シラントロ(コリアンダー葉油)

※ヤングリビングのエッセンシャルオイルは安心安全にこだわって作られている高品質なエッセンシャルオイルですので、私は自己責任にて原液塗布していますが、エッセンシャルオイルは 基本的にはV6マッサージオイルやベジタブルオイルで少し希釈して使うことが推奨されています。使用方法に舌に垂らして服用する、サプリメントとして摂取する、等の記載がある場合も同様に、自己責任によってご使用ください。

エッセンシャルオイルはお薬ではありません。でもふとしたきっかけで出会い、少しずつ使い続けては恩恵を受け、中には人生が変わったと言い切る人も大勢います。プラシーボではないけれど、不信感や不安がある場合は使わない方が良いです。100%オッケーという状態で使うことで初めて自ずと心が開かれていきます。自然の恵みを凝縮したエッセンシャルオイルには、自然の不思議な力が詰まっていて、自然そのままの嘘をつけない力が素直な自分に導いてくれる、そんな感覚が感じられます。レシピの通りではなく、自分が使ってみたいと思った時に、直感で選んだオイルに救われることの方が多かったりします。そんな時にお届けしているレシピや使い方が、ほんの少しでも参考になれば嬉しいです。

 

※ヤングリビングのシラントロオイルは、食品添加物のヴァイタリティシリーズとして販売されております。詳細はこちら(PDF)

簡単レシピ☆シラントロ ドレッシング

材料:
ごま油  大さじ2
シラントロ ヴァイタリティ 1~3滴(お好みで)
ナンプラー 小さじ4
醤油 小さじ1
ハチミツ 大さじ1
レモン汁 1個分
酢 適量
塩 適量
にんにくすりおろし 1片
ショウガすりおろし 小さじ1
唐辛子 1本

作り方:
すべての材料をよく混ぜて出来上がり(^^♪

シンプルなサラダにかけたりピータン豆腐やバンバンジーにもピッタリのドレッシングです。

 

エッセンシャルオイル

デトックススパイス

ローマ人によってイギリスやフランスに持ち込まれたコリアンダー。種子は消化を促し、お腹にたまったガスを減らします。

精油は甘くスパイシーな独特の香り。体内に溜まった毒素を排出します。

学名 Coriandrum sativum
植物分類 セリ科
和名 コエンドロ(胡荽)
原産地 ロシア
使用部位/抽出法 葉の水蒸気蒸留
主成分 リナロール 65-78%

αピネン 3-7%

カンファー 4-6%

γテルピネン 2-7%

リモネン 2-5%

酢酸ゲラニル 1-3.5%

ゲラニオール 0.5-3%

ORAC:298,300 μTE/100g

精油の香りのタイプ/ノート スパイス系/トップ〜ミドル
香りの効能 なだめ、心を落ち着かせる
効能 疲れて弱った気持ちに活力を与える。

消化を促し、食欲を増進させる。

体を温め、血行をよくし、体内の毒素を排出する。

炎症を抑え、関節痛、腰痛、喉の痛みなどを和らげる

消化促進、食欲増進、鎮痛、鎮静、抗炎症、抗感染、うっ滞除去、抗不安症、強壮、抗酸化、抗菌、抗真菌、肝保護

適応症 糖尿病、関節炎、腸障害、皮膚疾患
その他の使用例 コリアンダーの生葉は、非常にクセのある香りを持ち、カメムシの匂いなどと表現されることもありますが、エスニック料理には欠かせない素材です。中国語では香菜(シャンツァイ)、タイ語ではパクチーと呼ばれます。

種子は古くからスパイスとして、料理にはもちろん、ワインの香り付けや肉の防腐剤として用いられてきました。

使用法 エッセンシャルオイル1にV-6ベジタブルオイル1の割合で希釈する①2-4滴局部、腹部、こめかみに塗布する。②チャクラ及び、ヴァイタフレックス反射点にオイルを塗布する。③直接吸入する。④噴霧する。⑤サプリメントとして摂取する。
禁忌、注意事項 ・過度に使用すると麻痺を起こす可能性があるので、使用量に注意する。
コンパニオンオイル オレンジスイート、クラリセージ、サイプレス、サンダルウッド、ジュニパーベリー

 

 

 

東洋医学と占星術

喜びを伴う安定性、静かな創造性

コリアンダーは耐寒性の1年草で、草丈は30〜90cm。繊細で色鮮やかな緑色の葉をつけ、優美な白い花は散形花序に咲きます。小さな円形の果実を多数つけ、果実の色は熟するにしたがい、緑色から茶色に変化します。地中海沿岸と西アジアに原生するコリアンダーは、世界中で商業的な栽培が行われ、温暖な気候を好み繁茂します。
性質 温・燥
五行 水(そして、火)
元素 土、火
支配星/星座 水性・火星・月/水瓶座
歴史 Coriandrumという学名はラテン語で南京虫を意味するkorosに由来します。コリアンダーの新鮮な葉はこの虫によく似た鼻持ちならぬ匂いがするためです。

