

肺・腎

主な作用 から咳、手足のほてり、寝汗
10〜12月頃
選び方 軸が白くて太く、弾力とかたさがあるもの、かさの色が薄い茶色で、開きすぎていないものが良品です。 かさのふちが外側に開いているものは鮮度が落ちているので、内側に巻き込んでいるものを選びます。 パック入りのエリンギの場合は、パックの内側に水滴がついていないかを確認します。
主な栄養素 ナイアシン、ビタミンB2・B6・アスパラギン酸
注意点 繊維質が多いため、便の様子に注意する。

 

 

金針菜

本萱草(ほんかんぞう)というユリ科の植物の花の蕾が金針菜。キスゲやニッコウキスゲの仲間で、地方によっては佃煮などで食べられています。そのままでも調理できますが、日本で多く流通している乾物を使う場合は30分ほどぬるま湯でもどし、かたい部分がある場合は取り除きます。もどし汁にも栄養があるため、今回はスープに乾燥のまま投入しています。

金針菜には「忘憂草」という別名もあり、気の流れを改善して気持ちの落ち込みや憂鬱感を解消し、精神を安定させます。不眠症の改善も期待できます。

また、身体の熱を冷まして余分な水分を代謝させるので、むくみやほてりを取り除きます。血を補って巡りを改善するので、貧血や月経痛の改善にも有効です。

 

【薬膳&食材データ】

体質 気滞、血虚、瘀血、水毒
五性/五味 寒/甘
帰経

肝・腎

主な作用 精神安定、不眠症、貧血、月経障害、むくみ、ほてり
(生)6〜12月頃、乾物は通年
選び方 日本で一般的なのは乾物。明るい黄色のものが良品
主な栄養素 アスパラギン酸、カルシウム、カロテン、鉄、ビタミンA・B群・C
注意点 身体を冷やす作用があるため、冷え性の人や陽虚タイプの人には不向きな食材です。生の金針菜には毒があるため、必ず加熱調理し、多食は避けましょう。

 

 

ういきょう

本当は生のフェンネルが良かったのですが、時期的にまだ手に入らず、スパイスとして売られているものを使用しました。ういきょうはフェンネルの種子で、スパイシーな香が特徴。魚料理やピクルス、カレー、リキュールなどの風味付けのほか、ハーブティーとしても飲まれます。

消化を促進する効果が高く、胃もたれや食欲不振を改善します。気の巡りをよくしてお腹を温める作用があり、冷えによる胃痛やお腹のハリ、ガスがたまって苦しいときにもおすすめです。女性ホルモン様の作用があり、月経痛の緩和や母乳の分泌促進にも効果的です。

同じく、ういきょうという名前で生薬としても用いられています。身近なところでは、冷えがある人の胃炎や胃酸過多、胃潰瘍などを回復する安中散という漢方薬に使われています。

【薬膳&食材データ】

体質 気滞、陽虚
五性/五味 温/甘・辛
帰経

肝・腎・膀胱・胃

主な作用 消化促進、胃痛、お腹のハリ、月経痛の緩和
通年
選び方 よく乾燥していて香りの高いもの
主な栄養素 アニスアルデヒド、アネトール、α-ピネン、カンフェン、ジペルテン、ビタミンA・C、ペトロセリン酸、フェランドレン、フェンコン、リモネン、ルチン
注意点 熱がこもりやすい人や妊娠中は避ける

 

 

ホタテ(干し貝柱)

肉厚な貝柱を刺し身や焼き物にして食用にするほか、中国では、干し貝柱は干しアワビ、干しナマコに並ぶ高級感物として珍重されています。

ホタテは身体に潤いを与えて腎の働きを高める作用があり、疲労回復や老化防止にも効果的な食材です。胃腸に働きを高めるので、食欲不振や消化不良、倦怠感の改善にもよいでしょう。また、イライラやストレス、めまい、のぼせなどの緩和にもおすすめです。

干し貝柱からは美味しい出汁がとれます。めまいや疲労感がある人は、スープにして常食すると、身体の水分を増やして血を補い、血虚や陰虚の体質を改善することができます。

【薬膳&食材データ】

体質 気虚、気滞、血虚、陰虚、陽虚
五性/五味 平/甘・鹹
帰経

肝・脾・胃・腎

主な作用 疲労回復、老化防止、食欲不振、消化不良、倦怠感、イライラの改善、めまい、のぼせ
11〜6月
選び方 貝柱が飴色で、透明感があるもの。ふっくらとしてツヤと弾力があるもの
主な栄養素 亜鉛、カリウム、タウリン、タンパク質、ビタミンB12
注意点 特になし

 

 

エビ

日本人はエビ好きで、その消費量は世界でも一、二を争うほど。長いひげと腰の曲がった姿は、古くから長寿の象徴とされ、おせち料理やお祝いごとの席にも欠かせない食材とされてきました。

 

腎の働きを高めて体力や気力を補うので、足腰の冷えの改善や疲労回復、血行不良の緩和に効果的です。また、胃腸の働きを高めるので食欲増進に。めまいやふらつき、手足のふるえも改善します。干しエビも同様の効果が期待できます。

