子育てしない子育て

何者かではなくて、替えの効かない人になってほしい〜Not No.1,but only one.

いつ明けるのかも分からない闇の中。苦しい日々。そんな私たち親子を救ってくれた。子どもたちの不登校が、神様からのギフトだと思えるようになった。子どもたちと向き合い、共に過ごす多くの幸せな時間を与えてくれたお話です。

あなたは何を得たいと思っていますか?何かを得たいと思っていますか?いまやっていることの結果、それは本当に得られますか?

私たちは何か得たいものがあるのかどうかすら分からなくなるような教育を受けてきました。自分の考えを持つことはいけないこと、周りに同調して目立たない、空気を読んで事なかれ主義でいれば平穏無事な毎日が送れる。

うまいこと思考を手放すことができれば、そういう風になるのかもしれません。そういうものだから、それが当たり前だから、みんなと同じだから大丈夫・・・それって本当ですか?

私は、当時1年生だったまだ幼い息子の一言にハッとしました。

「なんで学校行かなきゃいけないの?」

厳密には、すぐにはハッとすらしませんでした。それが当たり前だから・・・そんな感じの回答しか浮かばなかったからです。自分が子どもの時に考えたこともなかった問いが私の中でずーっと巡り続けていました。

今の私の結論としては、学校は行かないよりは行った方が良い。ただし、本人にその意義を見出すことができたなら、です。友達に会うためでも、昼休みのドッジボールが楽しみでも何でも、本人の中に少しでも何か意義があるなら。今のような世情の中で、人と集い、直接自分とは違う個を感じられること、違うけどそれぞれ良さがあることを感じられる場としては学校は必要だと思います。

でも、一方的に国が決めたカリキュラムを押し付けるような一方公的な教育は間違っていると思います。一人一人、みんな違う花が咲く種を持って生まれてきたのに、無理矢理同じ花を咲かせようとするようなものだからです。

私の恩師である小林正観さんのお話しをご紹介します。これは信じる人だけが信じれば良いお話しです。

 

天才たちの共通項—子育てしない子育て論

三代百年ぐらいの母親が家に置いておいて役に立つ本『お金と仕事の宇宙構造 著者:小林正観』の中のお話です。三世代ぐらい役立つので、自分だけでなく子や孫にも読ませると良いお話です。天才が育てられるかもしれません。

200年に遡ってみると天才を育てたのは同じ母親だった。同じ母親というのは一人の母親が200年に渡って産み続けたというのではなく、同じタイプの母親がいたということ。『あなたはあなたで良いのよ』。と言い続けた母親。自分の思いのままに子どもを何とかしようと思った親の元で天才が育った例はない。

すべての子どもが百パーセント全員産まれた時には普通の子どもではなかった。全ての子どもが産まれた時には、百パーセントあることに猛烈に関心を持つ天才だった。

猛烈に興味関心を示すことを許していると、学校にもあんまり行かないとか家にこもっているとか、友達ともつき合わない、成績が良くないから塾に入れたのに塾にもいけないとか、それではダメだと言って特殊な方向性を全部摘み取ってきたのが普通の子どもになったということ。

変わった方向性を持っている子どもに『あなたはあなたで良いのよ』と言って、それをお母さんはずっと支援応援をしてみると言った母親の元でだけ天才が育つ。天賦の才を持って生まれてきた何百万人に一人の天才がいるのではなくて、産まれてきた子どもは全部百パーセント天才だった。ただそれを母親が摘み取っちゃった。ぶちぶちぶちぶち、こういう子どもに、常識的になりなさいとか、ちゃんとした子になりなさいとか。摘み取ってしまったのが普通の子になった。

 

アンデルセンという子のお話し

アンデルセンという子は、幼い時に気の弱い子どもで、少しでも怒鳴られると萎縮してしまう子どもだった。母親は小学校の先生に、この子はこういう子ですから絶対に怒鳴らないでください、怒らないでください、激しい言葉で言わないでくださいと言っていたのに、ある日、担任の先生が、たまたま掃除をあまり真面目にやっていないアンデルセンを見て怒鳴ってしまった。するとアンデルセンは箒を放り投げて家に帰ってしまった。

いつもより早く帰ってきたアンデルセンに母親が何があったか聞いたところ、アンデルセンはかくかくしかじかでこういうことがあったと正直に話した。母親は学校の先生に、「だから怒鳴らないでくださいって言ったじゃないですか。もうこんな学校には通わせられないので引越しますと言って、その晩本当に荷物をまとめて大八車をひいて引越してしまった。

今子どもを15、16、17まで育ててしまったとしても、この話を聞いた今からガミガミ言うのをやめる。25まで育ててしまった人は・・・孫にかけてください。

天才の子の家を調べてみると、その秘密は母子関係にあった。

『I love you,because you are you〜あなたはあなたで良いのよ』、と言って百パーセント愛すること。

テストで百点取ったら愛してあげる、こういう子どもになったら愛してあげる、何かやってくれたら愛してあげるという条件付きの愛とか、お皿を洗ってくれたら、洗濯物を手伝ってくれたらと代価代証を求める愛で子どもと接した母親はこの中にいない。皆無だ。あなたはあなたで良いって言い続けた母親の元にだけ天才が育っている。

 

手塚治虫のお話し

手塚治虫は大学生の時に医学部のインターンだった時に月の連載を6本抱えていた。

宿直室に入ると8時間ぐらいこもって全然出てこなかった。2時間置きに看護婦を一人一人呼び入れて、中で二人で何かやっていて、2時間たつと看護婦がヘトヘトになって出てくる。

