化学調味料や添加物が含まれ、牛脂や豚脂で固められた市販のルーを使わないカレーです。鶏肉はなるべく良いものを少しの量、畑の肉と言われる大豆入り。
最初はなんとなく物足りない気もしたけど、子どもたちは市販のルーを使うよりこちらのカレーが気に入っているので、少しだけ手間がかかるけどこちらを作ります。
<今回の材料>※お好みのもので。
鶏肉(国産地鶏などなるべく良いもの。ブロイラーは不可。)250g
大豆水煮(生協で買ったパックになっていたもの)1パック
玉ねぎ 3個
人参 2本
セロリ 2本
じゃがいも 2個
にんにく 2かけ
しょうが にんにく2かけ分くらい
カレー粉 小さじ2(辛いのを作るならもう少し増やす。この分量だと甘口)
小麦粉、ケチャプ、ウスターソース、とんかつソース、塩など(化学調味料不使用、無添加のもの)
<作り方>
・鶏肉と大豆にカレー粉(小さじ2)をまぶしておく(30分以上)
・すべての野菜をフードプロセッサーなどでみじん切りにする。
・鍋にオリーブオイルを熱し、みじん切りにした野菜に塩をふって炒める。(焦げないように弱〜中火で)
・しんなりして水気が出てきたら鶏肉と大豆を入れて、鶏肉に火が通るまで炒める。
・鶏肉に火が通ったら小麦粉(大さじ4)を入れて、ダマにならないようによく混ぜる。
・水4〜5カップ入れて煮込む(水の量は好みのとろみぐあいに合わせる)。
・とろみが出てきたらソースやケチャップ、塩などで好みの味に整える。
調味料は毎日少しづつ使うもの。でも少しづつなので買うのは1〜2ヶ月に1度で経済的にそれほど負担にならない。だからなるべく良いものを使う。それだけで料理の味が変わるし、腕上げた?と言われます。
調味料を買うときに原材料に知らない薬品の名前がないか確認するのはもちろんだけど、実はその製造方法の方が大事だったりする。原材料は「表示」されるけど、製造方法は表示の義務がないので、自分で調べるか信頼のおけるブランドを見つけるか、信頼のおけるお店で購入する。
例えばしょうゆ。よくチラシで今日の目玉商品とかでしょうゆが1本(1L入り)98円とか載っていたりする。スーパーへ行き、そのしょうゆの原材料を見てみるとまず始めに「脱脂加工大豆」とか書かれている。詳しくはしょうゆの豆知識で。簡単に言うとコストダウンのため、そして大豆油の搾りかすの有効活用のため(?)大豆の油を搾りとったのこりかすで仕込んだしょうゆということ。搾りかすってだけでなんとなく嫌だけど、そもそも味が悪い。醸造や発酵の過程で繰り返される分解や反応でできる自然なまろやかさや香りがなく、なんだかとがった味で旨味もない。それを本物のしょうゆに近づけるために甘味料や着色料、アミノ酸や増粘剤、保存料などを加えている。アミノ酸というと何でも体に良いものと誤解している人が多いけど、これも間違い。
元々は食べものとして体内に入ったタンパク質が胃や腸で分解されて最終的にとても小さな分子であるアミノ酸になり血液に吸収され、体の各部位になる。
だから添加物として科学的に作られたアミノ酸(うまみ調味料)は全く別のもの。そのくせ同じように分子が小さく、体内で容易に吸収されてしまうので恐ろしい害がある。特に妊婦さんは要注意!→食品添加物 アミノ酸の話
髪の毛しょうゆ?!なんて恐ろしい→しょうゆのはなし 自然食品専門店くるみや
しょうゆの豆知識→[資料]食品添加物
我が家で使っているしょうゆの原材料は、「大豆、小麦、塩」のみ。しょうゆは本来これだけで作られるもの。まろやかな旨味があって美味しい。
ソースでもケチャップでもまずは原材料を確認する。まだまだ少ないけど、知らない薬品が入っていない調味料も大抵の店に置いてある。そういう「本物」を選ぶ人が増えれば、「本物」に囲まれた本物の豊かな暮らしになるし、粗悪な偽物が出回らなくなると思う。
チョコレートも探せば原材料がシンプルなものが見つかる。チーズも同じく。
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