スーパーでプロの殺し屋を雇うべし!

予知能力?悪いことする前にヤる!

免疫システムは私たちが外界と接するインターフェイス(接触面)です。免疫システムが健康で正常に働いていれば、細菌がついても感染しないし、アレルゲンに接触してもアレルギー反応が起こらないし、発ガン物質を摂取してもガンになりません。健全な免疫システムは健康維持の要石なのです。

エイズの出現で免疫システムやその不全について気にする人が増えたとはいえ、ほとんどの人がまだはっきりとしたイメージを持っていません。たとえば、よく「自己免疫系」などという言葉を聞きますが、そのようなものは存在しません。自己免疫とは免疫システムが自分のからだの細胞を攻撃してしまう病変のことです。(詳細は後ほど)

免疫システムが理解しにくい理由はいくつかあります。まず第一に、免疫システムがからだの機能単位として認められるようになってからまだ日が浅いことです。現代医学の歴史を紐解いてみると、お医者さんは今世紀の大半を通じて免疫システムを司る多くの器官に「機能なし」というレッテルを貼って、外科医は平気でそれらを摘出してきたという事実があります。医学の専門家は数え切れないほどの扁桃、アデノイド(咽頭扁桃)、虫垂、胸腺、脾臓を摘出し、破壊してきました。現代西洋医学では、そうした器官は無用の長物であり、体内に一定の空間を占めるに値しないと信じていたのです。

第二に、免疫システムを構成する器官が、たとえば消化器系や脈管系のように全体像をイメージしやすいような、きちんとした配列になってまとまっていないということ、第三に、免疫システムの働きがあまりにも複雑だということです。確かに細かく見ていくととても複雑で難しいのですが、私たちがからだの防衛力を守るために必要だと思われる部分をできるだけ簡単に分かりやすくまとめてシェアします。

 

免疫システムとは?

免疫システムは、リンパ球を含む免疫細胞として知られる細胞の複雑なネットワークです。これらの細胞が連携して、細菌やウイルス、ガン細胞など、からだの機能を脅かす異物からからだを守るのです。

複雑な免疫システムですが、何となく擬人化して捉えてみると分かりやすくなります。

免疫システムという秘密結社は、扁桃、アデノイド、胸腺、全身に分布するリンパ節、骨髄、循環する白血球、および血管から出て組織やリンパ管に移動する他の免疫細胞、脾臓、虫垂、腸管にあるリンパ組織という部署によって成り立っています。

免疫システムは大きく分けて2つの仕事をしてくれています。

1つ目は抗体を出して、微生物やウイルス、カビ、バクテリアから私たちのからだを守ること。

2つ目はからだのおよそ100兆個もの細胞の中から異常な細胞や悪い細胞を即座に見つけ出して破壊することです。私たちのからだは毎日100〜10000個ぐらいのガン細胞などの異常な細胞が発生しています。これ自体はおかしなことではなく、正常な代謝による反応です。

免疫システムが正常に機能していればこれらは自動的に素早く抹殺されますが、免疫システムがうまく機能していないと、悪い細胞や異常な細胞が増殖してしまいます。多くの人は、脳を最重要器官と捉えていますが、この免疫システムも私たちのからだに備わった脳と同じぐらいの賢さを持った大切なシステムなのです。

免疫システムが悪い細胞や異常な細胞を見分けるためにとくに目を光らせているのが、タンパク質の成分です。なぜなら、生体をつくっている分子のうち、タンパク質がもっとも特徴的・特異的だからです。

タンパク質についての記事はこちら

https://hatato.net/protein_facts/

さらに、循環する白血球はいくつかの精鋭部隊に分かれていて、各部署を移動しながら暗躍しています。敵か味方かスパイかを瞬時に見極めて、弱点を一瞬で見破ってもっとも効力のある武器を編み出し、冷静沈着に一発で相手を仕留め、次に同じような悪者が現れた時にはよりスピーディーに瞬殺できるようにその武器を保管しています。まるでゴ○ゴ13のようなプロの殺し屋です。

