「自分自身のことを、大切にできているだろうか」
そんな問いが、私の中で芽生えたのは、日々の不調と向き合っていた頃でした。
心も身体もどこかしら重く、整わない感覚が続いていた30代。
食生活や暮らし方を見直していく中で出会ったのが、“自然素材”の力でした。
太陽や水、大地に育まれた植物たちには、
私たちが思っている以上に、本来の自分に戻る力があることを知ったのです。
その中でも、とりわけ私の心を強く惹きつけたのが――**「麻」**でした。
いのちに寄り添う、植物としての麻
麻には、古くから日本の暮らしに欠かせない“神聖な植物”としての役割がありました。
衣食住だけでなく、神事や浄化、つながりの象徴としても用いられてきた麻。
しなやかで、丈夫で、育ちが早く、
そしてなにより、大地のエネルギーをそのまま伝えてくれるような力強さを感じました。
私も、そんな麻を自分の手で育ててみたいと思うようになりました。
農薬や化学肥料を使わず、自然のサイクルに寄り添いながら、
“いのちを生きる素材”としての麻を、もっと深く知りたい。
その想いが、ある土地とのご縁を引き寄せてくれたのです。
栃木という場所、そして出会い
自然とつながる暮らしを模索していた中で、
私の前に現れたのが栃木の麻農家さんでした。
そこでは、種まきから収穫、乾燥、加工まで、
すべての工程を人の手で、大切に、大切に育てられた黄金の麻がありました。
農薬も、化学肥料も使わず、
“地球と共に在る”という視点で営まれている農の在り方に、深く共鳴しました。
その麻を使った精麻(せいま)や玄米、甘酒、炭など──
どれも、ただの“商品”ではなく、祈りや想いが宿った贈り物のようでした。
「この方の麻を、応援したい」
そう思ったのは、理屈ではなく、身体が反応したから。
これは、わたし自身が“自分をととのえる旅”の中で出会うべくして出会った、
かけがえのない恵みだったのだと、今は思っています。
麻は、いのちをまっすぐにする
麻は、不思議な力を持っています。
触れていると、心が静かになり、深く呼吸ができるようになる。
不要なものが抜け落ちて、いのちの本質に還っていくような感覚。
それは、麻が持つ浄化の力であり、
自然そのものと調和して生きるという在り方を、
私たちに思い出させてくれるからかもしれません。
今では、麻を“育てたい”という当初の想いを超えて、
麻を通して出会ったご縁や、循環の中で育まれる関係性そのものが、
私にとっての「いのちの学び」になっています。
この麻を、必要な人のもとへ
マルシェでは、麻から生まれた製品──
精麻、玄米、甘酒、炭などをご紹介しています。
どれも数量限定の手づくりのものですが、
“わたしをととのえる素材”として、心からおすすめしたいものばかりです。
もしあなたが今、少しでも身体や心の違和感を感じていたり、
自然の力に惹かれているなら、
この麻との出会いが、なにかのヒントになるかもしれません。
そして、この出会いがまた、
あなたと地球の新たなつながりを生むきっかけになることを願っています。
麻は、ただの植物ではありません。
いのちのめぐりを取り戻すための“祈りの種”なのです。

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自然の恵みが、あなたの暮らしにそっと寄り添いますように。
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