【薬膳&食材データ】

体質 気虚、陽虚
五性/五味 温/甘・鹹
帰経 肝、腎、胃
主な作用 足腰の冷え、疲労回復、血行促進、食欲増進、めまい、ふらつき、手足のふるえ
通年
選び方 殻の縞がはっきりしていて、身が透き通っているもの、ひげがピンとしているもの
主な栄養素 亜鉛、アスタキサンチン、キチン質(殻)、タウリン、タンパク質、銅、ビタミンE

 

 

タラ

タラも出汁として使う予定でしたが、急遽メニュー変更でアクアパッツアとしておいしくいただきました。

https://hatato.net/post-3628/

タラは消化・吸収が良く、気と血を補うので息切れやめまい、動悸の改善や披露時の体力回復に効果的です。高タンパク低カロリーなのでダイエット中にもおすすめな食材です。

【薬膳&食材データ】

体質 気虚、血虚、瘀血
五性/五味 平/甘
帰経

肝・腎・脾

主な作用 めまい、動悸、体力回復
10〜3月頃
選び方 みずみずしく、実が白く透き通っているもの
主な栄養素 グルタオチン、タウリン、ビタミンD・E

 

 

あさり

あさりもアクアパッツアに使ってしまいましたが、腎臓クレンズスープにはどうしても入れたい食材だったので、再度買いにいってきました!

産卵を控える春先と秋口は、もっともあさりの身が肥える季節。3月下旬から本格的な潮干狩りのシーズンになります。

身体の余分な熱を冷まして、むくみや身体の重だるさを解消。吐き気、痰のからむせき、必要以上に汗をかく症状やのどの渇きにも効果的です。血を補って精神を安定させる作用もあり、春先のイライラ感や五月病も予防します。鉄や造血作用のあるビタミンB12を豊富に含み、貧血の改善にもおすすめです。

【薬膳&食材データ】

体質 血虚、陰虚、水毒、陽熱、痰飲
五性/五味 寒/甘・鹹
帰経

肝・腎・脾・胃

主な作用 むくみ、せき、異常発汗、精神安定、貧血
3〜4月、9〜10月
選び方 殻つきの場合は、模様がはっきりしていて口をしっかり閉じているもの。水管を出しているものは新鮮。むき身の場合は身がふっくらとしてツヤのあるもの。
主な栄養素 カルシウム、コハク酸、タウリン、鉄、ビタミンB2・B12、マグネシウム

 

 

カキ

身体を潤して血を補うので、イライラや不安感、不眠症、動悸の改善に効果的です。また、ストレスや過労による心身の疲労も回復します。

『海のミルク』と呼ばれるほど、栄養価が高く、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルを豊富に含みます。亜鉛は、更年期特有ののぼせやほてり、イライラを改善し、肌や粘膜の乾燥を防ぐ効果のほか、清掃や前立腺の働きを補う作用もあり、男性の更年期にも。精子の活動を高めるので男性不妊で悩んでいる人にもおすすめです。亜鉛は体内に吸収されにくい栄養素なので、ビタミンCといっしょにとるとよいでしょう。また、肝機能を高めて解毒を促すので、美肌効果も期待できます。

カキの殻を焼いて粉末にしたものは牡蛎(ボレイ)という生薬で、精神を安定させる漢方薬によく使われます。イライラやのぼせ、不眠、倦怠感、寝汗、夢精の改善に効果があります。

【薬膳&食材データ】

体質 気虚、気滞、血虚、瘀血、陰虚
五性/五味 平/甘・鹹
帰経

心・肝・腎

主な作用 精神安定、不眠症、動悸、男性不妊、美肌
11〜3月頃
選び方 身がふっくらと厚く、周囲のひだが黒くて鮮やかなもの
主な栄養素 亜鉛、カルシウム、グリコーゲン、タウリン、タンパク質、鉄、ビタミンB2・B12、マグネシウム
注意点 特になし

 

 

イカ

種類が非常に多く、スルメイカやヤリイカ、コウイカ、アカイカ、ホタルイカなど、日本近海だけでも80種類以上が生息しているといわれます。最も漁獲されているのはスルメイカです。

血を補うので、月経不順や不正出血、おりものなど婦人科系のトラブル改善や貧血に有効です。また、タウリンが豊富で、高血圧やコレステロール値の低下、心臓機能の強化に。生活習慣病の予防や疲労回復の作用もあります。

イカの甲を煎じたり砕いたりしたものは、烏賊骨(ウゾッコツ)という生薬として、制酸剤・止血剤に用いられます。胃潰瘍や十二指腸潰瘍を改善したり、直接幹部に塗布して止血したりします。

【薬膳&食材データ】

体質 気虚、気滞、血虚、瘀血、陰虚
五性/五味 平/鹹
帰経

肝・腎

主な作用 月経不順、貧血、高血圧、コレステロール値の低下、生活習慣病予防
7〜3月頃
選び方 目が美しい黒で、身の透明度が高くて表皮の色がはっきりと残っているもの
主な栄養素 亜鉛、EPA、カリウム、タウリン、タンパク質、DHA、銅、ナイアシン、ビタミンE
注意点 特になし

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