プロの殺し屋精鋭部隊の3つのポイント

 1.記憶力の高さ

なんの病原菌で、どういうウイルスで、どういう特性があって何が弱点でどうやって殺せば良いのか、すべてを5年後10年後20年後・・・までずっと覚えている。

2.見破る力

本来は味方だったのに、何かの原因で敵やスパイに変わってしまった細胞を100兆個もの細胞から即時に見破る。毎日何千個もの悪い細胞が生まれているが、スパイになった瞬間に見破って悪いことをする前に瞬殺する。

3.コミュニケーション能力の高さ

たくさんの免疫システムの細胞仲間とチームを組んで完璧に任務を遂行していく。脳は電気信号でつながっているが、免疫システムの細胞はそのようなものでつながっていないのに、遠くにいる仲間とも連携を組んでいる。病気を未然に防ぐために言うべきことは素早く正確に伝えている。

 

白血球システム

白血球はリンパ球、貪食細胞、顆粒球、樹状細胞の4つタイプに分かれます。

リンパ球

リンパ球は、免疫系の一部を構成する白血球で、Bリンパ球とTリンパ球、ナチュラルキラー細胞という3つの種類がある。一般的には、B細胞とT細胞、NK細胞と呼ばれている。

どのタイプも、骨髄の幹細胞から発生する。ある細胞は骨髄から胸腺に移動し、そこでT細胞になる。他の細胞は骨髄に留まり、B細胞となる。

感染性の微生物やその他の異物に対する免疫反応の特異性を決定する細胞であるため、免疫システムでは基本的にメインとして働いている。ヒトの成人では、リンパ球は白血球の総数の約20~40%を占めている。リンパ球は循環器系に存在するほか、脾臓、扁桃腺、リンパ節などの中心的なリンパ系臓器・組織に集中しており、初期の免疫反応が起こりやすい。通常一兆個存在する。

ほとんどのリンパ球は、平均寿命が1週間から数ヶ月と短命であるが、一部のリンパ球は数年間生き続け、長寿命のT細胞とB細胞のプールとなる。これらの細胞は、免疫学的な「記憶」を司り、同じ抗原に再び遭遇したときに、より迅速で活発な反応を示す。

成人の正常なリンパ球の範囲は、血液1マイクロリットル(μL)中に含まれるリンパ球の数が1,000~4,800個です。子どもの場合は、1μLの血液中に3,000~9,500個のリンパ球が含まれるのが正常範囲です。リンパ球の数が異常に多かったり少なかったりする場合は、病気の兆候である可能性があります。

ナチュラルキラー細胞

超能力並の察知力で敵を見つけて、悪いことをする前に一撃で素早く殺す、殺人能力が高い殺し屋。ガン細胞やウイルスに感染した細胞を殺すことに特化している。

B細胞

B細胞の中でもいくつかの種類に分かれる。B細胞の仕事は、糖蛋白分子という抗体:特定のタンパク質などの分子を認識して結合することで分子を攻撃する=免疫グロブリンを作って悪い細胞(抗原)を倒すことを分担して行う。それぞれの敵と戦う専用の武器やソルジャー(抗体)を生産しているイメージ。体液内に生息し、元々悪い細胞や異常な細胞を発見した時に働く。

T細胞

B細胞よりも頭が良い。B細胞は中卒。T細胞は大卒で、胸腺という大学でいろいろ勉強し、敵か味方かスパイかの見極め方、敵やスパイは素早く殺す術を身につける。ちゃんと勉強せずにカンニングしたり落ちこぼれて卒業できない場合は仕事をもらえず、誰彼かまわず傷つけたり殺害をする。自己免疫疾患の原因となる。

T細胞にはさまざまな種類がありますが、大きく分けてヘルパーT細胞とキラーT細胞の2種類があります。ヘルパーT細胞は、B細胞を刺激して抗体を作らせたり、キラー細胞の発達を助けます。また、異なる種類の細菌に対してより効果的な細胞に変身したりもします。

たとえば、Th1細胞は、細菌やウイルスなど、他の細胞内で感染を引き起こすものに対してより効果的であり、Th2細胞は、特定の細菌や寄生虫など、細胞外で感染を引き起こすものに対してより効果的です。

