肝臓に良さげなスープの材料紹介

こんにちは。betterlifeです。

 

肝臓クレンズファスティング終了から1週間が経過しました。相変わらずジタバタワチャワチャといろいろなことをグルグルやっていましたが、忘れないうちに、肝臓クレンズファスティング用スープの素材について書いておこうと思います。

 

肝臓クレンズファスティング用のスープの材料と作り方はこちら

https://hatato.net/liver_cleanse_fasting/

 

その前に・・・ファスティング5日間まとめの記事に書いた、お通じがまったくないのに違和感もまったくなかった不思議な体験。回復食の梅流しや肝臓に良さそうな素材を消化が良いように調理したものを食べ始めて3日目ぐらいにズッシリズドンと出ました!体重はそれほど変わらず、大腸クレンズで減った2kgを維持している状態ですが、身体の軽さやお尻周りが若干スッキリした感じです。

 

ウォーキングも何とか、日によって10分〜1時間継続できています。先週は1日平均5000歩ぐらい、今週は3000歩ぐらいです。

 

肝臓クレンズファスティング5日間のまとめはこちら

https://hatato.net/liver_fasting_summary/

 

 

肝臓に良さげなスープにチョイスした素材について

1.デーツ(ドライなつめやし)

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デーツ=なつめやしは、ヤシ科の植物で、日本では熟した果実を乾燥させたドライフルーツとして売られています。干し柿のようなねっとりとした食感と黒糖のような、キャラメルのような濃厚な甘さが特徴です。西アジアやアフリカでよく食べられているフルーツで、イスラム教のラマダンの時期、断食明けの胃腸をいたわるためにまずはデーツを口にするそうです。

 

ナツメヤシは砂漠の過酷な条件で育ちます。生命力の強さから「生命の木」と呼ばれ、その果実であるデーツは、生きるパワーが詰まった栄養価の高い果物です。鉄分、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどのミネラル、ビタミン類や食物繊維などが豊富にバランスよく含まれており、マグネシウムと食物繊維においては、その含有量は果実の中でもトップクラスです。

 

そのほか、消化器の働きを助けてくれると言われる葉酸やナイアシン、パントテン酸も含まれています。

 

そのまま食べても美味しいです。レーズンと同じようにラム酒に漬け込んでパウンドケーキに入れたり、細かく刻んでミートソースやそぼろの具材にするのもおすすめです。お求めの際は、砂糖など余分なものが手なされていない、原材料なつめやしのみのものを。

 

銀座にある和菓子とお茶のお店『HIGASHIYA』の棗バターという一品。

棗椰子の自然な甘みに香ばしい胡桃と発酵バターを合わせ、香ばしく濃厚な味わいに仕上げました。日本茶はもちろんのこと、コーヒーやお酒にもよく合います。

 

 

2.白きくらげ

肌を潤す食材として知られています。またその潤いの作用でのどの渇きや空咳も改善。抗放射線作用もあるとされ、がんなどで放射線治療をしている人にも おすすめの食材とされています。

 

乾燥が気になる季節の肌の潤いのためにチョイスしてみました。

【薬膳&食材データ】

体質 気虚、血虚、陰虚
五性/五味 平/甘・淡
帰経 肺、胃、腎
主な作用 美肌・咳止め
9〜10月頃
選び方 よく乾燥していて肉厚で大きめのもの
主な栄養素 カルシウム、食物繊維、ビタミンD

 

 

3.干し椎茸

気と血を補って元気づけ、胃腸の働きを改善してくれる食材。胃もたれや食欲不振など、胃の消化力が低下している時に適しています。

 

さらに、免疫力を高めるレンチナン、コレステロール値を下げて動脈硬化を予防するエリタデニンなども豊富。これらはしいたけ特有の成分で、生活習慣病の予防に効果的です。また、薬膳では干し椎茸も生と同様に考えますが、干したもののほうが栄養価は高くなっています。

【薬膳&食材データ】

体質 気虚、血虚、瘀血
五性/五味 平/甘
帰経 胃、肝
主な作用 胃もたれ、食欲不振、疲労回復、動脈硬化予防、生活習慣病予防、免疫力アップ
3〜5月、9〜11月頃
選び方 白くてかさが開きすぎておらず厚みがあり、裏のひだが白くて変色や傷がないもの。軸が太くて短いもの
主な栄養素 エリタデニン、エルゴステロール、食物繊維、ビタミンB1・B2・B6、レンチナン

 

干し椎茸をもっとおいしく

中国では、生より干し椎茸をよく使います。干し椎茸をもどす時は、冷蔵庫などで低温でゆっくりともどした方がおいしくなります。

 

4.エビ

日本人はエビ好きで、その消費量は世界でも一、二を争うほど。長いひげと腰の曲がった姿は、古くから長寿の象徴とされ、おせち料理やお祝いごとの席にも欠かせない食材とされてきました。

