アロマセラピーの取り入れ方1 芳香浴

精油を空気中に拡散させ、呼吸をすることで、花から香りと成分をからだに取り入れる方法です。手軽におこなえて、心身への影響もおだやかなのが特徴。全ての精油には空気を浄化させる働きもあるため、芳香浴をすると、部屋の空気まできれいにすることができます。

■ディフューザーを使う

長時間、部屋に香りを拡散させて芳香浴をしたいときは、ディフューザー(芳香拡散器)を使いましょう。ディフューザーには、熱を加えると揮発する精油の特徴を利用したタイプ(アロマライトなど)や、電動式のエアポンプによる空気の圧力を利用したタイプ(アロマポット)などがあります。いずれも安全で、手軽に使えるので、子どもがいるスペースやベッドサイドなどで芳香浴をしたいときにも、とても便利です。
※キャンドルを使うタイプは、火災の原因になりやすく、また、高温になるため精油の芳香成分を変質させる可能性があり、おすすめできません。

 

*アロマライト

電球の熱で精油を温めて、香りを拡散させる器具です。上部にあるお皿に精油を4~5滴落として(器具によってはお湯もいっしょに入れて)、スイッチを入れます。徐々に精油が温められ、香りが漂ってきます。精油がなくなってもライトとして使うこともできます。

 

 

*超音波やエアーポンプ付きディフューザー

超音波やエアポンプによって、精油の香りと成分の微粒子を空気中に拡散させる器具です。スイッチを入れると、素早く香りが広がっていきます。人が集まる広い場所での、長時間の芳香浴にも便利です。

 

 

*アロマポット

染み込ませた精油を自然に揮発させることで、ほのかな香りをゆっくりと拡散させていくポット。そのほとんどが陶器製です。

 

 

■ハンカチやティッシュペーパーを使う

どんな場所でも、芳香浴をしたいときに手軽にできるのが、ハンカチやティッシュペーパーを使う方法です。

ハンカチかティッシュペーパーに精油を1~2滴落とします。立ちのぼる香りに鼻を近づけて、深呼吸をしましょう。このとき、精油をつけた部分に直接肌が触れないように注意します。


◎MajoLaboのおすすめ

ex.花粉症の時に、ティートゥリーやユーカリ・ラジアータの精油をティッシュペーパーに1~2滴落として、精油の部分を内側に折り込んだものをマスクの中に入れるのも効果的。

精油を落としたハンカチをポケットに入れておくときは、精油を落とした部分を内側にしてハンカチを折っておきます。また、使う精油の種類によっては、ハンカチにシミができることがあります。しみになってもよい木綿のハンカチを用意しましょう。

 

■マグカップを使う

精油は熱を加えることで、成分が揮発して、香りが拡散しやすくなります。そこでマグカップや少し深めのボウルなどに熱めのお湯(60~80℃)を8分目まで入れ、精油を1~2滴落とします。香りが立ちのぼり、拡散されますが、効果はそれほど長く続きませんので、短時間の芳香浴におすすめです。

◎MajoLaboのおすすめ

来客の前に、トイレや玄関に好きな香りの精油を落としたものを置いておくのもおすすめ。ただしお湯には注意!

※精油の汚れが落ちない場合は…無水エタノールを染み込ませたコットンで拭くとキレイに落ちます。無水エタノールは薬局などで購入できます。

 

 

■スプレー剤を使う

時間をかけずに部屋に香りを拡散したいときは、スプレー剤が便利です。
スプレー剤は、無水エタノールと精油、精製水を混ぜて作ります。これをスプレー容器に入れておき、芳香浴したいときに、自分のまわりにシュッとスプレーします。
使う精油の種類を選べば、部屋の臭い消しや、駆虫のためのスプレー剤がつくれるので、アウトドアや宿泊先などでも活躍します。

~スプレー剤の作り方~


用意するもの

精油 (10ml=200滴)

無水エタノール (30ml)

精製水 (70ml)

スプレー容器(遮光性のもの。精油に対応したガラスかプラスチック製)

1.スプレー容器に無水エタノールを入れ、精油を加えてよく振り混ぜます。

2.精製水を加えて、さらによく振り混ぜれば、出来上がりです。精油と水が分離しやすいので、使うときは必ずよく振ってからにします。

作ったスプレー剤は、1ヶ月以内に使いきりましょう。→100mlはなかなか1ヶ月で使いきれません。。。

※スプレー剤は、精油の濃度が濃いので、肌に直接スプレーしないこと。

※家具などシミになるものにはスプレーしないこと。

※火の近くでは使用しないこと。

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