キラーT細胞は、体内の細胞の表面をスキャンして、その細胞が細菌に感染していないか、あるいはガン化していないかを確認し、感染している場合はこれらの細胞を抹殺します。

貪食細胞

食べるのが大好き。プロテアーゼというタンパク質分解酵素を使って消化していく。単球、好中球、マクロファージ(病原菌やウイルスだったり血液の中にある古い細胞やクズ、カスが大好物。ゲテモノ好き。ファスティング中は仕事がしやすくなり、特に元気になる)という種類がある。

顆粒球

好酸球、好塩基球、好中球、マスト細胞(別名:肥満細胞)に枝分かれする。ウイルスやバクテリアが入った時に体内にある化学物質を出して戦う。

樹状細胞

皮膚組織や鼻、喉、肺、胃など外界に触れるところに存在し、クモの巣状の枝葉を張り巡らせて、悪い抗原やウイルスを取り込んで捕まえてリンパ器官に運び、T細胞やB細胞に殺しを依頼する。

白血球、造血管細胞、間質細胞などの骨髄由来の細胞は、多くのサイトカインというメッセンジャー分子を使って、免疫システムの他の部分に化学的な指示を送り、それぞれの反応を活発化させます。

 

大事な場所

私たちのからだの一番大切な場所はどこでしょう?と聞いたところ、Iさんの答えは「金玉、とかペニス」でした。もちろん大事な場所でしょう。質問が悪かったですかね?今回は免疫システムにとって大事な場所のお話で、順番に見ていきます。

1.骨髄・・・一時造血器官で免疫システムの生まれる場所。また、二次リンパ組織として一時免疫応答や記憶応答などのコントロール室としても機能している。

2.胸腺・・・T細胞たちの学校。この小さな器官は、未熟なリンパ球(特殊な白血球)を貯蔵し、感染した細胞や癌細胞を破壊するのに役立つ活発なT細胞になるための準備をする。

3.リンパ系・・・毒素、老廃物、その他の不要物を体外に排出するための組織と器官のネットワーク。リンパ系の主な機能は、感染症と闘う白血球を含む液体であるリンパを体全体に運ぶこと。 リンパ系は主に、循環系の静脈や毛細血管に似たリンパ管で構成されている。リンパ管は、リンパ節に接続され、そこでリンパがろ過される。扁桃腺、アデノイド、脾臓、胸腺はすべてリンパ系の一部。

4.脾臓・・・白血球を成熟させて免疫応対の場所となる。造血機能、古い赤血球を破壊する、血液を貯蔵する。 血液中に潜在的に危険なバクテリアやウイルスなどの微生物を検出すると、リンパ節と一緒にリンパ球と呼ばれる白血球を作り、侵入者を防御する役割を果たす。リンパ球は、異物である微生物を殺すための抗体を産生し、感染症の拡大を防ぐ。人間は脾臓がなくても生きていけるが、病気や怪我で脾臓を失った人は感染症にかかりやすくなる。

5.扁桃腺・・・ポリオに感染した時に免疫システムを生産する。咽頭部にあるリンパ細胞の大きな集まりで、米国耳鼻咽喉科学会によると、「免疫システムの一部としての最初の防御線」とされている。口や鼻から入ってきた細菌やウイルスを採取する。” 扁桃摘出術は、1950年代に比べれば頻度は格段に下がったものの、今でも最も一般的な手術の一つであり、一般的には頻繁に起こる喉の感染症の後に行われる。

6.虫垂・・・免疫システムの訓練所。繊維を分解する善玉の腸内細菌の生息場所、住処。過去には無用の長物で切除しても影響がないとして盲腸炎になると即切り取られていたが、近年の研究で、虫垂には人体における多くの重要な機能があり、体内環境を感染から守っていると考えられており、人間の虫垂には感染症と戦うためのリンパ細胞があることがわかった。このことは、虫垂が免疫系に関与していることを強く示唆しています。 また、虫垂は哺乳類の粘膜免疫機能に役割を果たしていることがわかっている。虫垂は、体外に誘導されたTリンパ球とBリンパ球を介した免疫反応に関与していると考えられている。また、ヒトの重篤な感染症を予防するための初期防御を行うとも言われている。

すべての器官に大事な意味があり、それぞれの場所にいる免疫システムが高いコミュニケーション能力を駆使して、日々私たちのからだを守ってくれています。では、具体的にどうやってコミュニケーションをとっているのでしょうか?

