エッセンシャルオイルを使用する前に、必ずスキンテストをしてください。人間の身体は一人一人ちがっているので、まず小さな範囲にオイルを使って試してみる必要があります。1種類のオイルまたは1種類のブレンドオイルごとに試します。はじめてのオイルを重ね塗りするのであれば、次のオイルを塗布する前に最初のオイルに身体が反応するのに十分な時間(3〜5分)をあけてください。
化学合成された成分を含む化粧品、パーソナルケア製品、せっけん、クレンジング用品などを使用していた肌にエッセンシャルオイルを塗布する場合は、十分注意してください。これら製品の中には(特に石油系の化学物質を含む製品)、皮膚に染み込んでしまい、使用後何日も、場合によっては何週間も皮膚の脂肪組織にとどまっているものがあります。エッセンシャルオイルはこれらの化学物質と反応し、肌の痛み、吐き気、頭痛、その他の不快な作用をもたらすことがあります。
エッセンシャルオイルは、食べもの、水、環境などから体内に取り込まれた化学物質が蓄積した有害物と反応することもあります。エッセンシャルオイルで何か反応が出てしまった場合、いったん使用を中止して、体内クレンジングのプログラムを始めてから改めてエッセンシャルオイルの定期的な仕様を開始する方が賢明です。また、エッセンシャルオイル使用中は、水分摂取量を倍にする必要があります。
スキンテストと反応チェックについて
・1〜3滴のエッセンシャルオイルを、小さじ半分のV-6オイルまたは植物性の混合オイル、その他、アーモンドオイルやオリーブオイルのような純粋な植物オイルで希釈する。必要に応じてさらに希釈する。
・同時に使用するオイルの数を減らす。
・1種類のオイルまたは1種類のブレンドオイルだけを一度に使用する。
・塗布回数を減らす。
・浄水もしくは蒸留水の摂取量を増やす。
・専門家に解毒の状況をモニターしてもらう。
・希釈したエッセンシャルオイルを小さな範囲の皮膚で30分間テストしてみる。赤変や痛みがみられたら、直ちに純粋な植物オイルかマッサージオイルでその部分を洗った後、せっけんと水で洗う。
・痛みその他の不快な副作用がおさまらない場合は、その部分でのオイルを使用し、反応が出にくい足裏に塗布してみる。
問題を避けるため、以下のような成分を含んだ製品の仕様を避けてください。
・アルミニウム、石油化学薬品、その他の合成物質を含む化粧品、除臭剤、パーソナルケア製品など。
・合成化学物質を含有するパーマ、ヘアカラー剤、ヘアスプレーやジェルなどの整髪料、ラウリル硫酸ナトリウム、プロピレングリコールまたは酢酸鉛などの合成化学物質を含有するシャンプー、練り歯磨き、うがい薬、せっけん
・合成化学物質や溶剤を含んだ園芸用のスプレー剤、ペンキ、クレンザー、洗濯せっけんや洗浄剤
多くのエッセンシャルオイルは、目と耳の中を除いて身体中のあらゆるところに使用することができます。ただし、特定の敏感な組織に痛みを引き起こすオイルもあります。適切な希釈率については、こちらをご参照ください。
エッセンシャルオイルはすべて、子どもの手の届かないところに置き、もし子どもに用いるのであれば熟練者の監督のもとにおこなってください。子どもまたは幼児がエッセンシャルオイルを飲み込んだ場合には、
・牛乳、クリーム、ヨーグルト、その他、オイルと馴染む性質のある安全な液体を飲ませる。
・救急病院、その他緊急の医療関係者に連絡する。
注意:身体のphが低いとき(つまり過度に酸性に傾いているとき)には、オイルによって好ましくない反応が出ることがあります。
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