本物のローズのエッセンシャルオイルを1滴得るためには、50本のバラの花びらが必要です。5mlのエッセンシャルオイル1本を作るためには5,000本のバラが必要。ローズのエッセンシャルオイルはとても高価で貴重なオイルです。
動物と違って、動けない植物は活性酸素や悪環境から逃げられません。
そのため、香りや蜜を出して虫などの力を借りて受粉したり、風に種子を運んでもらって子孫を残しています。
エッセンシャルオイルには、そんな植物が自分を守る力強い力『ファイトケミカル』がぎゅっと詰まっています。
エッセンシャルオイルの選び方
今日、約300種類のエッセンシャルオイルが世界中で蒸留され抽出されています。約91%が香水や化粧品業界で使用され、約2%のみが治療薬として使用されています。
エッセンシャルオイルはメーカーやグレードによって、まったく香りが違います。グレードが高いものほど良い香りだとは限りません。『使用法の異なる流派』でお伝えしたように、合成のもののほうが本物のエッセンシャルオイル以上に良い香りになることもあります。直感でお好きな香りを選んでみたり、期待する効能で選んでみたり…いろいろなメーカーのものをかぎ比べることで違いを感じ、自分に合うオイルが見つかります。
選び方1:不思議なつながり
エッセンシャルオイルと人間には不思議なつながりがあると言われています。
たとえば、
感情や脳の不調によるイライラや辛いこと、ネガティブな思考から開放されて癒やされたい時には、植物の一番上の部分にある花から取れるオイル。
→クラリセージ、イランイラン、ラベンダーなど
最近なんだか呼吸が浅い気がする、深い呼吸をして身体中に新しい酸素をたくさん取り込みたい時には、光合成によって酸素を吐き出す樹木の葉から取れるオイル。
→サイプレス、ユーカリ系、パインなど
代謝が落ちているような、身体のめぐりが気になる時には、栄養を巡らせる茎葉からとれるオイル。
→マジョラム、タイム、ペパーミントなど
木の樹脂(樹皮)から採れるフランキンセンスオイルは、削れてしまった樹皮を治そう治そうとして出てきた樹液から抽出されているため、私たちもどこか治したいところがある時に使ってみても良いかもしれません。
選び方2:体調や気持ちの波
万物(ありとあらゆるもの)に存在すると言われる周波数
例えば感情の周波数はこんな感じです。
好ましくない感情にのまれてしまって周波数が下がってしまっている時には、周波数の高いエッセンシャルオイルの香りの力を借りてみても良いかもしれませんね。
ヤングリビングのエッセンシャルオイルの周波数の高さの実験結果を見ると、ポジティブ思考(72-78)<瞑想(77-83)<ラベンダー(118)<フランキンセンス(147)<ローズ(320)<アイダホブルースプルース(428)<ブルーサイプレス(535)とのこと。
MajoLaboは、ブルーサイプレスやブルーサイプレスの入ったブレンドオイルで毎朝5分間の呼吸法を続けているおかげか、周波数の低い感情が出てきてもすぐに消えてしまうようになりました!
選び方3:不調箇所を整える
エッセンシャルオイルは人間にとっての血液のように、植物の生命に必須(エッセンシャル)のものです。1つのエッセンシャルオイルには、200〜500種類もの異なる生物成分が含まれています。それらが複合的に作用してバランスを保っており、その効果は非常に多様です。
そのため、化学合成されたお薬と違い、1つのエッセンシャルオイルがさまざまな不調を改善するのに役立つことがあります。
例えばラベンダーオイルには、エステル類(酢酸リナリル)、アルコール類(リナロール、テルピネン-4-オール)、モノテルペン類(シス-β-オシメン、トランス-β-オシメン)が主要な成分であり、そのほかにも約200種類の成分を含有しています。そのため、やけど、虫刺され、頭痛、PMS、不眠症、ストレス、ヘアケアなど様々な用途に使用されています。エッセンシャルオイルは何百もの異なる成分の複合体であるため、それぞれのオイルは身体に多くの異なる効果を発揮することができます。
エッセンシャルオイルを愛用していると、その時必要なオイルを直感で選ぶことができるようになります。幼い頃からエッセンシャルオイルに触れている子どもたちは、細かい効果や効能など気にせず、痛みに対して喜びのブレンドオイルを選んでみたり、その時の直感でオイルを選んで不調を改善しています。いざって時にこの1本というのがあると、とても心強いもののようですよ。
選び方4:グレード
エッセンシャルオイルの分子はとても小さいため、あっという間に皮膚に吸収されます。塗布する場合は必ず品質の良いグレードのエッセンシャルオイルをご利用ください。
体のパルスポイント(脈拍がとれる箇所)、耳の後ろ、手首、足の甲、こめかみなどは、体の中でも血管が皮膚に近く、体温が高い部分です。このため、香りの拡散が効果的に行われるのはもちろん、肌に直接オイルをつけることでアロマオイルの効果を十分に堪能できます。
いかがだったでしょうか。初めはお気に入りの香りを見つけて、しまい込まずに頻繁に使うことが大切です。香りを嗅ぐことで嗅覚が刺激され、より多くの香りを嗅ぎ分けられるように開拓されていきます。
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