それぞれの部署の連絡手段

免疫システムは、私たちのからだに備わった本当に奇跡のような防衛システムですが、活発になりすぎると良い細胞まで攻撃してしまったりするため、むやみやたらに元気にしたりただ活発にすれば良いものではなく、バランスをとることが大切です。

サイトカイン、ケモカイン=メッセンジャー。サイトカインやケモカインを使ってコミュニケーションをとっている。免疫細胞から分泌されるタンパク質。メッセージを詰め込んで送り込む。伝書鳩のようなイメージ。

インターフェロン、TNF、インターロイキンなどがある。からだ中を巡らせながらメッセージを届けている。サイトカインは免疫システムのスムーズな運営を主に行い、ケモカインは免疫細胞の生成と制御のバランスをとるために働いている。活発になるときは活発になる、落ち着くときは落ち着く、訓練のときは訓練に行くなどの体内放送をしている。免疫システムは私たちのからだの中で人間社会以上に高度なコミュニティを築いています。

 

奇跡のくすりが生み出す最強ウイルス

抗生物質はバクテリアにもウイルスにも寄生虫にもカビにも、何にでも効く万能薬だと思っている人が大勢います。何かあったら原因が分からなくてもとりあえず抗生物質が処方されてきました。最強の物質と崇められてきたのです。

1928年、アレクサンダー・フレミングが青カビから発見したのが最初の抗生物質といわれているペニシリンです。1943年に正式に医学界で使われるようになったペニシリンは、当時、どんなくすりでも治せなかった肺炎(はいえん)や破傷風(はしょうふう)などの伝染病(でんせんびょう)をあっという間に治し、たくさんの人々の命を救いました。

そうしてペニシリンは、人々に「奇跡(きせき)のくすり」とよばれるようになったのです。

しかし、その4年後、恐ろしいことが起こりました。どのようなことが起こったのでしょうか?なんと、ペニシリンに耐性のある強い病原菌がどんどん生まれるようになったのです。病原菌の進化です。

でも、実はこれは当たり前のことです。この世に存在するあらゆる生命体は、はるか遠い祖先から、さまざまな変化に対応し進化してきました。強いものだけが生き残り、子孫を残してきたのです。

病原菌も同じで、変化に対応できる、耐性のある強い菌だけが生き残って進化します。現代西洋医学の抗生物質であるエリスロマイシン、テラマイシン、ストレプトマイシンなどはバクテリアのリボソームを攻撃してバクテリアを殺す。ペニシリンは細胞の壁に穴を空けて攻撃する。つまりは、シンプルなワンパターンの攻撃なので、病原菌もすぐにディフェンスを身につけて進化しやすいのです。

抗生物質がだんだん効かなくなってくるというのは、聞いたことがあったり、もしかするとあなたも経験したことがあるかもしれません。大ぶりの右フックしか打ってこないような簡単に攻撃を読める抗生物質によって、スーパーサイヤ人並のパワフルな細菌を製造されているのです。

そこで医学界がどうしたかというと、世界最強の抗生物質といわれているバンコマイシン(グリコペプチド系の抗生物質の一つで、ほとんどの抗生物質が効かないウイルスを一気に殺すといわれている)を最終手段として処方しはじめました。しかし、1991年頃からバンコマイシンでさえも耐性ウイルスが出現し始めました。私たちが抗生物質を使えば使うほど耐性のある強いウイルスを生み出しているのです。抗生物質は、一時的には効果があったとしても、長期的にみれば意味がないどころか人類にとってのマイナスなのです。

