みんな違ってみんな同じ変態

もうタヒんで楽になりたい・・・・

実は、もう無理、消えてしまいたい、いなくなりたいって、初めて思った。母子家庭だからっていう目で見られたくなくて、子どもたちにも引け目のようなものを感じさせたくなくて、習い事とか旅行とかお出かけとか外食とか、いわゆる『普通』にできるように、フルタイム+残業をでずっと働いてきた。それが生きるために必要で『当たり前』のことだった。

子どもたちはとても手のかからない良い子たちに育ち、うまくやれていると思っていたけど、まったくそうではなかった。アレルギーやアトピーは悪化し、不登校に・・・・

そこでようやく気付いた。何も本心を語り合えていなかったし、見ているつもりが何も見えておらず、聞いているつもりが何も聞けていなかった。そこまで大きな挫折を経験してこなかった分、『自分』以外の生き方に思い巡らすこともなかったから、いざ子どもたちに向き合ってみても初めはまったく理解できなかった。

何をどうすれば良いのかまるで分からない。出口のない迷路にいるようで疲れ果て、仕事も人間関係も煩わしくなり、原因不明の体調不良に見舞われ、何もかもうまくいかなくなってどうでも良くなった。これまで築き上げてきた、積み重ねてきたいろいろなことが崩れ落ち、良し悪しとか正しさとか常識とか価値観とか、何が本当なのか、何を信じればいいのか、まるで分からなくなった。体裁を保つことも難しくなって、親類や友人との距離も遠のいた。

本当の孤独。ぐちゃぐちゃの自分自身と子どもたちしかいない。でも自分は空っぽ。無。

無気力ながらも子どもたちへの愛情があったからこそ、時折正気を取り戻しては拠り所を探していたのだと思う。日々の生活に追われて忘れていたけど、私は子どもの頃からずっと読書が好きだった。一人でも友達とも一緒に図書館に足繁く通っていたことを思い出した。気の向くまま心惹かれるままに本を買い漁っては読み耽った。気になる情報をインターネットで調べているうちにさまざまな新しい人や世界に辿り着き、学びを深めた。何かおかしなことに足を踏み入れずにいられたのは何か護ってくれている存在があったのだと今は思うし、感謝しかない。そして、いろいろと悲しかった、苦しかった、痛かった、恨みや憎しみまでもが、少しずつ気付きや感謝に変わっていった。

スピリチュアルとか宗教とか精神世界とかは嘘くさくて、詐欺の温床だと思っていた。現実、生活、常識、ルール、既成概念に囚われていた自分にこんな変容が起こるとは思っていなかった。

イモムシは蛹の中ですべてドロドロに溶けて、生まれ持っている設計図に沿って蝶になるという。見たことはないけれど。でも、きっと人間も壁にぶち当たったり挫折して、これまでのすべてが瓦解して、他も自分も何も信じられなくなるような経験によって初めて孤独になって、自分自身にトコトン向き合うようになり、余計なものが削ぎ落とされて生まれ持った『素』の自分自身に生まれ変わる、というよりも本来の自分自身を取り戻せるのだと思う。他の目なんて気にならない、魂と心と体が一致した存在。苦しくて辛くて悲しくて、怒りや憎しみ、不安や恐怖、狡さ、滑稽さなど、それぞれのさまざまな経験はそのためのプロセスなのだと今は感じている。

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その『自分らしさ』がニセモノか本物か、確かめる方術

『自分らしさ』とか『自分らしく』っていう言葉は実はとっても危険。その『自分らしさ』っていう価値基準はどこから来ているんだろう?誰かに「あなたらしい」って言われたことだったり、憧れの存在に重ね合わせていたり、『こう在るべき』と『こう在りたい』がごちゃ混ぜになっていると、いつまでもなかなか幸福や充実感を実感できなかったりする。

他人にどう見られるか、他人に自分の『価値』を委ねるとより一層他人からの『評価』が気になってしまう。なぜならそれは自分の意思の力やエネルギーを他人や社会の目を意識することに浪費しているから。

