ジンジャー

※ヤングリビングのエッセンシャルオイルは安心安全にこだわって作られている高品質なエッセンシャルオイルですので、私は自己責任にて原液塗布していますが、エッセンシャルオイルは 基本的にはV6マッサージオイルやベジタブルオイルで少し希釈して使うことが推奨されています。使用方法に舌に垂らして服用する、サプリメントとして摂取する、等の記載がある場合も同様に、自己責任によってご使用ください。

エッセンシャルオイルはお薬ではありません。でもふとしたきっかけで出会い、少しずつ使い続けては恩恵を受け、中には人生が変わったと言い切る人も大勢います。プラシーボではないけれど、不信感や不安がある場合は使わない方が良いです。100%オッケーという状態で使うことで初めて自ずと心が開かれていきます。自然の恵みを凝縮したエッセンシャルオイルには、自然の不思議な力が詰まっていて、自然そのままの嘘をつけない力が素直な自分に導いてくれる、そんな感覚が感じられます。レシピの通りではなく、自分が使ってみたいと思った時に、直感で選んだオイルに救われることの方が多かったりします。そんな時にお届けしているレシピや使い方が、ほんの少しでも参考になれば嬉しいです。

 

※ヤングリビングのジンジャーオイル(Zingiber officinale)は、食品添加物のヴァイタリティシリーズとして販売されております。

 

エッセンシャルオイル

アジアのバイタリティー

熱帯アジア原産のジンジャーは、古代から医療に使われてきました。ジャワ島やバリ島に伝わる伝統的な植物療法ジャムウでも、処方の中心として使われています。

ジンジャーティーは、消化不良のときや、乗り物酔いによる吐き気、手術後の麻酔や化学療法剤による吐き気を抑えるためにも使われます。妊婦のつわりには、ペパーミントと同じように使われます。

精油は温かくスパイシーな香りで、心身を温めて活性化する働きがあります。消化器系の症状の緩和や冷え性の改善にも役立ちます。

学名 Zingiber officinale
植物分類 ショウガ科
和名 ショウガ
原産地 インド、中国
使用部位/抽出法 根茎、根の水蒸気蒸留
主成分 ジンギベレン 30-40%

ベータセスキフェランドレン 8-19%

1,8シネオール(ユーカリプトール)+ベータフェランドレン 4-10%

ARクルクメン 5-10%

カンフェン 5-9%

ORAC:99,300 μTE/100g

精油の香りのタイプ/ノート スパイシー系/ミドル
香りの効能 穏やか、刺激作用、肉体的エネルギーと勇気を与える
効能 ジンジャーは消化薬、強壮剤で、痛みを和らげ、去痰剤である。

抗炎症、抗凝血剤、消化促進、麻酔薬、去痰剤、抗真菌剤

適応症 リウマチ、関節炎、消化器疾患、呼吸器感染症、鼻づまり、筋肉の痛み、吐き気、消化不良、消化障害、乗り物酔い
その他の使用例 ジンジャーはアルコール中毒症、食欲不振、関節炎、おかん、呼吸器感染症、うっ血、咳、消化器障害、感染症、筋肉痛、吐き気、リウマチ、副鼻腔炎、咽喉炎、捻挫に有効である。

伝統的に吐き気を抑制するために使用されてきた。

スパイシーで鋭い香り。からだを温めたり、鎮痛作用によって筋肉痛や関節痛などをやわらげたりする。

精神的な疲れを癒やして、心を元気にする。

感覚を鋭くし、集中力を高める。

血液の循環をよくし、風邪の症状をやわらげる。

咳や鼻づまりを好転させる。

関節炎やリウマチの痛みをやわらげる。

使用法 エッセンシャルオイル1にV-6ベジタブルオイル1の割合で希釈する①2-4滴局部、腹部、こめかみに塗布する。②チャクラ及び、ヴァイタフレックス反射点にオイルを塗布する。③直接吸入する。④噴霧する。⑤サプリメントとして摂取する。
禁忌、注意事項 ・抗凝血の特性は、ワーファリン、アスピリン等と組み合わせるとその特性を増強するため注意する。