次は、1週間単位で飲む抗生物質を変えるサイクリングメソッドという手段をとりましたが、それでも耐性ウイルスが生まれました。そして遂には、たくさんの抗生物質をカクテルのように混ぜて一度にからだに入れることにしました。

お医者さんたちは気がついていませんが、天然のハーブにはすでにパワフルでバランスのとれた抗生物質があります。お医者さんたちが研究室で一生懸命あらゆる抗生物質を混ぜて化学的に作り出そうとしているようなものは、すでに天然の植物の中にあるのです。しかも、天然の抗生物質は、化学合成された抗生物質のようにワンパターン攻撃などではなく、予測不能ないろんな攻撃パターンをもっているため、ウイルスは攻撃パターンを読むことも記憶して子孫に伝える手段もなく、まったくの対応不可で生き残る余裕がなく、出会ったら最期死あるのみ。天然の抗生物質は、あらゆるすべての格闘技のマスターのようなものです。

ヒマラヤの山頂に数年に一度咲くという幻の花、などではなく、何万年も前から使われているのに未だにウイルスたちが対応できないパワフルな天然の抗生物質が、私たちの近所のスーパーや身近なところにあると聞いたら驚きますか?

 

格闘技マスターの殺し屋たち

ニンニク、タマネギ 

何万年も前から使われてきたが、あまりにも多くのさまざまな天然の物質を含み、複雑なコンビネーションや攻撃パターンをもっているためウイルスたちは対応、進化できない。あらゆる感染症や病気に効果があるが、他のものに比べて腸内の善玉菌に優しく作用する。

ハバネロやワサビ、オリーブ葉エキスは強力すぎて見境なしに殺戮するため、いつも飲むのはおすすめできない。ニンニクやタマネギは強力だけど見分ける能力がある。T細胞を元気にして効果を発揮しやすくしてくれる。呼吸器系の不調に活躍。一瞬で改善してくれる。

臭ければ臭いほど強力なパワーがあり、臭いがない無臭ニンニクはアリシンという成分が1/60で効果ゼロ。さまざまな物質のハーモニーが効果をもつため、アリシンがパワフルだからとアリシンだけを抽出したものや何らかの成分を除いただけで大幅なパワーダウン。

オリーブ葉エキス

強力な抗炎症作用と抗酸化作用のあるオレウロペイン、カルシウムエレノラーテ、ヒドロキシチロソールなどを含む。免疫系の健康をサポートし、風邪やインフルエンザの症状を和らげるために、西洋の漢方薬として伝統的に使用されている。

オリーブの葉は、その健康的な効果により、地中海地域で伝統的な薬として使用されてきた。オリーブ葉エキスには、エキストラバージンオリーブオイル(EVOO)や果実に含まれるよりも多くのポリフェノールが含まれる。(EVOOは、腸内細菌叢のバランスを整えると同時に粘膜免疫の機能を高める()。)

CD8+細胞やナチュラルキラー細胞、インターフェロン-gを増加させ、ウイルスやバクテリア、カビを殺すスペシャリスト()。T調節細胞とTh17細胞間の均衡を保つ。

オレガノ油

イソメリックフェノール、チモール

シソ科の多年草。バクテリア、ウイルス、寄生虫、カビ、カンジダ、大腸菌。強力な抗炎症作用。

 