 

腎の働きを高めて体力や気力を補うので、足腰の冷えの改善や疲労回復、血行不良の緩和に効果的です。また、胃腸の働きを高めるので食欲増進に。めまいやふらつき、手足のふるえも改善します。干しエビも同様の効果が期待できます。

【薬膳&食材データ】

体質 気虚、陽虚
五性/五味 温/甘・鹹
帰経 肝、腎、胃
主な作用 足腰の冷え、疲労回復、血行促進、食欲増進、めまい、ふらつき、手足のふるえ
通年
選び方 殻の縞がはっきりしていて、身が透き通っているもの、ひげがピンとしているもの
主な栄養素 亜鉛、アスタキサンチン、キチン質(殻)、タウリン、タンパク質、銅、ビタミンE

 

エビの殻には薬効と旨味が凝縮

抗酸化力の高いアスタキサンチンや肝機能を高めるタウリン、イライラを解消するカルシウムが豊富。酒を加えた水で出汁をとり、料理に活用しましょう。

 

 

5.しじみ

飲みすぎた日の翌朝のしじみのお味噌汁に、これまでどれだけ救われたことか。肝臓に良い食材の代表ともいえます。

 

しじみは、体の熱を冷ましてむくみや排尿異常を改善します。また、血を補い、精神を安定させ、動悸や不眠、貧血の解消にも。タウリンが豊富で肝機能の向上や二日酔いにも効果があります。

【薬膳&食材データ】

体質 血虚、陰虚、水毒、陽熱
五性/五味 寒/甘・鹹
帰経 肝、腎
主な作用 むくみ、排尿異常、精神安定、動悸、不眠、二日酔い
5〜10月
選び方 殻の黒みが濃くて口がしっかり閉まっているもの
主な栄養素 亜鉛、カルシウム、タウリン、鉄、ビタミンB12

 

 

6.セロリ

生のセロリも大好きで、野菜スティックにして塩コショウをつけて食べるのも美味。

 

セロリ独特の香り成分であるアピインは、気の巡りをよくします。さらに精神安定作用のあるカルシウムも多く含むので、ストレスによるイライラや情緒不安定、不眠症などに効果的。また、気の滞りによるめまいやのぼせ、高血圧、頭痛、目の充血の改善も期待できます。香りが強めのものを選ぶとよいでしょう。

 

また、体にたまった余分な熱や水分を取り除くデトックス効果もあるため、むくみや便秘の解消にもおすすめです。

【薬膳&食材データ】

体質 気滞、陰虚、水毒、陽熱
五性/五味 涼/甘・苦
帰経 肝、肺、膀胱
主な作用 イライラ、不眠症、頭痛、高血圧、目の充血、むくみ、便秘
11〜5月
選び方 葉にハリがあって色が鮮やかなもの。葉柄が肉厚なもので、緑色が濃いものは香りが強く、白いものはやわらかくて甘みがある
主な栄養素 アピイン、カリウム、カルシウム、カロテン、食物繊維、ビタミンB1・B2・C、ポリアセチレン

 

イライラの解消には葉 捨てずに有効活用を

セロリの葉は、気持ちを鎮めてイライラ感を解消する効果もあるので、細かく刻んで炒め物やスープに、とうがらしと合わせてピリ辛の佃煮などに活用しましょう。

セロリの葉とイカの生姜焼き。濃い味でご飯のおかずにもピッタリ。ちょいピリ辛、にんにくでセロリの臭みもなくバクバク食べられちゃいます。

 

 

7.玉ねぎ

玉ねぎには血や気の滞りを改善し、体を温める作用があります。気の巡りがよくなると消化が促進されて、胃もたれや食欲不振、おなかのハリなどが解消されます。

 

また、血中コレステロールや中性脂肪の代謝を高めて、動脈硬化や血栓などの生活習慣病を予防します。

 

切った時に目を刺激する辛味成分の硫化アリルは、ビタミンB1と結合して疲労回復効果を高めます。加熱すると変化するので、生食がおすすめです。

【薬膳&食材データ】

体質 気滞、瘀血、痰飲
五性/五味 温/甘・辛
帰経 肝、胃
主な作用 消化促進、胃もたれ、食欲不振、おなかのハリ、生活習慣病予防
4〜5月、9〜11月
選び方 しっかりと重みがあり、上から軽く押して芯が固いもの。皮がしっかりと乾燥してツヤがあり、傷がないもの。
主な栄養素 カリウム、カルシウム、ビタミンB1・B2・C、硫化アリル

 

茶色の皮も捨てないで、老化防止成分を煮出して利用

普段は捨ててしまう茶色い皮の部分は、ケルセチンというポリフェノールを多く含みます。抗酸化作用がビタミンEより強く、細胞や血管の老化を防止したり、血圧を下げるなどの効果があります。アンチエイジングを期待するなら、1日5gほどを煎じて飲むと良いでしょう。

