過去のトラウマふたたび、心のままに生きる

過去のトラウマと向き合いながら、心のままに生きる

人生の中で、私たちは時に予期せぬ出来事や過去のトラウマに直面し、心が揺れ動くことがあります。私にとって、ここ数日、そうした機会に恵まれました。それは「ヒエラルキー」という概念でした。

 

過去の記憶と向き合う

私はこれまで、上下関係や序列に苦しんできた経験がありました。特に2020年、感染症の流行とともに社会の分断が加速し、目に見えないヒエラルキーが浮き彫りになりました。その時の精神的なダメージがあまりにも大きく、サラリーマンを辞める決意をしました。そこからの数年間は、自分と向き合う時間でした。

学びを深める中で、思考と感情と行動のつながりを理解し、生まれ持った才能や天命について考えるようになりました。そして、何より「自分のやりたいこと」「やりたくないこと」がどんどん明確になっていきました。

そんな中で出会ったコミュニティ活動がありました。「上も下もなく、みんなが主役で、みんなが責任者である」というコンセプトに強く惹かれました。私にとって、それはこれまでのトラウマを癒すような温かさを感じられたのです。

 

「みんなのために」が「自分の苦しみ」になる瞬間

だからこそ、私はできる限りのことをして、みんなに心地良く楽しんでもらいたいと気付けば積極的に動いていました。しかし、私の熱意とは裏腹に、既存のメンバーからは「誰?」という空気感を感じるようになりました。言葉にされなくても、そうしたものは肌で感じ取れるものです。

さらに、参加費の話し合いに加わり、参加できなかった人たちに「勝手に決められた」と思われたことに責任を感じました。昨年ほとんど活動をしていなかった私は、実質新規のような立場。それなのにでしゃばりすぎてしまったのではないか……そう思うと、どんどん気持ちが沈んでいきました。

そして、マルシェのまとめ役の方から「エムさんは何か困ってないですか?」というメッセージをもらった瞬間、涙が止まらなくなりました。私は「みんながワクワクして、それぞれのペースで楽しんでほしい」と願っていたのに、自分自身がワクワクしていないことに気づいてしまったのです。

 

「心地よく愉しむこと」を最優先に

私はもっと強くなりたいと思いました。心の中では「ただ流れていく一時の感情に囚われる必要はない」と理解しているのに、どうしてもいつものようには感情がついてこない。けれど、私はこの出来事を大切な学びとして受け取ることにしました。

そして、私は決断しました。

「コミュニティからは少し距離を置き、自分のビジョンに集中しよう。」

私のビジョンは、「自然の恵みを愉しむ暮らし」を広めること。そして、その想いを共感できる人に届けることです。これからも人の心に響く文章を書き続けたいし、同じ価値観を持つ人々とつながりたい。4月からは自然につながる新たな活動も始まる。やるべきこと、やりたいことはたくさんある。

でも、そこで何故かある閃きがありました。

「コミュニティのマルシェで特別に限定ブースを出してみようか。」

私はずっと、人の心に寄り添い、その人の人生がより良くなるようなサポートをしてきました。今はたくさんのワクワクの中で特別な長期休暇にのみ受け付けている西洋・東洋・紫薇斗数を組み合わせた占星術を事前受注制で出店し、事前に受け付けた生年月日や生まれた時間、場所から読み解いた星のメッセージを、PDFやプリントでお届けするというアイデアが浮かんだのです。

実は、これまで、私自身がこの占いに深く救われました。もし私がそうであるなら、今、悩んでいる人の助けにもなれるのではないか。そう思うと、心がふっと軽くなりました。

 

すべての出来事は学びにつながっている

この一連の出来事を振り返ると、私はまた一つ成長できたと感じています。過去のトラウマに引っ張られそうになりながらも、最終的には「自分が心地良いこと」に戻ることができた。

もちろん、経済的な豊かさも大切です。お金に縛られることなく、豊かに暮らしたいし、みんなにも豊かになってほしい。だからこそ、私自身が「心から楽しい」と思えることを仕事にし、自然の流れの中で循環させていきたい。

そして、これからは「無理せず、私らしく、でもしなやかに強く」生きていくことを選びます。

ついつい涙が込み上げてきますが、今、この文章を書きながら、心がとても穏やかです。

大切なのは、「心地よく愉しむこと」

それを、私はこれからも大切にしていきます。

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