これらの殺し屋たちを雇う他に、私たちがとる必要のあるアプローチは、

  1. 私たちの免疫システムを強化する。
  2. 最強の殺し屋たちをいつでも使えるように常備しておく。

実は、先ほどご紹介した殺し屋たちの他に、私たちの免疫システムを高めるハーブが存在します。

それらを取り入れることで、私たちの免疫システムが強くなって、感染症にかかりにくくなったり、免疫システムだけで敵を倒すことができるようになります。

何万年も前から使われてきた免疫機能自体を高めるハーブ

エキナセア

1800年後半、セールスマンであったジョセフ・マイヤーさんという人がインディアンから教えてもらい、ガラガラヘビを使ったマーケティング(大勢の人を集めて目の前で自分の腕をガラガラヘビに噛ませて、エキナセアのエキスを飲むというセールスショー)によって世の中に広めました。エキナコシド(ペニシリンと同じぐらいのパワーがあり、ウイルス、バクテリア、原虫、カビなどあらゆるものを一気に殺す強力な成分。傷から菌が入らないようにしたり、病気になりにくくしたり、風邪やインフルエンザ、気管支炎、結核を防ぐ)、エキナセイン(からだに入った細菌がヒアルロニダーゼという酵素を出して運動性を増加させたり、細菌だとバレないように抗原偽装しているものをニュートラルにして細菌が増えないようにする)。ヒアルロニダーゼは人間の精子の頭部分に含まれ、卵子の壁を溶かして入り込む。マクロファージの働きを活発にする。医薬品よりも30%もパワフルにT細胞を増やす。

エキナセアには、ムラサキバレンギク、ホソバムラサキバレンギクという2種類があり、2つを同時にエキスにしたものが相乗効果を生み、もっともパワフルといわれる。種>根>葉>花の順で成分が薄まるため、種や根の部分を使ったエキスが最強。クオリティが低いものには効果がない。

ネットの記事には、エキナセア危険だとか危ないというのが出ている。現在もっとも免疫力を高める最強のもの。研究のデータはわざと効果の低い花などを使ったエキスを使用している。強力なので、毎日飲んではいけない。オンオフ必要。1週間オン1週間オフ。毒蛇に噛まれても毒が回らないほどパワフル。

パウダルコ

免疫力を高めてくれる強力なハーブ。南米ブラジルアマゾンに生息する大きな木の内側の樹皮。奇跡のようにパワフルなハーブ。からだを強くして、さまざまな原虫、細菌、ウイルスと戦えるようにする。デトックス、からだが痛い時、関節炎を抑える、ナチュラルな抗生物質と認識されている。血液をキレイにしてくれる。エイズ、アレルギー、感染症患者、むくみ、貧血、喘息、関節炎、リウマチ、動脈硬化、気管支炎、カンジダ症、大腸炎、膀胱炎、糖尿病、湿疹、胃炎、淋病、出血、ホジキン病、肝臓病、白血病、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、骨髄炎、パーキンソン病、前立腺炎、乾癬、毒蛇、胃潰瘍、イボ、傷、

スマ

アマゾンのジャングルに存在する。原住民たちに300年以上使われてきた。南米では朝鮮人参のような万能薬的か『アダプトゲン』として一般に広く利用されていることから、『Para toda』(英語でFor all thing)や『ブラジル朝鮮人参』といった一般名でも親しまれています。

1975年サンパウロ大学で認識された。ガン、糖尿病、痛風、慢性疲労、風邪やインフルエンザ予防、自然治癒力、血糖値のバランスを整える、性欲増強、日本ではインポの薬品、 パファフ酸・細胞が異常になるのを防ぐ、パファホさいどう、サポニン(病気を治す)、ヒトステロール(植物性ホルモン)、スティグマステロール、アラントイン、大量のゲルマニウム(からだを活性化する、性欲を高める、流産予防、火傷、心臓病、ガン細胞減少)

キノコ

霊芝、舞茸、冬虫夏草のコンビネーションの相乗効果がパワフル。新陳代謝が高まり、ホルモンのバランスが整う、栄養分吸収スピードアップ、免疫システム活性化

霊芝・・・ガンを予防するといわれている。ムコ多糖体(ムコポリサカライド)という成分が含まれる。マクロファージが強くなり、体内のゴミやカスをどんどん食べてくれるようになる。

舞茸・・・ムコ多糖体、免疫システムを高める最強物質といわれるベーターグルカンが含まれる。舞茸のエキスを飲むことでエイズウイルスを殺すことができるといわれている。乳ガン60%、腫瘍75%、皮膚ガンを減少。成分からAZTというエイズ薬品ができたが、抽出した成分よりも舞茸そのものを食べた方がパワフル。