次の看護婦を呼び入れてまた看護婦が元気に入っていって、で2時間たつとまたヘトヘトになって出てくる。

患者さんは外から見るといったい何をやってんだ?と思うのですが、看護婦仲間は分かっている。中に入って一生懸命べた塗りをしたり斜線を引いたりという助手をさせられていた。

2時間根をつめて、「これはプロのちゃんと印刷されるものなんだからちゃんとやってね。」と言われて、一生懸命定規で線をひいたりしてクタクタになって、本人は8時間ぶっ通しで、看護婦は2時間刻みで入れ替わるんだけど、宿直の夜はとにかく部屋にこもって漫画を描いていた。

6本の連載でいよいよあまりにも忙しくなったので、最愛の母親に手塚治虫が聞いた。

「医者をやった方がいいのか、漫画家をやった方がいいのか、時間がなくなったので二つに一つどちらかを選ばなければならなくなった。どっちを選んだ方がいいと思う?」と最愛の母に聞いた。

「あなたはどっちをやりたいの?」と母親は聞いた。

「医者は世の中にたくさんいるけど、漫画家はいない。これからの世の中に面白い漫画は必要になるかもしれないから、僕は漫画家をやりたい。」と言った。

すると母親は、それなら漫画家をおやりなさい、お母さんは漫画家のあなたを全力で支援するからと言った。どちらをやりなさい、と価値観を押し付けるのではなくて、あなたの好きなことを支援応援し続けるというポジションの親だった。

元々人間は百パーセント天才の芽を持って産まれてきているのを、常識的な子どもになれと言って、ぶちぶちぶちぶち摘み取ったのを教育というわけ。

 

天才たちの共通項ーーー子育てしない子育て論。

子育てをするぞと気合いと気迫に満ちた親の元では普通の子どもしか育たない。子育てしない。自分の思いをまったく持たないでただあなたはあなたでいいのよ、困った時はお母さんがとことん支援する、困ってない時はあなたが好きな道をいきない、それで困ったり行き詰まったりした時には私が何とかすると言った母親の元で天才が育つ。一番楽な子育てをする方法が天才を育てること。手を出せば出すほど、天才は天才じゃなくなる。

宇宙の二重構造の話と同じで、思えば思うほど手に入らないという宇宙の構造の一旦でもある。教育に力を入れて頑張れば頑張るほど子どもはダメになるだけ。

今までどれだけの天才の芽が摘み取られてきたのか。親にとっても子どもにとってもしんどいし、さらに子どもの天才的な芽を伸ばすこともできないのでお互いにとって何も良いことがない。

条件付きの愛で、私の気に入るような方向に歩んでくれたら愛してあげて、気に入らない方向いったら愛してあげない、これは愛してないと言います。

『あなたはあなたでいい〜I love you,because you are you』

 

7,200万円が3億円になったお話し

自分がお金をどんどん使うようにするとその倍返しで返ってくる。お金が入って来ないって人の話を聞くと、自分の方から人に喜ばれることにお金を使っていない。人のために使うことをまったくしていない。ほしいほしいって言ってるばっかりで全然自分の方からは提供していない。

人にお貸ししているお金が7,200万円になって2〜3ヶ月たった頃のお話し。

3億の建物を1割の3,000万円で良いから買ってくれという話を持ち込まれた。そんなの全然要りもしないし、そんなお金もないから3,000万では無理だけど、なんとかかき集めれば1,000万円ぐらいにはなるかもしれないから1,000万円ぐらいなら買えるかもしれないと言った。全然買う気もないから冗談半分で言ったんだけど、少し待ってくれと言われて、2ヶ月後に連絡があって1,000万円でいいから買い取ってくれと言われた。

2年ぐらい全然無人で放置してある建物なんだけど、波動調整装置、ピラミッドハウス、水晶や木炭1〜2,000万円分ぐらいが埋め込んである。お金がかかっている建物で知らない人に買われるとめちゃくちゃにされてしまうから正観さんに買ってほしいと言う。その後関係者で協議をしてもう少し上乗せしてもらえないか?という話しにんった。200万円はないので借用書でも良いなら1,200万で良いですよと言うことで、結果として1,200万円で3億の物件を買い取うことになった。

3億のものを1,200万円で買うことになったということは含み利益は2億8,800万円になった。貸したお金7,200万円で割ると4.0。貸したお金について文句を言わない、催促しないことで×2。買ってと言われたことに対して愚痴や文句を言わずにかきあつめてなけなしのお金で買うことで×2。

自分の元にお金が入ってきて潤沢になったら、人のために何かするという人のところにお金は永久に入ってきません。

 

お釈迦様のお言葉

『貧しい人というのは自分が貧しいからと思い込んでいて、他の人に施しを一切してこなかった人である。施しをしなかった因果関係の故に貧しさという苦海、苦しい世界の中に沈んでいる。私たちの托鉢はこの人たちを苦海から救うためにやってあげるものだから金持ちの家を回ってはならない。貧しい人々の家を回ってきなさい』

他にもシャーリー・マクレーンや北野武さんが誰の生まれ変わりか、詳しいお釈迦様や木蓮さんのお話しなどなど、まだまだたくさんのお話しが書かれていますので気になる方はチェックしてみてくださいね。

コメント

  1. […] 以前、こちらの食育部の記事でも内容を詳しくお伝えしましたが、子育てしない子育てという一冊の本に出会うことができて、本当に運が良かったと思っています。 […]

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