本当は無理に使命を見つけようとしなくても、誰かに良く見られなくても、自分が美味しいと感じるものを食べて、溜め込まずにいろいろなものをすっきり出し切って、お風呂でさっぱり清潔になって、温かい布団でぐっすり眠れるような毎日を過ごせることが幸せだし、そのために私たちは『今ココ』に存在している。そうした日々の幸福の積み重ねの中で氣が蓄えられることによって、ある日自然と何か自分の持っているものを無理なく他者に分け与えられる時がやってくる。

何かしなくちゃっていう感覚でただ当てもなく探し回ったり、開運グッズとか占いとかスピリチュアルカウンセラーなんかでお金を浪費する必要はまったくなく、もっと内面や自分の手の届くところの幸せを満たすことに自分の意思の力やエネルギーを使うだけでいい。背伸びしても続かないし、上や周りのキラキラしたところばかりに目を向けてしまうと、いつまでも充実感を実感することはできない。なぜなら、自分自身が他者に良く見られようとして多くの部分を覆い隠しているように、他者もほんのキラキラした一部分しか見せていないから。私たちは部分ではなく全体で存在しているから、部分ばかりを充実させることは不可能だし、全体が満たされることはない。

みんな同じように悩み苦しみ、悲しみ憎しみ、怒りや不安や恐怖に追い立てられながら、必死で周りに気付かれないように、闇落ちしないように自分自身さえも欺いている。だから、みんな同じ。本当はみんな大したことないし、滑稽で不完全。そして、まだまだみんな自分自身ばかりにフォーカスしていて、人のことなんてそこまで気にしていないし覚えてもいない。だから、他人と比べる必要はないし、自分を褒めてあげたり認めてあげたり労ってあげられるのは自分だけ。他人や社会の目にエネルギーを浪費しないで、嫌な部分も含めたあるがままの自分自身を受け入れて愉しみながら、他者とのつながりを認識して、互いの過不足を分かち合ったり補い合ったり、互いの凹凸を認め合って助け合う安寧幸福の世界の礎を築いていける。

まずは自分の内面に向き合い、自分の魂レベルで好きなことを見つめて、自分を喜ばして癒してあげること。多くの人が真面目で賢明で物分かり良くて、幼い頃からの教育や社会の空気に諦観的になっていて、これまで他人軸の社会の空気の中に馴染んで本当の自分を押し殺して生きてきている。全然ちゃんとしてなくて、ままならなくても、体裁を取り繕って、自分を守るために自分自身を欺いて、納得させて、前向きに生きてきた。もう本当に十分よく頑張ってきた。

でも、そうした気運はもう間もなく変容する。『自分勝手』というのとは違うけど、もっと自分に正直に生きることに価値が置かれるようになる。生まれ持った個性とか才能とか特性とか、それらを活かして無理なく互いを支え合い、高め合う世界になる。だから、本当の自分自身、魂レベルの経験や記憶や意図を取り戻して、さまざまな事象について他者の目や価値基準に拠らずに自分自身で選択肢を生み出して選択していく力や、さまざまな情報や状況を感じ取り、識別する力が必要になってくる。

間もなく訪れる新しい次元、新しい密度の新しい地球に、スムーズに移行して伸びやかにしなやかに、心地よくあなた自身を生きるために、まずは自分自身を知ること。ほとんどの人にとって最初は難しいことのようだけど、周りの声や感性をシャットアウトして自分自身の『好き』とか『心地よさ』を選択していくことから意識してみると良いかもしれません。

これまでにご紹介したいくつかの自分探しワークをご活用いただくと、自然と自分自身の内面に向き合えるかもしれません。何もじっくりきっちり取り組まなくても、寝る間際の潜在意識にアクセスしやすいタイミングでぼんやりと眺めながら眠りに入ると、自分自身の深層心理の答えが導き出されるのでおすすめです。

あなたの本当の色を知るセルフチェックイン
自分探しワークブック 生活のため、養育のため、いろいろなお金稼ぎの情報に辿り着いては試してきたけれど、どれもしっくりこなかった。ミスマッチ。毎日のように目にするLINEやSNSやメールの最終的に何かを売りつける勧誘広告にも本当にうんざりして...

