満月から数日経って「過ぎちゃった!」と気づく瞬間こそ、
実は無意識に満月のエネルギーや意図をしっかりキャッチし、心身で感じ取っていることが多いんです。
表面の意識では忘れていたとしても、
潜在意識や魂はちゃんと月のサイクルを感じ取り、必要なメッセージをすでに受け取っています。
このタイミングで「気づいた」ということが、
それを意識化し、自分自身の人生や心のバランスに活かす絶好のチャンスになりますよ✨
🌕 満月って、どんなエネルギー?
夜空にまんまると輝く満月。
見上げるだけで、ふっと感情が揺れたり、なぜか眠れなかったり、
不思議と心がざわつくことはありませんか?
それもそのはず。
満月は、わたしたちの“内なる月”——感情と無意識を、最大限に照らし出す時。
新月に蒔いた意図が、どんなふうに育っているか。
無意識に抱えていた想いや、隠していた本音が浮かび上がる時。
そして、もう手放してもいいものをそっと教えてくれる時でもあります。
🌿 満月は、「気づき」と「統合」のとき
満月のエネルギーは、言うなれば「収穫」と「照らし」。
農耕においては実りの時期とされ、
心の営みにおいては、「感情の満ち引き」を教えてくれるリズムのポイントです。
意図的に何かを始める新月に対し、
満月は意図を見つめ直すタイミングでもあります。
「あの時、何を願ったっけ?」
「今の私は、それに向かって進んでいる?」
「無意識にやっていたこの行動、実は魂のサインだったのかも」
——そんなふうに、過去と今、意図と現実、心と身体をつなげ直す時間。
🌕 感情が揺れるのは、自然なこと
満月の前後には、感情が揺れたり、感受性が高まったり、眠りが浅くなったりすることもあります。
これは「あなたの感受性が豊かだから」ではなく、
誰もが“月のリズム”とつながっている存在だからです。
特に、女性の身体は月の周期と深くリンクしていますし、
子どもたちや動物たちも、満月の日にはちょっと敏感になることがあります。
🌕感じやすくなるのは、弱さではなく“自然のまま”でいる証。
そんな自分を、責めたり抑えつけたりするのではなく、
「いま、こんなふうに感じてるんだなぁ」と
ただ受け止めることが、月との調和への第一歩になります。
✨ 満月の過ごし方のヒント
満月の日は、必ずしも「何かをする」必要はありません。
ただ、心と身体の“波”に耳をすませてみてください。
たとえばこんな過ごし方が、月と仲良くなれるヒントに:
-
感情を書き出してみる(ジャーナリング)
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自然の中を歩く
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手放したい思いを火や水に委ねる
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静かな音楽や香りで、呼吸を深くする
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湯船にゆっくり浸かり、自分に「ありがとう」を伝える
そして、「もう十分頑張った」「これで一区切り」と思えることがあれば、
そっと手放して、新しい風を迎えるスペースをつくってあげましょう。
🌕 満月は、宇宙からの“応答”の光
満月の夜、空を見上げるその瞬間、
それは宇宙とあなたがつながる「対話」のひととき。
そこに意味を求めなくても、
星たちはちゃんと、あなたの歩みを照らしてくれています。
そしてきっと、数日後にふと気づくんです。
「ちゃんとわたし、受け取ってたな」って。
【星暦の便り】
2025年4月13日 てんびん座満月|調和の中で、本来の自分を取り戻す
◆ 星からのささやき
「ほんとうの調和は、自分とつながることから始まる」
まんまるに満ちた月が、夜空に浮かぶとき——
それは、わたしたちの感情や意図、魂の片隅にしまっていた本音が
ふっと照らされる瞬間でもあります。
てんびん座23度で迎えたこの満月は、
「わたし」と「あなた」のあいだにある、ほんとうのバランスを問いかけています。
◆ 西洋占星術からの読み解き
今回の満月は、
太陽:おひつじ座23°20′
月 :てんびん座23°20′
で正確なオポジションを形成しています。
太陽のそばには、癒しと痛みを象徴するカイロンや、スピリチュアルな感受性を示す海王星も配置され、「自分らしくあること」への痛みや葛藤を乗り越えるプロセスが浮き彫りにされています。
一方、てんびん座の月は、他者と共に生きる中で生まれる違和感や期待、優しさや犠牲心……
そんな繊細な感情のバランスを優しく照らしています。
この満月は、「わたしのままで、つながる」ことへの扉。
一方的に合わせるでも、わがままになるでもなく、
“境界を越えて通じ合うには、まず自分との関係が整っているか”が問われています。
◆ 東洋占星術からの読み解き
この満月は、癸卯年・戊辰月・甲子日(きすい・う・ぼしん・こう・ね)の中で起こります。
