気分をシャキッとさせる、人体を守る薬効に優れた精油
軽くスパイシーでしみとおるような独特の香りには、感覚をリフレッシュするとともに幸福感を与える不思議な力が備わっているといわれます。
原料となるハーブは、欧米では別名「ワイルドマージョラム」として知られますが、ハーブティーで有名なマージョラムとは異なります。
リビア、エジプトおよび地中海地方の原産で精油の大部分はフランスで生産されているようです。昔から薬用ハーブとして重宝されており、伝統的に消化器系や気管支系、口やのどの炎症などに聞くとされています。
香りは男性向けコロンなどにもよく使われ、芳香浴に用いればスッキリと頭脳を明晰にさせる効果があります。憂うつ気分を一掃して前向きな気持ちを取り戻すこともできます。
学名 | Origanum compactum |
植物分類 | シソ科 |
和名 | ハナハッカ |
原産地 | 米国、トルコ、フランス |
使用部位/抽出法 | 葉や花/水蒸気蒸留法 |
主成分 | カルバクロール 60-70% ガンマ-テルピネン 3.5-8.5% パラシメン 5.5-9% ベータ-カリフィレン 2-5% ミルセン 1-3% チモール 0-5% ORAC:153,007μTE/100g |
精油の香りのタイプ/ノート/強さ | ハーブ系/ミドル/強 |
香りの効能 | 安全感を与える。 |
効能 | オレガノは、強力な抗感線剤で気管支炎、腸、性器、神経、血液、リンパ腺などに有効。バクテリア、マイコバクテリア(放射線結核菌、ライ菌など)、真菌、ウイルス、寄生虫などに対して広い範囲の有効性を持つ。一般的な強壮剤、免疫刺激剤である。 |
適応症 | ぜんそく、慢性的な気管支炎、精神障害、肺結核、慢性的なリウマチ、百日咳 |
その他の使用例 | このオイルは、呼吸器感染、消化不良、ウイルスまたは細菌による肺炎、呼吸器系障害、新陳代謝のバランス維持に有効で、生命維持に不可欠な気管を強化する。 |
使用法 | エッセンシャルオイル1にV-6ベジタブルオイル4の割合で希釈する①1−2滴局部に塗布する。(レインドロップ的ニックでは原液をつかう)。②チャクラ及び、又はヴァイタフレックス反射点にオイルを塗布する。③噴霧する。④サプリメントとして摂取する。 |
禁忌、注意事項 | ・フェノールを多く含んでいるため、皮膚がただれることもあります。足裏以外の場所に塗布する場合は、エッセンシャルオイル1滴をV-6ベジタブルオイル50滴で希釈して使用してください。口・目・耳の中などの粘膜に触れないように細心の注意をはらってください。 ・肌が敏感なときにはテストしてから使用してください。 ・妊娠中や治療中は医師に相談してください。 |
コンパニオンオイル | バジル、フェンネル、ゼラニウム、レモングラス、マートル、パイン、ローズマリーCTシネオール、タイム |
刺激的な香りで消化を促し、気持ちの高ぶりを抑えるリラックス効果がある
古代ギリシャ・ローマ時代から、消化機能を高め。頭痛やリウマチ痛をやわらげるなど、薬草として利用されてきたオレガノは、ピザやトマト料理などに使うスパイスとしてもよく知られています。
コショウのような刺激的な香りをもつ葉で入れるオレガノティーは、後味がさっぱりしており、胃腸の調子を整え、消化を促す効果があるため、食べすぎたときに飲んでおくと消化を助けます。
また、強壮作用もあり、咳をしずめたり、筋肉の痙攣や神経性の頭痛、生理痛をしずめるのに役立ちます。神経が過敏になっているときは、気持ちの高ぶりを抑えてくれるでしょう。
ティーに使う部分 | 葉 |
主要成分 | 精油、タンニン、樹脂、苦味質 |
作用 | 強壮、消化促進、健胃、整腸、殺菌 |
香りと味 | くせがある、ほろ苦くスパイシーな味 |
飲み方 | シングルまたはブレンドで、通常の飲み方を。フレッシュも可。 |
利用法 | ティーを使ってうがいをする(せきに)。料理のスパイスに使う。ポプリを作ってシューズキーパーに使う。 |
地中海料理でおなじみのハーブ
野性的な香りと辛味、葉にほろ苦い香味をもつ、スパイシーなハーブです。ホップが利用させる以前はビールの苦味をつけるのに用いられていました。料理にアクセントをつけるだけでなく、肉や魚の臭みを消す作用もあります。他のハーブやスパイスとブレンドして使うことも多く、チリ、ガーリック、クミンなどを合わせたチリパウダーなど、手軽な市販品もあります。
葉は乾燥させると風味が強くなるので、乾燥葉を砕いたり粉状にしたものをよく用います。トマトやチーズ、肉や豆類と相性がよく、ピッツァやパスタなどに味のアクセントとして使います。長時間加熱しても風味が落ちないので煮込み料理にもおすすめです。
分類 | 多年草 |
草丈 | 50〜80cm |
性質 | 半寒耐性〜寒耐性、好日性 |
栽培のポイント | 丈夫で育てやすく、タネからも苗からもよく育ちますが、タネから育てる場合、花が咲くのは2年目から。栽培には、よく日が当たり、水はけのよい場所が適しています。葉が密生しすぎないよう、こまめに収穫しましょう。 |
収穫と使用方法 | 開花直前が最も香りがよく、最適な収穫時期。葉を茎ごと刈り取り、乾燥させてから葉をしごき取り、ピッツァなどに使います。 |
増やし方 | 種子・挿し芽・株分け 株元から出るわき芽を切り取り、挿し芽にします。3〜4年目には大きな株に成長するので、根茎の整理もかねて株分けをすると良いでしょう。 |
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