・妊娠中や治療中は医師に相談の上、使用する。

・目や粘膜など敏感な皮膚の部分に使用しない。

・何度も使用するとかぶれを起こすこともあります。しよう後は直射日光を避けてください。

コンパニオンオイル すべての香料オイル・柑橘系オイル

ユーカリ・ラディアータ、フランキンセンス、ゼラニウム、マートル、ローズマリーCTシネオール、スペアミント

 

東洋医学と占星術

率先、自信、達成

ジンジャーは熱帯性の多年草で、草丈60~120cmに成長します。茎は葦に似て、葉は線上皮針形。黄色の花には紫色の斑があります。多肉質の根茎は偽茎を直立に出します。この根茎から、名高いスパイスと精油が生産されます。東南アジア原産のジンジャーは、世界中の熱帯の国々で栽培されています。
性質 熱・燥
五行 水(そして、火)
元素 火と地(熱3度、乾3度)
支配星/星座 火星/牡羊座・蠍座
歴史 ジンジャーとアジアのつながりは長く、調理と医療の目的で使用されてきた歴史があります。漢方ではショウガのナマの根を生姜(しょうきょう)と呼び、風邪や悪寒に発汗を促し、痰を切るために使用してきました。乾燥させた根を乾姜(かんきょう)と呼び、これは主に身体の陽気を回復させるのに役立ちます。

ジンジャーはアジアからヨーロッパに続く「スパイスの道」を旅した最初の品の一つです。この未知をギリシア人とローマ人たちは頻繁に行き来しました。ギリシアの医師ディオスコリデスは彼の著書『治療の物質』(77年)の中で、消化促進剤にジンジャーを推奨していますが、現在でもなお、吐き気や乗り物酔いに幅広く使用され、その効用が認められています。16世紀になると、西インド諸島においてスペインの征服者たちがジンジャーの栽培を始め、急速に自生するようになりました。ジャマイカ産のジンジャーは今日でもなお、調理用スパイスでは最高級品です。

身体への作用 ジンジャー油には本質的に温め、活力を与え、閉塞を溶く作用があります。ジンジャー油の用途は多岐にわたりますが、脾・心・肺・腎の陽気を活性化し、補う働きがあります。これは寒邪に侵され、衰弱した人で、舌の色が淡く、肥厚しているときに最適な精油です。

消化器系の内臓を活性化し、温めるジンジャー油は食欲不振や消化不良、膨満感、腹部のガスに適します。胸のむかつきや乗り物酔い、つわりを軽くするこの精油にオレンジやローマンカモミール、コリアンダーの精油を調合すると、さらに効果が増します。

心臓の血液循環を活性化し、強壮するジンジャー油は四肢の冷えや心臓の疲労、狭心症に適します。熱性で、活力を与える性質があるため、冷えとこわばりによるリウマチ痛に対して、局所の血行を改善させるように強力に働きかけます。

肺を温め、刺激するジンジャー油には去痰作用があり、白色あるいは透明な痰を伴う慢性気管支炎に適します。ユーカリやティートリー、マージョラムの精油を調合すると、悪寒や疲労、節々の痛みを特徴とする風邪やインフルエンザに役立ちます。免疫力を高める作用があるため、このような病気の再発を防ぐ助けとなるでしょう。

ジンジャー油は腎の陽気を強める作用があり、特に筋肉疲労を伴う腰痛に効果的です。東洋医学ではさらに、ジンジャーの腎気を補う作用には精力を増す強壮剤の働きがあると説明します。慢性疲労に悩む人々のインポテンツや不感症にもよいでしょう。

心への作用 腎、より詳しく言うと「志」に影響を及ぼすということは、この精油の心理的な作用につながります。伝統的に、占星学では力と男らしさの象徴である火星と関わるため、ダイナミックで燃えさかる火のようなジンジャー油は意志の力を活性化し、進取の気性を刺激し、決断力を蘇生させます。心と「神」への働きかけは、生命力の弱い人々に自信と倫理観を増幅させます。

このように、ジンジャー油は明確な計画とよい意図が合ったとしても原動力と楽観主義に欠けるため、率先して行動に移せない人々に向いています。このようなタイプは計画を延期したり、自己を疑う傾向にあるため、他人の後押しを待っています。彼らは肉体とも距離をとることが多く、闊達でスタミナのいる行為に気後れするのかもしれません。彼らの性的エネルギーは、いうならば引き潮の状態にあることがしばしばで、そのために落ち込むこともあります。

