ティー・ローション

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普段は何ともない100%天然の精油。たとえオーガニックでも、たとえ子どもにも安心なカモミールでも、肌の乾燥がひどく、どうにも敏感な時には刺激を感じてしみちゃいます。
そんな時にはハーブティーを使って作るティー・ローション。精油は植物が生合成した揮発性の芳香物質を蒸留によって留出させたもので数百におよぶ多数の精油成分によって構成されていますが、ハーブティーは植物そのもの丸ごと。精油成分だけでなく、他の脂溶性成分や水溶性、難容性成分も含まれています。成分だけを抽出したものより作用はマイルドです。
作り方はいたって簡単。ハーブティーを入れたら、そこに薬局に売っているグリセリンを混ぜるだけ。もちろん防腐剤もアルコールも入っていないので、できればその都度ハーブティーを入れて作りたいもの。朝入れたもので、朝の洗顔後と夜お風呂から上がってから肌につけるのに使う分には問題なしです。
グリセリンの量ですが、アロマケアでローションを手作りする際、諸説ありますが100mlにMAXで小さじ1杯までです。ティー・ローションは一度に100mlも作ることはないのであくまでも目安です。入れすぎるとかえって刺激になるし、逆に乾燥する場合もあるからです。これはグリセリンの水分を引きつける性質によるもので、多く入れすぎると、肌の深部にある水分までも引きつけてしまうためです。肌表面に塗るローションによって深部の水分が表面に引きつけられれば、そのまま蒸発してしまいます。
グリセリンはアロマ用品を扱うお店などで植物性のものが手に入りますが、乾燥がひどくすっごく敏感になった私の肌で、薬局で購入した局方グリセリンでも問題なしでした。
ハーブにはローズレッドペタルを使用。ローズって本当にスゴイ。このティー・ローションとして使ってもローズの香り豊かでしっかりアロマとしても働いている感じ。高価な化粧品によく使われていて美容効果が高く、あらゆる肌質に対応し、保湿や抗炎症作用にすぐれ、特に老化肌や乾燥肌に有効とされています。オールマイティーなハーブで、香りは男性にも好まれますが、特に女性は常備しておいて損のない(?)ハーブの一つ。
このティー・ローション作りにはお楽しみがもう一つあって、ローション用にこのローズのハーブティーをとりわけたら、残りにコラーゲンたっぷりなゼラチンパウダーをまぜてジェリーにして食べちゃう!お好みではちみつ混ぜても美味♪このジェリーを顔に塗って洗い流すパックにも使えます。その際は乾ききる前に洗い流します。
ティー・ローションにローズヒップを混ぜてもステキです。ローズヒップも美肌効果が高く、保湿作用をはじめ、肌の再生作用や収斂作用にすぐれ、キメを整えてくれる。老化肌にはハリを与え、乾燥肌には潤いを与えてくれる美容効果満点のハーブとされています。ハーブティーとして飲むとさすがは「ビタミンの爆弾」(レモンの20〜40倍のビタミンCを含む)と言われているだけあって酸味がありますが、ハチミツを入れて飲むと温まるし美容効果もアップ。
もちろんティーはジェリーにしても美味しく美肌効果が期待できます。
ティーを入れたあとのローズヒップをヨーグルトに入れて食べれば便秘解消にもなるとか。無駄なく余すとこなく、美容効果を取り入れられます。
ハーブの詳細などはこちらの書籍を参照しました☆

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