 

1日1個の玉ねぎで毒素の一種『痰』を代謝

体にたまった消化不良物質を、中医学では『痰』という毒素の一種ととらえます。

痰がたまると、血中のコレステロール値や中性脂肪の値が高くなります。玉ねぎにはこの痰の排出を促す作用があります。1日に1個小さな玉ねぎを食べると改善効果が期待できます。

 

 

8.人参

にんじんには、血を補い、肝の働きを高める作用があります。肝は目の機能と関係が深いので、眼精疲労やドライアイ、夜盲症、視力の低下などの目の症状改善にも効果的です。また、消化吸収を高めるため、食欲不振や下痢、便秘にも良いでしょう。

人参の赤はカロテンの色。肌や粘膜、目の角膜、胃腸や肺、気管などの各種臓器の上皮細胞を健やかに保ち、免疫力を高めます。また、抗酸化力も高く、老化防止や抗がん作用も期待されます。

 

【薬膳&食材データ】

体質 気虚、気滞、血虚、陰虚
五性/五味 平/甘
帰経 肺・脾・肝
主な作用 眼精疲労、ドライアイ、食欲不振、下痢、便秘、貧血、美肌、免疫力アップ、老化防止

4〜7月、11〜12月

選び方

にんじん特有の赤みが強く、なめらかでハリがあるもの

主な栄養素

カリウム、カルシウム、カロテン、ビタミンC

 

 

9.昆布

北海道や三陸に生息し、出汁以外にも煮物や昆布巻き、とろろ昆布など、幅広い料理に使われる海藻です。

 

中国では昔から体のしこりをほぐして腫瘍を小さくするとされ、リンパ腫や甲状腺腫、子宮筋腫に効果的とされています。体の熱を冷まして余分な水分を代謝させるので、むくみや高血圧も改善します。

 

食物繊維を豊富に含み、便秘やコレステロール値の低下、動脈硬化の予防にもおすすめです。

【薬膳&食材データ】

体質

陰虚、陽虚、水毒、陽熱

五性/五味 甘/鹹
帰経 脾・胃・腎
主な作用 リンパ腫、甲状腺腫、むくみ、高血圧、便秘

7〜9月

選び方

幅が広くて、肉厚のもの。色が濃くて香りが強く、表面に白いうまみ成分がついているもの

主な栄養素

アルギン酸、カリウム、カルシウム、カロテン、食物繊維、鉄、ビタミンB1・B2、フコイダン、マグネシウム、ヨード

 

残さず食べてデトックス効果アップ

出汁をとったあとのこんぶは、千切りにして炊き込みご飯に。手軽にデトックスご飯ができあがります。また、ごま油を塗って塩少々で味付けしてから電子レンジで乾燥させ、こんぶチップスにしてもおいしくいただけます。

 

痰飲タイプや陽亢タイプの人は積極的に摂って

老廃物の代謝を促す効果があることに加え、熱がこもりやすい人の体質改善にも役立つので、常食をおすすめします。特に痰飲タイプ、陽亢タイプ(陰の気が不足すると同時に、陽の気が過剰になっている状態。めまい、寝汗、ほてり、舌の乾燥などが現れる)の人が常食すると体調の改善が見られます。

 

 

10.クローブ

生薬名:チョウジ、丁香

基原:フトモモ科Myrtaceaeのチョウジ Syzygium aromaticum Merrill et Perry(Eugenia cary ophyllata Thunberg)の花蕾

三品分類:不明、温裏薬

代表的な成分:オイゲノール、カリオフィレン、メチルサリシレート、バニリン、ピネン

使用量の目安:1回乾燥1.5〜5g

 

強くて甘い香りが特徴的で、スパイスとして肉料理やカレー、チャイなどに使われます。日本にも古くから輸入され、東大寺正倉院には大仏開眼供養会(752年)に使われたとされるものが保管されています。

 

おなかを温めて、胃腸の消化機能を高める働きがあり、冷えによる食欲不振や腹痛、吐き気、下痢の改善に効果的です。

【薬膳データ】

五性/五味 温/辛
帰経 胃、脾、腎
適応症 嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛、腹部膨満感、ヘルニア

7〜9月

選び方

幅が広くて、肉厚のもの。色が濃くて香りが強く、表面に白いうまみ成分がついているもの

主な栄養素

アルギン酸、カリウム、カルシウム、カロテン、食物繊維、鉄、ビタミンB1・B2、フコイダン、マグネシウム、ヨード

 

鶏肉とクローブの料理でおなかの冷えを改善

チキンカレーやチキンの煮込み、チキンソテーにクローブを加えると、おなかを温める効果が高まり、胃腸の冷えを改善します。消化が促進されて、食欲増進効果も期待できます。

 

 

 

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