このタイプの人々にとっては、ジンジャー油は「志」のまさに理想的な触媒であり、生命の火を点火し、よく燃えるように働きかけます。あらゆる活動の源の火をつけるジンジャー油は実現を目指す気持ちの高ぶりを取り戻させます。

 

中国の長寿の神

ジンジャーは中国では長いこと、精力を増す長寿の秘薬でした。病気の治療ばかりではなく、養生術とも関わる中国伝統医学の一端を、ジンジャーが担ってきたのです。黄色の衣を着て、穏やかに微笑む長寿の神は世俗を超えた崇高な存在とされてきました。

 

ハーブティー

 

東洋、西洋を問わず、古い時代から風邪や悪寒に効果のある薬として用いられてきたハーブ。次第に料理にも使われるようになり、とうようでは、生の状態で魚や肉の臭み消しや風味づけなどに利用されています。

乾燥させた根を浸出させたジンジャーティーは、からだを温める効果が高いのが特徴。足先までポカポカと温まるので、冷え性の人や、風邪のひきはじめ、悪寒を感じるときなどに飲むとよいでしょう。

また胃を温めることで、食欲を促し、消化を助ける働きもします。むかつきや吐き気を収める作用もあり、乗り物酔いを緩和させるのにも効果的です。

ティーに使う部分 根茎
主要成分 精油、デンプン、ジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロン、ビタミン類、ミネラル、アミノ酸
作用 制吐、鎮痙、殺菌、駆風、血行促進、発汗、去痰
香りと味 スパイシーで辛みのある刺激的な味と香り
飲み方 細かく砕いてから、シングルまたはほかのハーブ、紅茶とブレンドして。はちみつを加えてもおいしい。
注意点 ・胆石のある人は医師に相談する。

・妊娠中の使用は避ける。

利用法 バスタブに入れて入浴する(冷え性や風邪のひきはじめに)。

 

料理・薬膳・その他

世界で人気のハーブ。ハーブティーの代表格

 

昔から家庭の常備薬として用いられるほど、薬効の高い食材です。身体を温める作用が強く、特に寒気を感じるような風邪の初期に食べると一気に体温を上げて発汗を促し、熱を下げて関節の痛みを和らげます。これはしょうが特有の辛味のもとであるジンゲロンとショウガオールによるもの。血行も促進するので冷え性改善にもおすすめです。

また、胃腸も温めるので、冷えによる下痢を嘔吐、食欲不振も緩和します。

胃の不調をととのえ、からだを温めるなど、すぐれた薬効をもち、漢方薬の「葛根湯」にも配合されてきます。特有の辛みが好まれて香辛料としてもよく用いられています。一般的に、東洋では生を料理に、西洋ではドライをデザートやリキュールなどに使います。

生の根茎は、生臭さをとる目的で魚の煮付けに用いたり、刻んで薬味にしたりします。また、ビネガーやオイルに漬け込んでドレッシングなどの香り付けにも利用します。ドライの根茎は、パンやクッキーに練り込んだり、ジンジャーエールなどの飲み物の風味付けとして利用したりします。

体質 気虚、陽虚、水毒
五性/五味 温/辛
帰経 脾、胃、肺
主な作用 風邪の初期、健胃、冷え性、下痢、嘔吐、食欲不振
注意点 更年期の冷え、のぼせがある人は、熱がこもって症状を悪化させる場合があるので注意。
【旬】6〜8月  【選び方】ふっくらと形がよくてしっかりとかたく、皮に傷がついていないもの。切り口が、カビたり干からびていないものを選ぶ  【主な栄養素】カリウム、カルシウム、シトロネラール、シネオール、ショウガオール、ジンゲロン

冷えをとって胃腸の働きを高めるので、むくみを改善することができます。比較的消化機能が低く、そのため代謝が低くなりがちな日本人の体質に合った、積極的な食材といえるでしょう。

