亜麻仁キャロットケーキ

毎日飲むスロージューサージュース(にんじん大2本、リンゴ2個、レモン1個)のしぼり残りでケーキを作りました。亜麻仁も加えて普段の食事では摂りにくいオメガ3(αリノレン酸)などの栄養価をアップ!( s )。おやつとして食べるにはかなりヘビーなので、サラダや低温調理したサーモン(または鶏むね肉)と合わせてランチメニューとしておすすめです。

我が家では、無農薬の野菜や果物でつくったジュースのしぼり残りはジップロックに入れて冷凍保存しており、カレーやパスタソース、ハンバーグ、ポタージュスープ、ケーキなどのお菓子作りに活用しています。せっかく無農薬の野菜や果物なので、できるだけ余すところなくいただきたいと思っています。

野菜や果物をジュースにした場合、ビタミンやミネラル、水溶性食物繊維などの栄養素はジュースのほうに溶けていると考えられており、しぼり残りの方はほとんどが不溶性食物繊維です。

水溶性食物繊維とはその名のとおり水分に溶けている食物繊維のことで、排便を促したり、体内の有害物質を排泄させる効果があります。 これに対して不溶性食物繊維は水分に溶けない食物繊維のことで、血中のコレステロールの上昇をおだやかにしたり、血糖値の上昇を抑えたりします。

食物繊維を多く摂りすぎると他の栄養素の摂取が阻害されるという意見もありますが、現代社会に生きる私たちは、そもそもほとんどの人が食物繊維不足です。

日本人の平均食物繊維摂取量は、1950年頃には一人あたり一日20gを超えていましたが、穀類・いも類・豆類の摂取量の減少に伴い、減少傾向にあります。最近の報告によれば、平均摂取量は一日あたり14g前後と推定されています( s )。

厚生労働省策定の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、一日あたりの「目標量」(生活習慣病の発症予防を目的として、現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量)は、1864歳で男性21g以上、女性18g以上となっています。食物繊維は、体に絶対的に必要な栄養素ではありませんが、体の健康に深く関与する食品成分です。平均摂取量と目標量の差を見て明らかなように、食物繊維の積極的な摂取が必要です。

欧米において一日あたり24g以上の摂取で、心筋梗塞、脳卒中、2型糖尿病、乳がん、胃がん、大腸がんなどの発症リスク低下が観察されるとの研究報告があります。体内でコレステロールから作られる胆汁酸の体外(便中)への排泄を促進し、血中コレステロール値を下げます。また食後の糖の吸収をゆるやかにし、血糖値の急激な上昇を抑える作用があるためです。さらに便の量を増加させるとともに、腸内の腸内細菌のうち、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌の割合を増やし、腸内環境を良好に整える作用も知られています。

体のサインから見た食物繊維の必要量は「一日に一回、規則的に排便がある」ことがひとつの目安になります。この状態である人の排便量は、一日に約150g(見た目ではMサイズの鶏卵で約3個分)であることがわかっています。まずはこの便量を作り出すための食物繊維を食事からとれているかが重要です。

ジュースのしぼり残りには、ビタミンなどの栄養素はほとんど残っていませんが、不溶性食物繊維としての効果を期待するなら、ぜひ食べることをおすすめします。

亜麻仁キャロットケーキレシピ

材料

バターとココナッツオイルは混ぜやすいように室温でやわらかくしておきます。

材料のクリームチーズ以下(クリームチーズ、甜菜糖、オーツミルク、レモン汁)はクリームチーズフィリングの材料です。

簡単!無添加手作りオーツミルクのレシピはこちら

https://hatato.net/oatmeal_recipe/

※亜麻仁は、油分が多いため、レシピで必要なすべての油またはショートニングの代わりになります。レシピで1/3カップの油が必要な場合は、1カップの粉砕した亜麻仁を使用して油を交換します(置換率は3:1)。油の代わりに亜麻仁を使用すると、焼き菓子はより早く褐色になる傾向があります。

※菜食主義者は、パンケーキ、マフィン、クッキーなどの選択されたレシピで、卵の代わりに亜麻仁の混合物を使用します。これらの焼き菓子は、通常より少しガムっぽくて歯ごたえがあり、ボリュームが減っています。置換式を使用する場合は、最初にレシピをテストして、期待どおりかどうかを判断します。

式は次のとおりです。15mL(1 tbsp)の粉砕亜麻、および45 mL(3 tbspの水)= 1個の卵。

粉砕した亜麻仁と水を小さなボウルに入れて混ぜ、1〜2分間放置します。卵と同じようにレシピに追加します。

作り方
  1. ボウルに、卵と甜菜糖を入れハンドミキサーでやや白っぽくなるまでしっかり混ぜる。
  2. バターとココナッツオイルを加えて、なめらかになるまでよく混ぜ合わせる。
  3. しぼり残り、亜麻仁、シナモンを加え、ゴムベラで全体を混ぜ合わせる。
  4. ふるった薄力粉、ベーキングパウダーを加えて、粉っぽさがなくなるようにゴムベラでさっくり混ぜて生地をつくり、型に流す。
  5. 180℃に予熱したオーブンで、50分ほど焼成し、竹串を刺しても生地がついてこないようならOK。
  6. 完全に冷めてから、合わせておいたクリームチーズフィリングを塗って完成!
    (塗ったあと、一度冷蔵庫で冷やしてなじませてからカットする。)

こちらは焼き立てにクリームを添えています。どちらにしても美味♪

使用した亜麻仁はこちら

Barlean’s, オーガニック フォルティフラックス(Forti-Flax), 高級粉挽き亜麻仁, 16オンス(454 g)

手作り亜麻仁チョコのレシピと亜麻仁の栄養価などの記事はこちら

https://hatato.net/amani_choco/
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