冬虫夏草・・・ジンセンと同じような漢方薬、インポ、神経衰弱、背中の痛み、腫瘍の予防、免疫力増強、呼吸器官、持久力が高まり疲れにくくなる。

AHCC(活性化糖類関連化合物)・・・椎茸などからとれる植物性多糖体の混合物のサプリメントで、免疫機能を活性化する作用がある。日本では、ガン患者で化学療法を受けている人に副作用を抑えるために投与されている。

黄耆

数百年使われてきた漢方。免疫力増強、肝炎、浮腫、風邪、インフルエンザ、インターフェロンの反応を高める、スタミナ、持久力アップ、貪食細胞の活性度を高める、ナチュラルキラー細胞が元気になることで免疫力がアップする。

アロエヴェラ

多糖体、アセマンナン、インターロイキンの働きが高まる、マクロファージ増殖。できるだけ実物生のアロエヴェラを摂取する。サプリは効果が低い。表皮とジェルの隙間がもっとも栄養価が高い。

アルキルグリセロール

胎内や肝臓、脂肪分に含まれ、白血球の生産を助ける、骨髄の働きを助ける。サメの肝臓オイルがおすすめ。

初乳

母乳とは成分が異なる薄い黄色い色をした液体。赤ちゃんが生まれてから72時間以内に分泌される。赤ちゃんの免疫機能を高め、腸内菌を増やす。人間の初乳のサプリメントは売られていないが、牛の初乳のサプリメントが売られており、牛の初乳は人間の初乳と成分がよく似ていてパワフルな効果がある。

大腸菌、サルモネラ菌、クリプトスポリジウムなどの菌を抹殺する。プロリンが多いペプチド(免疫機能の調節)、トランスファーファクター(免疫機能の情報伝達を助ける)、ラクトフェリン(菌が入りやすい粘膜に含まれる。ウイルスの繁殖を防ぐ、腫瘍の転移を防ぐ、バクテリアや細菌を殺す、好中球などの働きを活性化する)

グルタチオン

グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸からなるトリペプチドで、からだの中のほとんどの細胞に存在している。栄養不足や環境中の有害物質、ストレス、加齢などさまざまな要因によって減少する。

抗酸化作用、ホメオスタシス(生体恒常性の維持)、解毒作用、肝機能向上、老化防止、免疫力を高めて病気にかかりにくくする、などの作用が期待できる(s)。経口サプリメントよりも静脈または食品から摂取する方が効率よく吸収できる(s)。グルタチオンを多く含む食品は、レバーや赤貝、アボカド、アスパラガスなどの採れたての野菜や果物、殺菌されていない牛乳や乳製品など。鮮度や加熱調理、殺菌によってその濃度は著しく低下する。

グルタチオンは硫黄分子を含んでおり、硫黄を多く含む食品によって体内での自然な生成を促すと考えられている。硫黄を多く含む食品としては、ブロッコリーやカリフラワー、芽キャベツなどのアブラナ科の野菜、ニンニクやタマネギ、卵、ナッツ類、豆類、赤身のタンパク質などがある。

サプリメントとして摂取する場合で、その強作用で胃が痛くなる場合は、シスタインやグルタメートで代用できる。

マンゴスチン

強力な抗酸化物質とビタミン、ミネラルなどの豊富な必須栄養素を含み、これらはDNAの生成、筋肉の収縮、創傷治癒、免疫、神経信号の伝達など多くの身体機能の維持に役立つ。

また、食物繊維が豊富に含まれており、ビタミンCとともに腸内細菌をサポートして免疫機能を高める。

マンゴスチンに含まれる特定の植物化合物には有害なバクテリアに対抗する抗菌作用や抗炎症作用があり、免疫細胞の数を増やしたり炎症を抑えて免疫機能を高める(s)。

ベータグルカン

コレステロール値の改善と心臓の健康の促進に役立つ水溶性食物繊維で多糖の一つ。全粒穀物、オーツ麦、ふすま、小麦、大麦、キノコに多く含まれる。

シソ

胃腸の不調を改善し、消化器官の働きを促進する。T細胞の働きを高め、自己免疫疾患を予防する。オメガ3脂肪酸が豊富に含まれる。インターフェロンの働きを高める。

]]>

コメント

タイトルとURLをコピーしました