『食』の落とし穴

こんにちは。betterlifeです。

 

今日のテーマは『食の落とし穴』です。

子どもを産み、育てていると、必ずといっていいほど誰にでも食の安全に関心を持つタイミングが訪れます。

 

パターンはいくつかあると思いますが、私の場合は「こんなものは食べさせられない。無添加・無農薬じゃなくっちゃ。」って感じでした。配達地域の中でも安全なものを提供しているコープを利用し始めて、そこで取り組んでいる脱原発やフェアトレード、キャンドルナイトなどの活動を通して輪が広がり、楽しんでいたりしました。

 

徐々にそのような生活は難しくなって遠方に脱走したため、そのコープの利用はできなくなったわけですが、そこで知り得て自分自身が良いと感じたことはそれからずっと活かされていきます。

 

新しい生活の中では、すべてを無農薬や無添加のものというわけにはいきませんでした。子どもたちも成長していく中で、質よりも量が必要なことありますし、私自身朝から晩まで働きながらそこまでの余裕がなかったのも正直なところです。

 

でも自分の中で学び、息づいていることは確かで、なるべくできるだけ安全なものを、という思いは大切にしてきました。ただ、その『安全』の本当のところは分からないじゃないですか?だからどこまで調べて何を信じるか?信じた自分を信じて、その食物に感謝して食べること。どんなものをいただく時でも、『私の血となり肉となり骨となり、私の身体の一部になってくれて、私の身体の栄養となってくれてありがとう。』と心から感謝していただくことが大切です。これは恩師の小林正観さんの教えの一つです。

 

小林正観さんというのは自らガチガチの唯物論者であると述べ、潜在能力や超能力や超常現象、心学などの研究から分かった宇宙構造をもとに、精神論的なお話しもたくさんされていらっしゃいます。30年間研究して分かったのは、『ありがとう』という言葉にはものすごく不思議な力があるということ。「な〜んだ、こんな簡単なことだったのか!」と30年費やしたことにガッカリしたと同時にものすごい感動と衝撃を受けたそうです。

そのあたりの正観さんの音声を聞いてみたい方は、私とLINEでお友達になりましょう♪

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明るく楽しく、クスッと笑えるダジャレで心がゆるみます。そんなに頑張らなくてもいいんだーと思えますよ。

 

 

その正観さんのお話しの中に、『白米を食べている人と玄米を食べている人、どちらの罹病率が高いか?』というのがあります。『白米!』と答える方が多いかもしれませんが、答えは『玄米』、だそうです。その理由は、玄米食をされている人の多くは、口にするもの一口一口食べる度に「あー、これは身体に悪いから。」とか「これも身体に悪い。」と、呪いをかけている状態だから。呪いのかかった食べものを食べ続けたらどうなるか?確かに病気になってもおかしくなさそうです。

 

ああだったら、こうだったら、とこだわりすぎたり執着しすぎると、どんどん遠のいてしまうから、その時その場にあるものに感謝をすること。今のすべてが今の自分にちょうど良いものであるから、不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句を言わない。そうならなくても良いけど、そうなってくれたら良いな、嬉しいな、幸せだな。

 

そんな思いであまり物事に執着しすぎることなく、今のすべてに感謝を見出だしながら淡々と生きることを提唱されていらっしゃいました。

 

最近正観さんの本を再度読み返していたので、ついつい正観さんのお話しになってしまいました。本題に戻ります。

 

 

増える孤食

220年続いた『土の時代』。いきなり占星術のお話しになりましたが、サラッと簡単に・・・『土の時代』の前の約200年間は『火の時代』で、世襲や血筋、階級などが象徴でしたが、『土の時代』の象徴は、地盤、安定、富や財。より多くの財を築くために女性の社会進出による共働きが増加し、少子化が進みました。お金があれば大抵のものが手に入る世の中で両親は何時間もかけて通勤し、毎日残業。子どもは塾やおけいこなどの習い事で、家族間にどんどん時間差ができてしまいました。

 

食事の時間にはみんなで集まって、会話を楽しみながら家族みんなで食卓を囲む『家族団らん』というのはもう過去のもの。家族揃って食事をするのは1年のうち平均50回ぐらいしかないというデータもあります。

