お湯をためたバスタブや洗面器、バケツに精油を入れ、そこに手や足、腰など、からだの一部を浸すのが部分浴です。
部分浴の場合、使う精油の量は5滴以下に、入浴剤の量は大さじ1/2以下にします。お湯に浸かる時間は約5~15分です。途中でお湯が冷めてきたら差し湯をして、できるだけ温度を一定に保つようにしましょう。
■手浴(ハンドバス)
手のむくみや冷え、肩こりなどの症状や、精神的な症状の改善に役立つ手浴は、忙しいときでも手軽にできます。洗面器などに40℃くらいのやや熱めのお湯を、両手の手首まで浸かる程度に入れます。精油を2~3滴落として、よくかき混ぜてから両手をお湯に浸け、10~15分ほど温めます。
■足浴(フットバス)
足もとからじわじわと全身まで温まる足浴は、足のむくみや水虫など部分的な症状を改善するだけでなく、全身浴できないときにからだを温める目的でも利用できます。洗面器などに40℃くらいのやや熱めのお湯を、両足のくるぶしまで浸かる程度に入れます。精油を3~4滴落として、よくかき混ぜてから両足をお湯に浸け、15~30分ほど温めます。
◎MajoLaboのおすすめ
足がむくんだ時にはサイプレスの精油がおすすめ。すっきりした香りで足が軽くなります。シェイプアップにもおすすめの精油です。家族でおでかけ、少し歩きすぎたときには、お風呂に足が浸かるほどのお湯をためてバスタブのふちに家族で腰掛けて足浴を~♪
■座浴
痔や産後の会陰部の痛みなど、デリケートな部分の症状を緩和するのに役立つのが座浴です。大きめのたらい(または洗面器)の8分目までに、38℃くらいのややぬるめのお湯を入れます。精油を3~5滴落として、よくかき混ぜてから、たらいの中にお尻をつけて座り、5~15分ほど温めます。
■半身浴
腰から下だけを温めるから、心臓に負担をかけず、じっくりとからだを温めることができるのが、半身浴です。バスタブにに38℃くらいのややぬるめのお湯を、おへその上まで浸かる程度に入れます。精油を5滴落として、よくかき混ぜてからバスタブに入ります。肩にタオルをかけ、30~40分くらいゆっくりと入浴しましょう。
~入浴剤の作り方~
<アロマバスソルト>
バスソルトには、からだを温める働きがあります。これに精油を混ぜてつくります。
用意するもの
精油(約20滴)
天然塩(200g)
密閉容器(精油に向く、ガラス製)
ステンレスか木のスプーン
1.密閉容器に天然塩を入れ、そこに精油を加えます。
2.ステンレスか木のスプーンでかき混ぜればできあがりです。家庭用のバスタブなら、大さじ1杯程度が1回分です。つくったアロマバスソルトは、1ヶ月以内に使いきりましょう。
<アロマバスオイル>
精油をキャリアオイル(植物油)に混ぜて乳化させると、お湯に混ざりやすくなります。油分で肌がしっとりするプラスの効果もあります。
用意するもの(1回分)
精油(5滴)
キャリアオイル(5ml)
ガラスの容器
ステンレスか木のスプーン
ガラスの容器にキャリアオイルを入れ、精油を落とし、ステンレスか木のスプーンでかき混ぜれば、できあがりです。
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