それから、もう一つおすすめなのが、大いなる自然の力を借りること。自然の豊かな慈愛や色合い、暖かさや美しさを、ただ当たり前のように思うのではなくて、いちいち感じ取ってみること。不思議で綺麗でかわいくて雄大な姿形を直視して、大いなるすべてのつながりによる大家族として共鳴してみること。海に惹かれるなら海へ、山が好きなら山へ、出かけてみるのも良いけど、もっと身近な近所の公園や、通勤路にも、青空や星空にも、氣を向ければ驚くほどたくさんの自然が溢れています。そして、少し意識するだけで不思議なつながりの共鳴を感じられるはず。自然の恩恵は私たちの心身を、大きく包み込みながらやさしく整えてくれる偉大な力を宿しています。特別なものなど必要なく、私たちは本当の自分自身を取り戻すことができます。

 

人と違う、生きづらさの答え

また、内面に向き合い始めるとふと、自分の居場所は別にあるんじゃないか?他に帰るべき場所があるんじゃないか?と感じることがあります。私たちは多次元的な存在であり、大勢いる他の自分に思い巡らし、つながり、アクセスしている時にそんな風に感じるのだそうです。

区別や決まり、不自由な自由、既成概念や常識などの縛りを窮屈に感じるのは、自分自身の意識の大部分が今よりももっと高次元・高密度の存在にあるから。不登校の子どもたちの多くは、そうしたスターシードである場合が多く、いつまでも古い体制のままの学校教育や社会の風潮に馴染めないのです。

何か魂の成長に必要な経験をするために現在の境遇に降り立っている場合もありますが、それは現状の枠にはめ込もうとしている限りは見えてきません。やはり、まずは、できる限り伸びやかに、安心して過ごせるように環境を整えてあげること、落ち着いて自分自身の内面に向き合えるように、自然の力を借りることも大きな助けになります。親子とはいってもそれぞれ個性を生まれ持った存在なので、何かを押し付けることはできないし、してはいけないのです。

スターシードについて、その兆候やチェック方法をこちらの記事に書いていますので、よろしければご覧ください。

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また、何度も何度も地球での生涯を経験している古い魂というのも多く存在するそうです。古い魂の特徴は以下の通りだそうです。

  1. スピリチュアルやこの世の真理(悟り)のようなものを自然に受け入れる
  2. 孤独な時間の大切さを知っていて一人の時間には魂の気付きや進化を意識しながら自己認識を深めて愉しむ
  3. ついつい宇宙規模の話をしてしまう
  4. 何か波長や振動が合う同じ古い魂の仲間を探している

みんな意味があって意図があって、唯一無二の不可欠な存在として今ココにいる。決して支配され苦しむためではなく、ただ生きるためにお金稼ぎに明け暮れるためでもなく、虚構や人間という存在の弱さ、強さ、儚さ、滑稽さ、狡猾さ、尊さ、潔さ、美しさ、実直さ、誠実さ、愚かさを知り、陰と陽、善と悪、光と闇、そうしたすべてを内包した存在だからこそ、みんなつながっていて、助け合い、高め合い、分かち合い、認め合い、個々を愉しみ、互いを喜ばせながら成長し、生命を謳歌することの素晴らしさを知ることができる。

でも、他人と比べる必要はまったくない。自分のペースで訪れる学びや気付きを積み重ねては道を創っていけばいい。私たちは、魂は、その積み重ねで今を生きることしかできない。焦らず急がず、それでも波が自然に満ち引きするように、何かが何かを問いかけ、準備の整ったものから順番に感じ取っていく。流れに任せても勝手に進むから、ゆっくりでいいのです。

 

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