陰陽五行でいうと、
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癸(陰水):直感・潜在意識・内なる導き
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卯(木):はじまり・成長・人とのご縁
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辰(土):境界・融合・変容
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子(水):記憶・再生・陰の始まり
この時期は、「新たな縁が育ちつつあるが、まだ形にはならない時」でもあります。
てんびん座のエネルギーと重なるように、
『対人運”や関係性の再構築』がテーマになりやすい時期です。
特に、「表面上は穏やかに見える関係」ほど、
その奥にある感情の揺らぎや本音が、今ふと立ち現れやすくなるとき。
どこか気になる人との距離感。
言葉にできなかった違和感。
ふいに思い出した過去の誰か——
すべてが、魂の流れの中で再調整されていく「導き」かもしれません。
◆ 星からの問いかけ
「わたしは、ほんとうに自分を大切にできているだろうか?」
「誰かといるときの“自分”は、本当のわたし?」
満月は、内側の矛盾を照らす光。
今この瞬間の「揺れ」や「違和感」にこそ、
あなたの魂が次の扉を開こうとしているサインがあるのかもしれません。
◆ 陰陽のバランスを整えるヒント7選
てんびん座満月×清明の頃というこのタイミングは、
陰陽のバランスを“日常の中で”感じ取り、調えるにはぴったりの時期です。
陰(内側)と陽(外側)のエネルギーは、自然の中にも、私たちの暮らしの中にも流れています。
この季節と満月の流れに沿って、ゆるやかに整えるヒントをお届けします。
① 内と外の呼吸をつなぐ:自然とつながる時間をもつ
清明の頃は陽が強まり始めますが、まだ寒暖差もあり“陰”が残っています。
公園や森、畑など、自然の中を歩くことで、内と外がちょうど良くつながり、呼吸も深まります。
✔︎ 外に出るだけでなく、風や匂いを「感じる」意識を添えると効果的。
② 温と冷のバランス:白湯+春の苦味をとり入れる
春は「肝(かん)」の季節、東洋医学では解毒と発散の時。
陰の冷えを緩やかに整え、陽の巡りを助ける白湯と、
春野菜(ふきのとう、たけのこ、菜の花など)の苦味が陰陽の調和に役立ちます。
✔︎ 朝は白湯、昼に苦味、夜は優しいスープやボーンブロスで温養を。
③ 静と動の切り替え:朝と夜の時間にリズムをつくる
満月期は「動きすぎてしまう」「感情が高ぶる」こともあります。
朝は“陽”を高める時間、夜は“陰”を整える時間。
✔︎ 朝に軽いストレッチや太陽礼拝、夜は湯船とアロマで心を沈めて。
④ 対話と沈黙:心のバランスを取り戻す言葉の使い方
てんびん座は“言葉と関係性”の星。
人と話す時間=陽、自分と向き合う時間=陰。
✔︎ 誰かとの対話で心が動いたら、その後10分だけ「沈黙の時間」を取って。
自分の心の声がふっと現れるはず。
⑤ 陰のデトックス:満月の“手放し”リチュアル
満月は“出す・放つ”エネルギー。
紙に書き出して燃やす/破る、足湯しながら口に出して手放す、なども陰の整理につながります。
✔︎ 「手放す言葉」は内側の陰に光を通す行為。
⑥ 感情を静かに観る:陰の感情をジャーナリング
満月期は感情が揺れやすいもの。
陽で動かずに、“書くことで見る”=陰の整理ができます。
✔︎ 書き出すだけでOK。「なぜそう感じたか」は問い詰めなくても大丈夫。
⑦ 炎を見る:五行で“火”を整える=調和と浄化
満月期にはキャンドルや焚き火の火を見ることも陰陽バランスに効果的です。
火は陽性だけど“浄化と静寂”をもたらす不思議な存在。
✔︎ キャンドルを灯しながらの瞑想や、湯船のそばに置くのも◎
補足:満月×清明の頃は「陰から陽へ」の橋渡しの時
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陰(眠り・静けさ・直感)を味わいながら
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陽(行動・発信・対話)にむけて力を調えていく
このプロセスは、まさに陰陽の橋を渡るような美しい流れです。
◆ 最後に・・・
遅れて気づいた満月でも、まだ遅くはありません。
いまがタイミングだっただけのこと。
感じていることを、丁寧に見つめてみてください。
言葉にならない感覚や違和感、ふとした気づきの中に「本当のわたし」が語る声がきっとあります。
自分に正直であること。
でも、誰かを責めずに、ゆるやかに調和していくこと。
その先にある、本当の“共生”のカタチを
この満月は、そっと照らしてくれています。
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