皮の近くに有効成分が多く含まれているので、皮はスプーンなどで薄くそぐか、皮ごと使うのがおすすめです。


フレッシュハーブ

生の根茎は、肉の下味つけに使うと肉をやわらかくし、魚の下味つけに使うと生臭さを消してくれます。

また、砂糖やビネガー、オイルなどに漬け込んだり、薬味としても用いられます。

風邪の薬「しょうが湯」としても有名です。

 

ドライハーブ

根茎の粉末をパンやお菓子の生地に混ぜたり、スープや煮付けなどにふりかけて香りづけとして利用します。

また、ジンジャーティーとして飲めば、からだを温め風邪の症状をやわらげてくれます。

乾燥させた根茎は、妊娠中のつわりをやわらげるはたらきをもつともいわれています。

 

乾姜(生薬)

 

五性/五味 熱/大辛
帰経 心、肺、脾、胃
適応症 冷えによる腹痛、下痢、嘔吐、四肢の冷え、せき、呼吸困難、痰
含まれる漢方薬 胃苓湯、黄連湯、人参湯、大建中湯など

冷えによる腹痛や消化不良、嘔吐、四肢の冷えを改善します。肺を温めてせきやぜん息、悪寒、背中の寒気、痰などの解消に効果的です。体を温め、乾かす効果が強いので、とりすぎに注意。

 

 

ガーデニング

 

種生姜から育てる

サツマイモやジャガイモを育てるとき「種芋」から育てるように、生姜は「種生姜」から育てます。生姜も種となる実から大きくしていきます。買うときは、100~200gあたりの種生姜で1苗になることを覚えておきましょう。

分類 野菜
草丈 50〜80cm

長い花穂は赤紫色で、茎葉が赤紫色になることもあります。

性質 耐暑性/耐陰性
栽培のポイント

生姜(ショウガ)は塊茎(かいけい)を分けた種ショウガを植え付けます。生姜(しょうが)を上手に育てるためには、良い種ショウガを選ぶことが大切です。しっかりした芽を持ち、丸く膨らんで充実したものを選びましょう。

プランター栽培の生姜(ショウガ)は、野菜用の培養土で育てましょう。
畑栽培の生姜(ショウガ)は、堆肥や元肥を入れる2週間前位には石などをきれいに取り除き、石灰を入れ耕しましょう。その後堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。

深さ20~30cmの穴を掘り、そこに元肥を入れ、土を10cm程被せます。種ショウガの芽が、2~3個位になるように手で割り、芽を上向きにして20cm間隔で置き、その上に土を被せます。

生姜(ショウガ)は熱帯地方原産で、暑さと多湿を好みます。強すぎる日差しは乾燥するため生姜(ショウガ)の生育にはあまり適さない環境です。18℃前後から発芽し始め、生育適温は25~30℃です。

特に、夏の乾燥時期は水を切らさないように、充分な水やりを心がけましょう。

畑で栽培している方は、敷き草やわらなどでマルチをし、土壌の乾燥を防ぐことも効果的な方法です。

追肥は、植え付け後1か月毎に1回与えましょう。

萌芽(ほうが)初期に、茎の地際をカブラヤガに食害されてしまいます。カブラヤガとは、定植後まもない野菜類の株元をかじり、切り倒してしまうネキリムシの代表格です。株元の土壌中に潜んでいるので、深さ1cm程下を掘り起こして幼虫を捕殺しましょう。
※萌芽(ほうが)・・・芽生え、芽がもえ出ること。

食用の生姜(ショウガ)の花は、通常ほとんど咲くことはありません。極稀に、クリーム色と朱色の混色の花が、9~11月頃咲くようです。

収穫と使用方法 生姜(ショウガ)は、収穫時期によって呼び名が変わります。

・筆ショウガ(矢ショウガ)の収穫は、新芽の葉が、3~4枚開き、根が肥大していない状態で収穫します。

・葉ショウガの収穫は、7月下旬頃の葉が5~6枚の頃で根が少し太った状態で収穫します。根茎が小指程度の大きさにまで生長した段階の葉が付いたままで収穫します。

・根ショウガ(新ショウガ)の収穫は、地上部の茎葉が黄色くなり、枯れ始めたもので、充分根が肥大した状態のものを収穫します。

増やし方  

 

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