コリアンダーの種子は太古から、香りの刺激剤として、また調理用スパイスとしての人気がありました。3000年以上も昔に栽培が始まったコリアンダーは中世のあらゆる医学書やギリシア人の書物、聖書、初期サンスクリット語の書物などに記載されています。

エベルスのパピルスにあるように、古代エジプト人はワインにコリアンダーと生のニンニクを浸し、媚薬として飲用しました。幸福になる秘密を含むと信じられ、寺院の神々に献上される植物の一つでもありました。

コリアンダーの種子はツタンカーメン王とラムゼスⅡ世の墓から発見されています。

聖地に原生するコリアンダーを、古代ヘブライ人は髪よりイスラエルの子どもたちに授けられたマナにたとえ、過ぎ越しの祝いに苦味のハーブの一つとして食べました。中医学では胃と心臓の強壮剤であるコリアンダーは、古来中国では長寿を約束し、痛みを緩和するハーブとして考えられ、愛の魔法と媚薬の処方に用いられる魔女のハーブでした。

チューダー王朝時代のイギリスにおいては、コリアンダーは「ヒポクラテス」という飲み物に配合され、結婚式や催事の気分を高めるために招待客にふるまわれていました。

身体への作用 コリアンダーには温・燥の気の質があり、キャラウェイやフェンネルなどセリ科の植物を蒸留した精油と同じように、消化によく、腸内ガスを排出させる作用があります。

胃腸の気の流れをよくするコリアンダーシード油は消化を助け、痙攣を収める素晴らしい働きがあり、食欲不振や消化不良、膨満、腹部のガスに役立ちます。

気を循環させ、寒邪を取り除くため、気の流れが阻害されて痛みがあるとき、たとえば関節症や神経痛、リウマチ痛にも使用する価値があります。

マージョラム油とクラリセージ油を調合すると、このほかに筋肉痛やこわばりも楽にするでしょう。

心への作用 カルダモン油のように、コリアンダーシード油は脾胃の機能を高めて「意」を活性化します。この働きはコリアンダーシード油の神経強壮作用を部分的に説明しています。気とともに神経系を強化するために、この精油は一般的な衰弱や精神疲労、神経衰弱に適します。

脾胃、そして「意」に及ぼす働きから考えると、この精油は心理面では「土」に関連します。同じように、スパイシーでほのかなムスク様の芳香と、精神を高揚させ、官能を高めると名高いその作用はコリアンダーを「火」と結びつけます。

温かいウッディ調の静けさとピリッと刺激的な辛味があることが、この精油に鎮静作用と精神高揚作用の両方を与えるため、不安やイライラして考えすぎる抑うつに適するのです。

コリアンダーは刺激的な火星と穏やかな月です。

伝統的には守護と不老不死のハーブ、コリアンダーはキャラウェイのように安心や平和、地上の永続性を求める感情を呼び起こします。しかも、コリアンダーの場合はこの特質に自発性と情熱が加わり、喜びを否定せずに安定させようと働きかけます。

コリアンダーシード油は将来設計や繰り返しを不得意とする、複雑で創造的な人々に理想的な精油といえます。安定と安心感を必要としていても、彼らは自らの回復力を自己の保護からではなく、情熱に身をまかせることによって得たいと思うのです。

 

エジプト神話のスカラベ

巨大なスカラベ(カブトムシ)は天空の道を太陽の火の玉を転がしながら進みます。豊穣と男性の生殖力、神の知恵を象徴するスカラベは、コリアンダーシード油の官能的で、直感的な作用を反映します。

 

 

ハーブティー

料理の香りづけや飾りに使うコリアンダーの葉は、東南アジアではパクチー、中国ではシャンツァイとも呼ばれ、クセのある独特の香りがあります。しかし、ティーに使う乾燥させた果実は、甘くスパイシーな香りで、あまりクセがありません。

コリアンダーティーには、消化を助ける働きがあります。食べ過ぎたときは、胃もたれを防ぐためにこのティーを飲んでおくと良いでしょう。おなかにガスがたまって苦しいときには、ガスを排出するのにも役立ちます。

また、抗菌作用があるため、口臭や体臭予防にもおすすめです。

おだやかな鎮静作用もあり、偏頭痛をやわらげる働きも期待できます。

ティーに使う部分 果実
主要成分 精油、脂肪酸、タンニン、糖類
作用 消化促進、健胃、鎮静、抗菌、駆風
香りと味 スパイシーでフルーティーな味。エキゾチックな香り。
飲み方 軽くたたいて香りを立ててから、シングルまたはブレンドで通常の飲み方を。
注意点 特になし。
利用法 ティーを使ってフェイシャルスチームをする(風邪の諸症状に)。

料理に使う

 

 

料理・薬膳・その他

独特の強い香りが、気を巡らせる

 

独特の強い香りが気を巡らせて、体を温めます。胃の働きも高めて消化促進し、食欲増進や食後のおなかのハリを解消します。さらに血液を浄化する作用もあります。また、発汗作用で発疹を追い出します。

