白味噌(甘味噌)と玄米麹味噌の同時仕込みについて
白味噌は1ヶ月程度で食べられるので、熟成味噌との違いを楽しめます。ワークショップ後わりとすぐに「手作り味噌のおいしさ」を実感できます。
白味噌は麹の割合が多く、塩分が少ないため、発酵が早いのが特徴です。ただし、保存性が低いので、冷蔵庫で保存するか早めに食べきる必要があります。
大豆の仕込み量と材料
玄米麹味噌(塩分濃度約12.5%・10ヶ月以上熟成)
【1人分完成量約3kg分】
• 大豆:650g(乾燥重量)
• 玄米麹:1kg
• 塩:375g
【1人分完成量約6kg分】
• 大豆:1.3g(乾燥重量)
• 玄米麹:2kg
• 塩:750g
白味噌(塩分濃度約5%・1ヶ月熟成)
【1人分完成量約1.5kg分】
• 大豆:280g(乾燥重量)
• 米麹(白麹推奨):700g(大豆の約2.5倍)
• 塩:70g
今回のワークショップのポイント!
• 白味噌は塩が少ないので、常温熟成は1ヶ月程度が限界。その後は冷蔵保存。
• 米麹(白麹)を多めに入れることで甘みが出る。
• 玄米麹味噌と同じ作業工程で仕込める ので、手間はほとんど変わらない。
必要な道具とその大きさ
共通で使う道具
✅ 鍋(大豆を茹でる用)
→ 参加者5人分(約10kgの大豆)を茹でるなら 40L以上の大鍋2つ必要。
→ 圧力鍋があれば時短可能(1kgあたり約30分)。
→ 分担して家庭で茹でてもらうのも◎
✅ ザルとボウル(大豆の水切り&冷却用)
→ 直径30cm以上の大きめのものが2〜3つあると便利。
✅ すりこぎ&マッシャー(大豆を潰す用)
→ フードプロセッサーやミンサーがあると時短できる。
→今回のワークショップでは、エンバランスの丈夫な保存袋を使用します。
✅ 計量スプーン&はかり
→ 塩や麹の計量に使用。
✅ 大きなボウル or たらい(味噌を混ぜる用)
→ 直径40cmくらいのボウルが2つあると作業しやすい。
→今回のワークショップでは、エンバランスの丈夫な保存袋を使用します。
✅ 保存容器(味噌を詰める用)
今回のワークショップでは、
→ 熟成味噌用
・3kg持ち帰り用エンバランスフードコンテナ3.5L(角形・230mm✖️170mm✖️125mm) 3,080円
・6kg持ち帰り用エンバランスフードコンテナ6L(丸型・直径245mm✖️高さ195mm) 3,850円
・発酵ジッパーバッグ(重石不要の袋仕込みをしたい方・340mm✖️240mm・出来上がり3.5kg程度まで) 1枚300円
・容器持ち込み
を選ぶことができます。
→ 白味噌用(1.5kg)
・エンバランス 1500ml容器エンバランス 1500ml容器( 丸型・直径124mm✖️高さ170mm)1,900円 1,900円
・容器持ち込み
を選ぶことができます。
✅ ラップ&重石(味噌の表面をカビから守る)
ワークショップの流れ(所要時間:約3時間)
1. 味噌の話&発酵のしくみの説明(15分)
2. 玄米麹味噌の仕込み(約1時間)
• 大豆を潰す(30分)
• 玄米麹と塩を混ぜる(10分)
• すべてを混ぜて団子状にし、容器に詰める(20分)
3. 白味噌の仕込み(約40分)
• 大豆を潰す(20分)
• 米麹と塩を混ぜる(10分)
• すべてを混ぜて容器に詰める(10分)
4. 発酵の経過や保存方法の説明(15分)
5. ランチ+Q&A&交流タイム(15分)
仕込み後の管理について
玄米麹味噌(熟成10ヶ月〜)
• 常温保存(15〜20℃が理想)
• 仕込んで 3ヶ月後に天地返し(味噌をかき混ぜる)
• 10ヶ月以上熟成で完成!(長期熟成で味が深まる)
白味噌(1ヶ月熟成)
• 1ヶ月後に食べ始めOK!
• 冷蔵保存すると さらに甘みが増す(3ヶ月程度で食べ切るのがベスト)
まとめ&アドバイス
• 2種類の味噌を仕込むのは少し手間が増えるが、基本の工程は同じなので問題なし!
• 白味噌は少量&塩分が低いので、常温熟成期間が短く、すぐ食べられるのがメリット。
• 白味噌は保存がきかないので、1ヶ月後に「味噌汁・ディップ・和え物」にどんどん活用を!
• 玄米麹味噌は長期間熟成させることで旨味が増し、発酵の変化を楽しめる。
• 2種類作ることで「発酵の違い」や「味の変化」を体験でき、ワークショップの満足度もアップ!
白味噌と長期熟成味噌を一緒に作っても、
✅ 作業時間も大きく増えない
✅ 発酵の違いを楽しめる
✅ 白味噌があると「すぐに食べられる喜び」も味わえる
ワークショップ後、1ヶ月後に白味噌を試食しながら「発酵の変化を楽しむ会」を開くのも面白いですね!

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