 

孤食には大きな弊害があります。まず、子どもだけで食事をすると好きなものだけを食べるようになるため、偏食を助長します。偏食は、栄養バランスが崩し、栄養障害や生活習慣病の原因になるとも言われています。

 

次に、孤独な食生活は子どもの精神面の成長に影響を及ぼし、問題行動や非行へとつながる危険性があります。最近のいじめや、キレる子ども、無気力や引きこもりなどとの関連性も指摘されています。

 

現在は成人していますが、以前『孤食』をテーマにしたテレビ番組で取り上げられた子どもたちの中には、人と一緒に食事をするのが苦痛だという人が少なくありません。『おひとりさま』なんていうのが流りましたが、一人で食べる方が気楽という人が多くなっています。現代の子どもたちは自ら孤食を望む傾向も出てきており、その理由として、「家族と食べても楽しくない」、「一人の方が気楽」などがあがっています。

 

個食、固食、粉食、小食

最近では、孤食の他に『個食』という言葉も出てきています。これは、家族で同じ食卓を囲みながら、各々が違うものを食べることを言います。たまの楽しみだった外食が家の日常になってしまった感じですね。

 

私の知人のお宅でも、上の子だけどうしても食べないからと言って、毎日違う別メニューを用意していました。うちだったら、「だったら食べなくて良い。」となるところですが、その時は毎日大変そうだなぁと思ったことをよく覚えています。

 

知人の家がそうだという訳ではありませんが、『個食』は好き勝手でわがままな子になりやすく、協調性に欠ける子どもが増加していることの原因の一つとも考えられています。

 

その他、自分の好きな(またはダイエットなどの目的で)特定のものだけを食べる『固食』、ラーメンやうどん、パスタ、パンなどの粉ものばっかり食べる『粉食』、少ししか食べない『小食』など、いろいろな『こ食』が問題になっています。

 

年々退化

日本人は世界一手先が器用と言われてきましたが、これは箸を使ってきたことが要因と考えられます。最近の脳研究では、箸を使うために5本の指を動かすことは、脳の活性化につながるということが分かり、注目されています。

 

弥生時代末期(3世紀頃)に日本に伝わり、奈良時代から一般の人々に使われている箸。間違った持ち方を気にもせず、約1300年もの歴史のある箸を使う機会が減っていることと、過去のように優れた偉人たちが表出しなくなってきたことには何かしらの因果関係があるかもしれません。

 

 

味覚が失われる食べ方

最近の子どもたちの中で、ひとつのおかずを食べ続け、それが終わると次のおかずへという食べ方が増えています。これを『ばっかり食べ』と言い、この『ばっかり食べ』も問題になっています。

 

和食の基本の食べ方に『三角食べ』というのがあります。これは、ごはんを食べ、おかずを食べ、汁をすすり、ということを交互に繰り返す食べ方のこと。口の中でいろいろな食べものを混ぜ合わせ、調味しながら味わう伝統的な食べ方で、『口中調味』ともいいますが、こうした食べ方は知らないうちに味の深みや幅を広げることができます。

 

『ばっかり食べ』では、日本人の繊細な味覚が育たずに失われていき、さらには栄養が偏り、徐々に濃い味や高カロリーのものばかりを好むようになるといわれています。

 

 

今回のまとめ

食べるものを選ぶ以前に、現代の『食』にはたくさんの問題があることが分かりました。

 

我が家は、私が朝から晩まで働きに出ていましたが、どうしても『レンジで温めて食べておいて』というのは味気ない気がしてできず、私が帰ってからの夕食だったので、食べるのが遅くなってしまっていましたが、それでも必ず子どもたちと一緒に同じものを食べてきて良かったなと思っています。子どもたちが休みの日の昼食はお弁当でしたが、それでも同じものを食べていました。

 

いろいろな問題をあげ連ねてみましたが、あまり無理してこだわり過ぎるのはよくないですし、そんな日もあるよねー、ぐらいで、日々感謝し、楽しみながら、バランス良く過ごすことが、やっぱり大切なんですね。

 

 

 

 

 

 

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