葉にはカロテンやビタミンCなど抗酸化作用のある成分を豊富に含み、アンチエイジング効果も期待できます。

体質 気滞、水毒
五性/五味 温/辛
帰経 肺、脾
主な作用 消化促進、食欲増進、発汗作用、アンチエイジング
注意点 特になし。
【旬】3〜6月  【選び方】葉の色が鮮やかでみずみずしく、ハリのあるもの。香りが強いもの  【主な栄養素】カルシウム、鉄、ゲラニオール、ビタミンA・B1・C、ボルネオール、リナロール

シャンツァイを乾燥させたものは、胡荽(コスイ)と呼ばれる生薬です。体力が弱い子どもがはしかにかかると、熱が上がらず、赤くなりにくいので、十分に発疹ができません。そんなときは、シャンツァイの煎じ薬を飲ませると、発疹を促して予後が早くなるとされています。

胃もたれがするときは薬味としてたっぷりのシャンツァイを食べると、消化が促進され、胃もたれが解消するといわれています。胃腸が弱い人に欠かせないハーブといわれています。ナンプラーやごま油、魚介、ナッツ類と和えて、エスニックサラダ仕立てにしても美味。


フレッシュハーブ

生の葉は、そのままサラダなどの生食のほか、肉・魚料理の臭み消しとして用いたり、粥や麺、スープの薬味として使用します。

 

ドライハーブ

乾燥させた種子は甘い香りで、ホールのままシチューに入れたり、粉末にしてカレーやラタトゥイユ、焼き菓子などに用います。またガラムマサラなどのミックススパイスの材料としても使われます。

 

胡荽子(生薬)

五性/五味 辛味・酸味
帰経 胃、肺、大腸
適応症 浸透性のある発疹、健胃、 水疱瘡、発疹、赤痢、痔など
含まれる漢方薬

『嘉祐本草』には全草の薬効として「穀物を消化し、五臓を治し、不足を補い、大小腸を利し、小腹の気を通じ、四肢の熱を抜き、頭痛を止め、痧疹(発疹の類)を療ず。豌豆瘡の出ぬものは酒にして飲めばたちどころに出る。心竅に通ずるものだ。久しく食すれば人をして多くを忘れさす」と記載されています。『本草綱目』では果実、すなわち胡荽子の薬効として「痘疹を発し、魚腥を殺す」と記載されています。実際、胡荽子は健胃、発表薬として消化不良、麻疹が発透せず不快なときなどに用いるようです。また歯痛には煎じ液で含嗽したり、痔瘡脱肛には焼いて患部を燻すとされています。

 

ガーデニング

タネから育てる

コリアンダーは、世界的には歴史が古く、そのころからコリアンダーの薬用効能があると言われていたそうです。春か秋に種まきをして、葉が育ってきたら収穫します。夏の日差しを浴びすぎると、花が咲き、葉が硬くなるので、寒冷地以外では秋まきの方が向いています。土をあまり乾燥させすぎないように気をつけます。

分類 ハーブ
草丈 30〜90cm

繊細で色鮮やかな緑色の葉をつけ、優美な白い花は散形花序に咲きます。小さな円形の果実を多数つけ、果実の色は熟するにしたがい、緑色から茶色に変化します。

性質 耐暑性弱い/耐寒性普通
栽培のポイント

栄養豊富な土を好む。

移植を嫌うので、花壇や容器に直接タネをまきます。真夏と真冬以外ならほとんどいつでもタネをまくことができます。

栽培場所は、よく日の当たる場所を選び、水はけがよく、有機質に富んだ栄養豊富な土が適しています。

収穫と使用方法 パクチー(コリアンダー)は初夏から秋まで、葉が元気なうちは基本的にいつでも収穫ができます。

パクチー(コリアンダー)の葉は2つの収穫方法があります。

外葉収穫
パクチー(コリアンダー)の葉が20cm程の草丈になったら、外葉から摘み取ります。茎が固くなる前に収穫するのが、美味しさのポイントです。

パクチー(コリアンダー)は春夏だけでなく、秋冬も栽培することができます。特に春夏に種をまいたパクチーは、花芽が付きやすいので花芽ごと収穫しましょう。

株ごと収穫
株ごと収穫するときは、株間をとり、大きく育て、花が咲く前の状態で収穫します。

パクチー(コリアンダー)の種の収穫
パクチー(コリアンダー)の種を収穫したい場合は、花がらを摘まずにそのままにしておくと、実が膨らみ種になります。実が茶色く熟すまで育ててから収穫します。

エスニック料理の必需品
葉とタネの香りが違います。若葉はタイ、ベトナム料理をはじめとする、エスニック料理の風味づけには欠かせないものです。乾燥させて保存することもできます。

若葉を刻んでサラダやスープ、お肉やお魚料理にトッピングしたり、刻んだコリアンダーの葉とみじん切りのニンニク、レモン、塩、オリーブオイルで野菜を和えるだけでもおいしいマリネになります。ここにパプリカパウダーを加えると、突然中東の味になります。

コリアンダーは、根っこも美味しいハーブです。捨てずに刻んでスープに入れると、しっかりした野菜のお出汁が取れます。種子は乾燥させて料理に使うことがほとんどですが、生で食べてもナッツのような風味があります。

増やし方 タネで増やします。

 

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